ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組公演『リスト』&『Fashionable Empire』初日を観て


 本日、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』および『Fashionable Empire』の初日の幕が無事開きました!(初日から幕が開き、本当に良かったです。おめでとうございます!)


 このまま何事もなく、東京千穐楽までの完走を心より祈っています。



 さて、有難いことに初日を観劇させていただいたので、感想を書きたいのですが、「宝塚の新たな美」を浴び、興奮しているので相変わらず変な感想になることをご了承ください。



 まずお芝居なのですが、「リスト様がそこにいる〜!!!」と、マスクをしているのに口元に手を当てたくなるくらいには、まずはビジュアルに感激いたしました。

 リスト様がそこにいたんですよ。初心者みたいな感想なんですが、「宝塚って本当にすご〜い」と改めて思いました。宝塚はすごいし柚香さんはすごい。(柚香さんを代表者として記しているのですが、花組の皆さんビジュアルモンスターすぎて美しかったです)



 お芝居は、明るい場面も苦悩の場面も歌にセリフにダンスにリフトにピアノ弾き語りにラップに生田先生の好きなもの全部詰め込みました感凄かったですね。(ラップまであったのは予想外でした)


 ピアノ演奏の場面は見せ場の一つだと思うんですけど、柚香さんの弾き語りに感動して、生田先生ありがとうの気持ちでいっぱいでした。(生田先生ありがとう!)


 大きな手も、長い髪を掻き上げるのも、「生田先生、柚香さんで見たいもの全部詰め込んだな……」になりました。(社交界が夢中になる説得力が凄かったです)


 女たちと絡む柚香リストめちゃくちゃ良い〜し(爆モテリスト様)、柚香リストと水美ショパンの関係性がなんか心に沁みてしまって、涙腺にきました。(聞いてはいたけれど、リストとジョルジュの絡みはたくさんの女が嫉妬しそうなくらい濃厚で、ひゃ〜ってなりました)


 本作で、うたかたの恋の予習しなよって言われてるのかと思うくらい、うたかたの恋なれいまどがありました。(白い衣装の追いかけっこ可愛かったです)


 個人的には、はちゃめちゃに水美ショパンと永久輝ジョルジュの関係性が刺さってどうしよう〜好きだ〜ってなってます。(二人のセリフのやりとりがめちゃくちゃ好きでした)


 いや、リストとマリーとショパンとジョルジュの、なんとも言えない繊細すぎる関係性が、彼ら彼女らにだけ通ずる関係性がどれも良かったことをここに刻んでおきたいですね。(4人それぞれの関係性がたまらなかったですし、どんな形であれ愛情は尊いものだと泣きながら思いました)



 一本モノかと思うほどの内容がたくさん詰め込まれているので、観る側にもかなりのエネルギーと集中力が必要なのですが、私は畳み掛けてくるタイプの脚本が好きなので、非常に相性が良かったです。
 いろんな花組生に見せ場があるのだけれど、欲を言って良いのなら、下級生娘役にもう少しセリフをくださいと言いたいですね。(セリフをください)


 しかしながら、本作で退団する音くり寿さんの歌もちゃんとあってすごく嬉しかったです。この、音くり寿様から浴びる唯一無二の「圧巻」を、次からは浴びれなくなるのかと思うとめそめそしそうになりました。(めそめそ)



 軽くめそめそはしたものの、これからもっとお芝居が深まるのだなと思うと、次の観劇が既に楽しみで仕方ないですし、良い場面ありすぎたので、オペラグラス使いたいのに裸眼で舞台全体を見たい葛藤が生まれると思われます。(どうしよう!)





 そしてショーですよ!!!!! めそめそを吹き飛ばすショー!!!

 ダンスの花組に相応しいダンスダンスダンスな、そして現代チックなショー(稲葉先生が柚香さんの大ファンだということがめちゃくちゃ伝わってきたショー)の中身についてもいっぱい話したい(衣装はあんまり好きじゃないのもあった)のですが、何より何より何より!



 音くり寿さんの一人降り!!!!!!



 水美さんの二番手羽根!!!!!!



 もう一度言うのですが、水美さんの二番手羽根!!!!!!




 まずは、音さんの一人降りに感激して泣いたんですね。あなたに〜ってとびきりの笑顔で歌いながら降りてきて、なんかもう、うわーんってなってたんですよ。めちゃくちゃ良い笑顔だったんですよ。

 そしたら、大きな大きな真っ白い二番手羽根を背負った水美さんが降りてくるので、瞼が破裂したんかっていうくらいボロボロに泣きました。もう、ぼろっぼろに泣いてしまって、パレード中、幸せな夢を観てるのかと本気で思いました。


 水美さんの二番手羽根を諦めかけていたので、だけど夢見ていたので、なんだかもう感無量で本当に嬉しかったです。トップになれるとかなれないとかではなく、羽根を背負えたことに対して、熱い涙が落ちてきてしまってどうしようもなかったです。



 初日から退団者への寂しさがつのってしまうかと思ったのですが、もう、それを吹き飛ばすような、舞台に立っている人も客席もみんな幸福度マックスで迎えられたパレードが、もう嬉しすぎて、すっごい拍手しました。喜びが届くように、手が痛くなるほど拍手しました……。
 めちゃくちゃ手は痛くなったのですが、そんなのどうでもいいくらい、わたしは今日本当に、客席にてしあわせを全身に浴びました。



 水美さん、二番手羽根おめでとうございます。あなたの元気で優しくて輝かしい笑顔が大好きだと改めて思いました。(景気の良い宝塚って感じで本当に最高のパレードでした)



 いやもう、最高のお芝居と最高のショーでしたし、退団者への温かな場面に喜び、なおかつパレードでの幸福度が半端なくて、もう幸せで幸せで幸せで、「宝塚を好きでよかった〜! 花組最高〜!」の気持ちでいっぱいです。


 今の花組生たちが織りなすこの素晴らしい舞台が、どうか、どうか、東京大千秋楽まで完走できますように。


 花組の皆さん、素敵な舞台を本当にありがとうございました!





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