ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

別箱ヒロインを教えてほしい


 先日、『カルト・ワイン』の配役が発表されました。
 もう集合日なのかあ。はやいなあ。宙組さん休めたかなあ。カルトワインでの退団者はいなさそうで良かったなあ。などなど。
 もろもろ思うことはたくさんあったのですが。一番言いたいことはひとつ。


「ヒロインが誰なのか、教えてほし〜い」


 今回、新公含めたヒロイン経験者がごっそりともうひとつの別箱『FLY WITH ME』に出演するんですね。

 だから、そう。今回、カルトワインに、新公ヒロイン経験者は春乃さくらさんただ一人だけなわけですよ。先日のネバセイ新公で大好評だった、美声ジェンヌ・春乃さくらさんだけなわけですよ。


 なので、もしも春乃さんがヒロイン的ポジションなら、大手を振って喜びたいので、そう教えて欲しいんですけれども。今回の物語にはヒロインポジションがないのか、はたまた娘役への配慮なのか。



 娘役への配慮、とはどういうことかと申しますと。SNS の復旧と共に、人の意見っていうのは表明されやすくなりましたよね。そうすると、悪口とか悪意のある意見がたくさん出現するのが悲しき世の流れでして。
 宝塚の世界で言うならば、結構、娘役さんにそういうヘイトって向かいやすい傾向があるんですね。(もちろんトップや二番手など目立つ位置であればあるほど名指しでキツイことを言う人がいる)


 本当に悲しいんですが、「どうしてこんな娘役がヒロインなんだ」とか。「あっちの娘役の方が百倍良いのに」とか。マイルドめに記してみたんですが、見るのも嫌になるような意見が SNSで流れてくることが多々ありまして。(これでも最近はかなり減ったような気がします)



 だからなのか、最近、冬霞の巴里やブエノスアイレスの風、そして今回のカルトワインなどの別箱において、波線上に名前を登場させ「この娘役がヒロインです」という分かりやすい表示方法を見かけなくなりました。(※もちろんトップ娘役の場合は別)


(しかしながら心中恋の大和路では、次期トップ娘役だろう夢白あやさんが主な配役に載っていたので、人事的なものが大きいのが一番の正解なんだろうなあと思います)



 過去にも波線上ヒロインとして発表されなかった娘役さんはたくさんいらっしゃるので偶々なのかもしれないんですけれど。ここのところ続いているのが偶然ではないような気がするので、ちょいと触れてみました。


 いやね、そういう配慮によってヘイトが本当に緩和されているのなら良いんですけどね。それで娘役さんが少しでも守られるならね。ジェンヌさんのためならそれでもいいんですけれど。



 だけれど、わたし的には、大きな声で、「初ヒロインおめでとう〜!」ってクラッカー鳴らしたいんですよ。トップ娘役にはなれなくても、なんかこう、別箱ヒロイン決定に関して、思いっきり祝福してあげたいんですよ。


 ぼやぼやぼんやりぼやかされると、今回の春乃さくらさんのように「恐らくヒロインなのだろうけれど中身を観るまで絶対とは言えない状態」に陥るわけで。「ヒロインだとしても東上ヒロインカードはあげないから期待するなってことなのかな」とか暗い方向にも思いを馳せてしまうわけで。大々的に「さくらちゃんおめでとう!」と、SNSでも呟きにくいわけなんですね。うん。


 もちろん、今回の『カルトワイン』がヒロイン不在の話なのかもしれない可能性もあります。(あらすじを読んでいるとその線もありますよね)


 なんかこう、ただ純粋に「わ〜! この娘役さんがヒロイン掴んでうれしいね!」って感じの喜びを噛みしめたいなあ〜って思います。(正式なヒロインではなくても、ヒロイン的扱いを受けるなら、いっぱい喜んであげたいからなあ)



 まあね。でもね。本当に、カルトワインという話にヒロインがいるのかどうなのか不明なのでね。把握できているのは、瑠風さん演じるフリオが桜木さんの幼馴染ってことくらいなのでね。


 『夢千鳥』大好き女としては、演目発表されてからずっと、栗田先生の新しいミュージカル作品がどんな感じなのか楽しみなんですが、栗田先生は娘役を使うのが上手そうだからヒロイン不在の可能性も低そうなんですけどどうなんでしょうか。んー、と考えても分からないので、先にプログラムが欲しいですね???



 それにしても、公演解説の最後の一文、「貧しい一人の青年が、被害総額1億ドルの偽造ワイン事件犯として投獄されるまでを描いた、ちょっぴりビターなスウィンドル・ミュージカル!」
 もうこれだけでめちゃくちゃ興味そそがれるわけですよ。ずっと楽しみにしてきた演目のお稽古が始まったことに、そわそわそわそわしてしまいます。




 宙組は他の組に比べて今、人事的に動きがない組ですが、桜木さん主演の二番手役を(恐らく) 瑠風さんが務めるというのは、なんか、結構真新しい組み合わせだなあと興味津々です。



 本作は出演者に役がたくさんついていて、それだけでとても嬉しいので、ヒロインだとかなんだとかあんまり考えず(春乃さくらさんがヒロイン的扱いを受けたら嬉しいけれど)とにかくカルトワインを楽しもうと思います。(が、出来たら別箱ヒロインの発表もあったら嬉しいなと思います)



 そして、今度こそ今度こそ。桜木さん東上公演が、中止等になりませんことを祈っています。




 

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