皆様、昨日の夜にフジテレビ系列にて放送された映画、『今夜、ロマンス劇場で』はご覧になられましたでしょうか。
はい、そうです。2022年のお正月お披露目公演として月組が上演したあのロマンス劇場の映画版でございます。
久し振りに映画版を観たのですが、セリフや歌など、宝塚版は思っていた以上に映画に忠実につくられていたのだと、新鮮に驚いてしまいました。とくに前半、「うわ〜宝塚でこのセリフあった〜!」のオンパレードで、映画の役者さんを宝塚のジェンヌさんでなぞるという新たな楽しみ方が出来ました。
月組のプログラム片手に映画を観たのですが、クスクス笑えたり、宝塚との違いを感じては、観ていてとても楽しかったです。
映画での濃いキャラクターたちが、宝塚の舞台ではより一層濃いキャラクターに仕上がっていることには笑ってしまいました。
だけどそんなふうに、濃いキャラクターに仕上げても邪魔にならない、むしろ舞台を盛り上げる要素となっていたのを思い出しては、(月組の良さが全部出ていた良い舞台だったなあ……)と、しみじみしました。
物語半ばから後半にかけて、同じ結末に辿り着くまでに、映画版と宝塚版はかなり違う脚本になっているのですが、映画版を綺麗に凝縮し、なおかつオリジナルキャラクターを出現させた宝塚の舞台は、映画と見比べてもとても素敵な作品に仕上がっているな、と改めて感じました。
中でも、大蛇丸と雨霧天狭霧は、オリジナルキャラクターの中でも最高のオリジナルキャラクターだと思います。
今振り返ってもとても愛しい3人組なのですが、暁さんと礼華さんと天紫さんという、101期のふたりを見守る上級生暁さんという構図が、そのままオリジナルキャラクターに反映されているところが大正解だったな、と今でも拍手が止まりません。小柳先生、月組の皆さん、大正解をありがとうございます。
映画の健司や美雪や俊藤さんのセリフを聞いていると、脳内で勝手に、月城さんや海乃さんや鳳月さんの声に変換されるという、自分でも驚きの能力が開花したのですが、それだけ役に対する造り込みが素晴らしかったのだと、改めて感服いたしました。
宝塚とは違った良さで、「ああ、素敵、切ない、衣装可愛い」と、映画にも夢中になりました。
ベタなハッピーエンドほど、心に沁みる物語にするのは大変だと思うのですが、この作品は、面白さと切なさとハッピーエンドのバランスがとても良いです。さらに、モノクロの世界をテーマにしているからこそ、色彩の豊かさが際立つ、視覚的要素も最高な映画になっています。
愛と奇跡に溢れた、こんな素敵な物語を、宝塚で上演しよう、新生月組に演じてもらおう、と決めてくださった全ての方々にお礼を言って回りたいです。本当にありがとうございました。
そして、映画が素敵だったからこそ、宝塚の『今夜、ロマンス劇場で』が恋しくなるわけで。
通常なら、既に発売されている日程なのですが、ショーの版権問題があったので、長い間、発売日が未定のままでした。
わたしたちは、何か月待ったでしょう。 何か月待ちわびたことでしょう。
ついに、ついに、ついに。
ついに、ゲットしました、 『今夜、ロマンス劇場で』& 『FULL SWING!』のBlu-rayでございます!
わ〜〜〜い!!! 月城かなとさんの素敵なジャケット写真〜〜〜!!! (クリアファイルもとても素敵です。キャトルレーヴさんありがとうございます。)
発売日まで、それはそれは長い長い道のりでございました。
ロマ劇が見たい、 フルスイングが見たい。 ロマ劇が見たい、 フルスイングが見たい。
激しい波のように交互にロスを抱えては、はやくお迎えしたかったこの円盤。
それが今日、発売日より2日も早く、我が家にやって来てくれました。 ありがとうキャトルレーヴオンライン様!(TOPHATと冬霞の円盤も同時に届き、感謝感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!)
昨日の映画放送にて、月組ロマ劇への感情があふれそうな、このナイスタイミングでの発売。
発売日未定だったときは、(発売日が遅いことにより購買意欲が失せている人たちがたくさんいたらどうしよう……)と、勝手に落ち込んでいたのですが、結果的にナイスなタイミングでの発売になったと思うので、逆転満塁ホームランを打てた気分です。わーい!
一部差し替えはとても残念ですが、 本当に本当に残念なのですが、素敵だった舞台がどんなふうに収録されているのか、スターアングル等含め、 今から思いっきり楽しみたいと思います!
では、宝塚版ロマ劇とフルスイング、今から楽しませていただきます!