ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

上田久美子先生

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 最近流れていた噂について、嘘であれ、嘘であれ、と何度も願っていました。ですが、先ほど、産経新聞のデジタルニュースにて、上田久美子先生の退団が報じられました。
 ああ、こんな日が来てしまうのか。タカラジェンヌの退団よりも予測を立てることが難しかった。だけどそれが、とても上田先生らしいとも思いました。



 
 わたしは、上田久美子先生の紡ぐ物語が大好きです。上田先生の生み出した作品はすべてが名作です。そして、型破りです。
 だって、『金色の砂漠』なんて、トップさんが奴隷役でした。公演が決定したころには、かなりのざわつきがあったことを今でも鮮明に覚えています。

 ですが、幕が開いてからというものの、絶賛の声が絶えませんでしたね。そして、今ではたくさんの人が、好きな公演に『金色の砂漠』を挙げますね。

 うつくしき日本語。大胆な舞台装置。説明が少ないのに私たちをその世界に連れ込む手腕。散りゆく姿をこれでもかと美しく表現できる演出技術。

 上田久美子先生の舞台の好きなところなんて、両手の指があれど、足の指があれど、全然足りない。

 なにもかもが好きなのだ。本当に、あなたの舞台の何もかもが大好きなのだ。


『桜嵐記』が、上田久美子先生の宝塚最後の作品となりました。あの作品の最後の言葉は、戻らないと分かっていてもなお、戻ってきて欲しいという願いを込めた「戻れよ」でしたね。


 だから、わたしも。戻らないだろうと分かっていてもなお、言わせてください。

「いつか、戻ってきてくださいね」


 今は本当に、寂しくて悲しい。まだまだたくさんの作品を、宝塚に残して欲しかった。あの人の主演もあの人の主演も、上田先生の演出で観てみたかった。どんな当て書きを持ってくるのか、知りたくてたまらなかった。

 だけど、上田先生は、新しい世界で、新しい舞台を作るのですね。外の世界で、また新しい何かを生み出すのですね。きっと、とても素敵な、人々の胸を震わせる作品をこれからも紡いでいくのでしょう。


 宝塚の世界ではなくても、あなたの素晴らしき作品が、より多くの人に愛されますように。上田先生が宝塚にて生み出してくださった物語は宝物です。


 上田久美子先生、たくさんの感動をありがとうございました。大好きです。

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