昨日は退団者発表に悲しんでいたので触れることが出来なかったのですが、『グレート・ギャツビー』の配役が決定いたしました。
分かってはいたのですけれど、まあ役が少ない〜〜〜。
そして、主な配役の4人が既に発表されており、鳳月さんトム・風間さんニックが既に分かっている状態だったので、 配役発表にそこまでの驚きはありませんでした。 (なぜならメイン役が本気で少ないからです) (退団する佳乃さんに役がないのは本当に悲しいです……)
もしも予想が外れているとしたら、彩さんジョーダンと天紫さんマートルですかね。 ここは逆かもしれないと思っていた方は多いかな〜と思うのですが、わたし個人的にはしっくりくるなと思いました。
「グレート・ギャツビーが分からないのでカタカナばかりで何のこっちゃ？」と思っている方のために主要および新公主演・ヒロイン経験者たちの役柄を軽く紹介しようと思います。
【まずは主要4人】
・月城さん (ジェイ・ギャツビー) デイジーが大好きな大富豪
・海乃さん(デイジー・ブキャナン) トムの妻で薔薇より美しい美女
・鳳月さん (トム・ブキャナン) デイジーの夫。 真正面から現代女性の反感を買うタイプの男
・風間さん (ニック・キャラウェイ) ギャツビーの隣の家にお引越ししてくる良き男
【新公主演・ヒロイン経験者さんたち】
・夢奈さん (ラウル) ギャツビーの運転手
・蓮さん (スレイグル) イカサマ男（表現が難しい）
・英さん (ユーイング) ギャツビー家で居候しているピアニスト(他にも居候メンバーがいる)
・彩さん (ジョーダン・ベイカー) プロゴルファーでありデイジーの親友
・天紫さん (マートン・ウィルソン) ジョージ(光月さん) という旦那がいるが、 トムの愛人
・礼華さん (ビロクシー) ギャツビーの執事
・彩海さん (エディ・ニコルソン/ルディ) エディ→デイジー (海乃さん) とジュディ (きよらさん)のイトコ
・白河さん (キャサリン) マートル (天紫さん) の妹
•きよらさん (ジュディ・フェイ) デイジー (海乃さん)の妹
ということなのですが､ロマ劇新公ヒロイン及びブエノスでの大活躍により大注目されている花妃舞音さんにすら役が付いていないんですね。 (はちゃめちゃに悲しい )
このことからも予測していただけるとは思うのですが、ギャツビーは本当に役が少ないんですよ。 (何度も言うけれど本当に少ない)
今回のヴァージョンアップでどれだけ変化があるのか期待してはいるのですが､ ん〜。
名前を見る限りは少しだけ役が増えている感じなのですが、 「取り敢えず名前つけときました感」 も感じなくはないです。
しかしながら、月組生がどんな役でも大切に細部まで設定を固めて演じるだろうことだけは予測できるので、オペラグラスで端や後ろにいる下級生たち全員を全力で応援したいと思います。
また、【専科から出演してくださる二人】の紹介も。
・英真さんは (ヘンリー・C・ギャッツ／運転手) ギャツビーの父& ニックが乗るタクシーの運転手 （久し振りの英真さん復帰、とても嬉しいです）
・輝月さんは (マイヤー・ウルフシェイム) 賭博師・ギャツビーの商売仲間（晴音さん退団公演に出演してくださることがとても嬉しいです）
上記、納得の配役です。
あとは、白雪さんがデイジー (海乃さん) の母親だったり、 千海さんがエディ (彩海さん)の父親だったりします。 マートルの友人やウィルソンの友人もいっぱいいます。
他に役名だけで分かりやすそうなのは、
・タンゴの歌手になっている蘭世さん (歌ってくれるのかなとドキドキします)
・クラブシンガーになっている咲彩いちごさん (こちらも美声が是非聴きたいです)
・妖精役の菜々野ありさん&美海そらさん (ダンスがとても上手で、身のこなしが軽やかな二人なので、 踊ってくれる役だと思います)
そしてそして、今回かなり嬉しい配役は、なんと言っても、ギャツビー少年役の瑠皇りあさんですね。
少年役が上手すぎる月組生の中で、 今回少年役を勝ち取れたのが本当にうれしかったです。
瑠皇りあさんは、「めちゃくちゃ顔が良い」 と注目されがちなのですが、 歌がうまくてダンスがうまくてお芝居まで上手くて、 「もっと扱いを良くしておくれ……」 と全月組ファンが思っているほど素敵な男役なので、 少年ギャツビーに選ばれて本当にうれしかったです。（瑠皇りあさんは美園さくらさんのミュージックサロンに出演しているので気になった方は是非チェックしてみてください）
美しく、そして芝居上手な瑠皇さんが、 美しくそして芝居上手な月城さんに成長する。 こんな完璧な配役あるんだな？？？ と思うくらいには完璧な配役です。
ギャツビーの新人公演主演はまだ発表されていませんが、102期は次でラストかなと思うので、月組に組替えして来てくださった彩海さんのギャツビーが観たいですし、 まだ新公主演をゲットしていない103期瑠皇さんギャツビーも観たいので、 「うえ〜ん、どうすれば〜」と誰かに泣きつきたい気持ちでいっぱいです。（新公２パターンやってくれ……）
役が少ないんだよ〜と嘆いてばかりではありますが、 本作できよら羽龍さん完全復帰だと思いますし (本当におかえりなさい！)
役が無くても役をうみだし、 設定を生み出し、 つくりこむのが月組生たちなので、(わたしはみんなの細かい役作りをくみ取るためにチケットを増やす女です)
本公演で役がない分、 新人公演で熱い魂をぶつけるであろう月組下級生たちのことが今から楽しみです。 (一本物で104期までしか役がないのは、 しかも104期より上の期でも役がない生徒がいるなんて正気か？？？とは思いましたが、覚悟していたのでここはグッとこらえます)
なんだかんだ言いつつも､ 月組公演 『グレート・ギャツビー』 はとても楽しみです。 今の月組生の力を活かした、魅力あふれる舞台になることを祈ります。
7月にはステージドア (スカステの番組で、舞台裏なんかを見せてくれます) が放送されることも決定していて、とても嬉しいです。
退団者および配役等で本公演に興味をもたれた方、だけどチケットを取っていなくて……という方々。大丈夫です。
2022年6月11日 (土)に一般販売がありますので！
コロナになってからは、ムラ (宝塚大劇場のこと)なら絶対に一般でもチケットが取れるので、ぜひチャレンジしてみて頂けたら幸いです。
2022年のグレート・ギャツビーがどんな素敵な舞台に仕上がっているのか。 それをたくさんの人が自分の目で確かめられるよう、 まだ先にはなりますがどうか初日 (7月16日)の幕が無事に開くことを祈っています。
小池先生、素敵なフィナーレ期待しています……！
