ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

名作に手堅い雪組公演

 先ほど、雪組公演 『心中・恋の大和路』 の配役発表がありました。


 凪七さんに八右衛門を任せた時点で、 これはかなり手堅い、「絶対成功させる公演」にするのだなとは思っていましたが、 その他の配役を見ても、 やはりかなり手堅いです。和物の雪組で、しかも 『心中・恋の大和路』 で。 絶対に成功させてやるという劇団からの圧が凄いな......。 と改めて感じました。


 役柄をピックアップするなら、番頭・真那さん。 かもん太夫・ 妃華さん。目立つ役が実力的にも納得の配役です。(見応えありそう〜)


 そして、個人的には、研6で月城さんが演じた 「与平役」 を誰が演じるのか大注目していたのですが、研10になる諏訪さんがその役を射止めたということで。(おめでとうございます!)

 出演メンバーを見て、一禾さんなどの若手がくるかな〜とも微かに期待していたのですが、やっぱりこの手堅い公演、与平役は諏訪さんに回ってきましたね。



 与平役は芝居のやりがいがあり、歌うシーンもあります。チャンスが欲しい若手にとっては、「喉から手が出るほど欲しい役」だと思います。


 新人公演メンバーの下級生を目立たせようよ〜という暴れだしたい気持ちもあるのですが、 下級生時代扱いが良くなかった99期が昨今、ようやっと実力を認められることが嬉しくもあるので、 宝塚は難しいし、役を多く描ける演出家は宝塚の座付きとしては天才だなと改めて感じました。



 
 人気作であるからこそ、和物の所作や台詞まわしについて、 厳しい意見を言われるファンも多い印象のある本作。
 しかし、和希さん、夢白さん、凪七さん、汝鳥さん、悠真さんを揃えた今回の『心中・恋の大和路』は、手堅い配役もあいまって、大絶賛を浴びそうな予感を今からひしひしと感じております。(個人的には真那さんの番頭がとても楽しみです)



 下級生の台詞や出番は少ないのですが、本作に出演する下級生が、「和物の伝統」 をしっかり受け継いでいくのではないかなと、「和物の素晴らしさ」に目覚めそうなところも、本作の楽しみなところです。


 チケットゲットがかなり難しい本作ではありますが、多くの方々が、この公演を観れることを願っています。



 そして、大和路と同じくらい、『ODYSSEY』もとても楽しみです。雪組別箱公演が、今度こそ中止等になりませんように。


 ふたつの全く異なる雪組公演が、今からとっても楽しみです。



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