ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

幸運な花組の下級生たち

 本日、花組の別箱振り分けが発表されました。
 

 今回の花組さんは全国ツアー『フィレンツェに燃える』および『Fashionable Empire』と、若手バウ『殉情』です。


 片方が若手バウということもあり、全ツにはトップコンビのおふたりを中心に、水美さん、永久輝さん、聖乃さんと、番手の方々が総出演することは発表前からほぼ決定事項だったわかですが。


 一番驚いたのは、高翔みず希さんがまた花組に登場してくださることです。


 わたしは花組組長な高翔さんが大好きだったので、花組に続けて出演してくださるのがとても嬉しいのですが、 「じゃあ花組の組長のままでもよかったのでは???」と、コミカルに首を傾げてしまうわけで。

 他の組に出演されるだろう高翔さんも拝見したいのですが、やはり花組に必要な方だと思うので、今からでも花組に返して欲しいなあ〜なんてことを思ってしまいました。

 いやはや、高翔さんも出演してくださるなら、ますます花組の全ツは安泰だと思いますし、豪華な全ツになりそうで、 今からとても楽しみです。




 そして、バウホール公演の方なのですが、下級生がいっぱい活躍できる舞台になりそうで、 今から楽しみで仕方ないです。
 最下級生である108期からも、3人バウに振り分けられていること、とても嬉しく思います。
 107期なんて、 全ツとバウに分かれてはいるものの、 全員別箱出演です。本当におめでとうございます!

 二番手役は帆純さん側が希波さん、一之瀬さん側が太凰さんかなと思うのですが、誰が選ばれても「抜擢」なので、非常に楽しみです。


 この若手の抜擢の多さこそ、バウホール公演の醍醐味だなと感じます。
 最下級生にいたるまでのひとりひとりが、 「自分の存在があることにより舞台が成り立つのだ」という自覚を持てますし、「演じる」ということをこんなにも早く、 舞台の真ん中で体感できるなんて、本当に素晴らしいことです。


 上級生が抜けた花組に対して、心配の声も寄せられていますが、「上級生が抜けた穴は下級生が埋める!」「だから下級生を育てます!」という、非常にシンプルな答えを劇団がくださっている感じがして、良い傾向だなと感じています。
 バウホール公演は、やはり若手が成長していくための場所であるべきだなと考えているので、久しぶりのバウワークショップ、本当に嬉しいです。


 組の中の上級生が退団されることはとても寂しく、心細いものですが、 それが刺激剤となり、 「わたしが頑張るんだ」 と、舞台人として開花していく現象が、 宝塚の中ではたびたび起こります。
  もちろん、素敵な上級生の背中を見ながらぐいぐいと成長していくのも素晴らしいのですが、 「やるしかないのだ」という感情が、 若手のタカラジェンヌを一気に成長させていくのも事実です。


 次回の花組別箱の際には、 お芝居や歌で引っ張ってきてくださった飛龍つかささんや音くり寿さんたちが退団されています。 とてもとてもとても寂しいのですが、 「その大きな穴をわたしが埋めるんだ」という強い気持ちを持って、大きく成長していく若手がたくさん現れることを期待しています。



 上級生の退団は辛くても、チャンスが回ってくるという意味では、花組の下級生は今、幸運とも言える状況下にいます。


 若手同士切磋琢磨しながら、大輪の花を咲かせるだろう下級生たちのことが、 今からとても楽しみです。


 主演である帆純さん、一之瀬さん、 ヒロインである朝葉さん、美羽さんを筆頭に、頼もしい上級生を頼りつつも、このバウホール公演で、たくさんの花組下級生が輝きますように。



 全ツ出演メンバーの頼もしさと、バウホール公演の若手への期待。 どちらも気になる公演なので、まずはチケット取得に励みたいと思います。


 そして、残り少なくなった花組大劇場公演が来週、 このまま無事千秋楽を迎え、 何事もないまま東京宝塚劇場で幕開くことを願っています。



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