ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

バランスが悪いなあと感じた話

 明日6月26日(日)7:00から6月30日(木)27:00まで、「タカラヅカ・スカイ・ステージ」は5日間、スカパー!J:COM、一部のケーブルテレビ局・光テレビで無料放送が実施されます。


 定期的に行われる無料放送ですが、今回はLINEなどでもしっかり宣伝され、20周年アニバーサリーを盛り立てようという宝塚の気持ちがひしひしと伝わってきました。

 7月の公開収録等、特別企画もとても楽しみです。



 スカステ開局20周年と言えば、記念ビジュアルにて星組二番手問題が発生し、おめでとうの雰囲気にならなかったことがとても残念なのですが、改めてここに、20周年おめでとうございますということを記しておきたいです。


 独自チャンネルが20周年って、本当にすごいと思います。舞台本編映像はもちろんのこと、スカステニュース内での初日映像や千秋楽、ナウオンやブリドリなど、宝塚好きには堪らない、とても大切なチャンネルです。


 これからもずっと、スカステの放送が続くことを祈っている者としては、スカステのこの「無料放送」で、宝塚に少しでも興味を持ってもらいたいな、という願望がにじみます。


 宝塚が好きだけど、契約を躊躇している人たちへのアピールにはもちろんのこと、「たまたま、宝塚観てみるか」の人たちへのアピールになったら嬉しいなと思います。


 そこでなのですが、今回の5日間の番組ラインナップをチェックしたんですね。


 そのとき引っかかったのが、なんとも言えない放送内容のバランスの悪さでした。


 無料期間に、「たまたま、宝塚を見てみるか」という人は、恐らく小さなコーナーではなく、円盤の中身である、つまり舞台本編映像を好んで見ると思います。

 以下、5日間の放送される舞台の一覧と、()内に主演の方々を記したものです。



26日

New Wave! -雪-(月城かなとさん 永久輝せあさん)

TUXEDO JAZZ(春野寿美礼さん)

るろうに剣心早霧せいなさん)

DANCE OLYMPIA (柚香光さん)

パーシャルタイムトラベル(桜木みなとさん)



27日

New Wave! -星-(瀬央ゆりあさん 紫藤りゅうさん)

Apasionado!!(瀬名じゅんさん)

A-EN(朝美絢さん)

花より男子(柚香光さん)

ハッスル メイツ!(和希そらさん)



28日

CASANOVA(明日海りおさん)

ワンダーランド(朝海ひかるさん)

スターダム(鳳月杏さん)

ドン・ジュアン(望海風斗さん)

ANOTHER WORLD(紅ゆずるさん)



29日

NOW! ZOOM ME!!(望海風斗さん)

さくら(松本悠里さん、安蘭けいさん)

黒い瞳真琴つばささん)

ル・ボレロ・ルージュ(真琴つばささん)

ダル・レークの恋(月城かなとさん)

群盗(芹香斗亜さん)



30日

A-EN(暁千星さん)

レヴュー伝説(和央ようかさん)

Dream On!(綺城ひか理さん、飛龍つかささん)

REON!!Ⅱ(柚希礼音さん)

THE PRAYER XVl(姿月あさとさん)

王家に捧ぐ歌(朝夏まなとさん)




 以上なのですが、現在のトップスターさんたちの主演作品が、殆どありません。柚香光さんと月城かなとさん主演舞台は放送されるのですが、真風さん、彩風さん、礼さんの主演舞台がないのです。


 なんというバランスの悪さだろう……と、こめかみをおさえてしまうほどには、バランスが悪く思えます。
 かつての素敵なトップさんや素敵な舞台を放送されるのが悪いのではなく、「現在のトップスター5人の主演作は、せめて1作品ずつでも放送するべきなのではないか」ということです。


 二番手時代の作品や、舞台本編以外では出演していますが、「せっかくの無料期間なのにな」と思ってしまいました。
 柚香さん月城さんももちろんなのですが、真風さんの男役としての格好良さとか、彩風さんのスタイルの凄まじさとか、礼さんのどこまでも響く歌声とか、たまたまの人たちが遭遇出来るチャンスがあればいいのにな、と感じます。


 無料期間を実施されることが決定する前に番組編成が組まれるのならば、仕方のないことかなと思うのですが、現トップスターはその組の今の顔なので、「今しかないアピールタイム」を存分に使って欲しいな、と感じました。





 ついついバランスの悪さを突っ込んでしまいましたが、普段スカステを契約していない方々が、少しでも無料期間を楽しんでくださったら、宝塚に興味を持ってくださったら嬉しいなと思います。


 7月は公開収録イベントをはじめ、特別企画が目白押しの開局20周年。
 愛され続けたタカラヅカスカイステージが、これからも宝塚と共に、たくさんの人から愛され、30周年、40周年と、この先も末長く続いていく番組になることを願っています。



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