ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

イケ散らかしている月城かなとさん


 『ブエノスアイレスの風』ご挨拶にて、暁さんがアルゼンチンタンゴのステップをレクチャーをしてくれた回がありまして。是非やってみてくださいとおすすめされたのですが(せっかく教えてくれたステップをわたしはどこで披露しよう……。そしてこのノリなんか体験したことあるな???)なんてことをぼんやり考えながら劇場から出たときに、はっとしました。

 なんか誰かを彷彿とさせる挨拶だなあと思ってはいたけれど、これはアレですわ。『ダルレークの恋』での月城さんの挨拶だ! と合点しました。


 ダルレークのとき、途中からインドの色んなものを教えてくれる謎のノリがあってめちゃくちゃ面白かったんですよね。月城さんの挨拶はきっちりしていると見せかけてかわいくて面白くて最強なので、暁さんがこの系譜の挨拶を引き継いでくれるの嬉しいです。(そして月城さんは謎にダジャレ好き)



 ということで、ダルレークの恋を昨夜鑑賞したのですが、やっぱりこの月城かなとさんバリ格好良すぎるんですよね……。何この格好良さ??? 月城さんが大事にしている「目の芝居」が形になりすぎていて何回観ても心臓がドキドキしてしまう……。これに毎公演至近距離で耐えれた海乃さんは偉大すぎる娘役さんです。大尊敬。



 ダルレークと言えば「来るんですか、来ないんですか」というセリフが有名であり、その後の円形ベッドシーンなどを取り上げられることが多いのですが、私的に二幕が大好きでして。


 ターバン姿もターバン取った姿も大好きなんですが、もちろん軍服姿も大好きなんですが。
 なんと言っても、パリの場面のスーツ月城かなとさんが本気でイケ散らかしているんですよね。歩いてるだけで女を落とすのってこういう男なんだろうなあって思わせる説得力が凄すぎて、もはや格好良いの見本市ですよ。(ナウオンにて、海乃さんもこの場面が好きだとおっしゃっていたので、分かる〜って激しく頷いたのは良い思い出です)



 月城さんの父親役である蓮つかささんが厄介なことに首突っ込むシーンでの(おいおいマジかよ)っていう表情がナンバーワン好きポイントなんですけど、あの辺りの喋らないのに伝わってくる面倒臭そうな感じがスゴイ好みで……。
 喋らんでも気怠そうな感じが伝わってくるのスゴツヨ芝居巧みジェンヌさんすぎて狂ったようにその場面見てしまう。表情と仕草がいちいちイケメンで格好いい。


 もう、あのパリの場面を何十回リピートしたことか……。円盤の暁さんペペルとスカステの風間さんペペルを交互に楽しむというスパイスを加えつつ、何度もリピートしています。(役代わりという名の最高のスパイス)

 小粋でスマートで余裕のある、愛に懐疑的だけれど父親に情のある月城ラッチマン、本当に格好良い……。惚れるって。そりゃ彩路さんも「アニキ〜!」って月城ラッチマンを慕うって。わたしもアニキ〜!とか言いながら酒瓶渡す役がやりたい。そして受け取ってもらえなくて落ち込みたい。



 月城さんは、おっちょこちょいだったり、気質生真面目だったり、下町っぽかったり、敵役なんかが多かったじゃないですか。つまりは美貌を活かさない役が多かったんですよね。あんなに美人なのに。あんなに美人なのに芝居が上手すぎてクセのある役がたくさん回ってきていたわけですけど。

 だからこそ、月城さんのガッツリイケてるラッチマンを見たときのあの衝撃凄くなかったですか?

 初見時、これが恋なんか??? ってくらい心臓バクバクしましたからね……。もう本格的に恋なのかもしれません。イケ散らかし月城さん格好良すぎて心臓もたないのでポッキー巡査のエビの被り物舞台写真で心を落ち着ける……。(これはこれでとても可愛い)



 そしてこのダルレークの恋のプログラムで私たちみたいなこと言ってるのが谷貴矢先生なんですよ。(月城かなとさんのオタクなの???)って思うくらいには直球ストレートな文章を書いてらして、『Rain on Neptune』ではどんなこと書くんだろうって密かに楽しみにしています。



 パリスーツの月城さんを激推ししましたが、緑の軍服(?)着た月城さんも大好きなんですよね……。緑の軍服の月城ラッチマンの舞台写真が販売されなかったのはマジで宝塚界の損失だと思いました。(めちゃくちゃ欲しかった)
 着ている時間は短いけれど、髪型含めこの世のものとは思えないほど格好良いんですよね。軍服着て産まれてきたって言われても信じてしまうくらい似合ってる。当たり前のことを言うんですが、改めて月城かなとさんのビジュアル凄い強いな〜ってなります。強すぎる。



 谷先生は、新公中止になった下級生たちにフィナーレで見せ場を作ってあげるなど、配慮と愛のある先生だし、月城さんも、そんな下級生たちの場面で「下級生が楽しそうに舞台立ってて嬉しい」とか「お客様の拍手でひとりひとりが自分たちも舞台を盛り上げられるんだと自信をつけてくれたら嬉しい」みたいな優しいことを挨拶で話していて、優しさの洪水で泣いたのは良き思い出です。人のあたたかさは心に沁みます。



 ダルレークの恋、本当にお芝居の中身からフィナーレから挨拶に至るまで最高で……。舞台をつくりあげるカンパニーが最高だなあと愛しい気持ちになったのを、映像を観ると何度も思い出します。


 月城かなとさん格好良すぎんか???で脳内の80%ほどを占領されるダルレークですが、本当に素晴らしい舞台なので、是非未視聴の方はスカステ等でご覧いただけたら……。インドのカースト制度など、今の日本社会では敏感になる部分もあるとは思うのですが、そういう時代の話なのだと受け入れてご覧頂けたら幸いです。



 改めてダルレークを観て、これを演出してくださった谷先生が『Rain on Neptune』で月城さんにどんな当て書きをしたのかますます楽しみになりました。
 どうか、出演メンバー全員がきらきら輝く舞台でありますように。



 そして、クラクラッチマ〜ンがいつまで経ってもツボなのですが、爆イケ月城かなとさんを色んな方と共有できたら嬉しいです。もうね。本当に格好良いので今晩も観ます。美人は3日で飽きるとかあれは嘘ですね。飽きんよ。飽きるどころか深みにハマるよ。月城さんの格好良さばかり記したのですが、海乃さんの美しさも今度記したいです。




 最後までお読みいただきありがとうございました!
 


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村