ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

本当は明日言いたかったけれど

 明日7月7日は、最高のミュージカル、宙組公演 『カルト・ワイン』の千秋楽になるはずの日でした。 そして、 ライブ配信もこの千秋楽に予定されていました。


 七夕というロマンティックな平日に予定されていたライブ配信を拝見するため、 ルンルンとした気分で有休を入れた日がもはや懐かしいのですが、 コロナはあまりにも無情で、 7月4日の夜9時、 わたしたちの元には中止のお知らせが届きました。


 あんまりにショックでもう何も考えないようにしていたのですが、中止になった今、一番不安に思うことは、「この千秋楽の舞台が、およそ1年後にスカステで流れる本編映像の予定だったのではないだろうか」ということです。


 それはつまり、いつか出るだろう円盤の収録日だったのではないだろうかということと同義ですし、 「千秋楽が収録できなかったカルト・ワインの映像は、 どうなってしまうのだろうか」という不安に直結します。栗田先生の前作、夢千鳥のときも同じ不安が頭をよぎりました。


 このコロナ化で、 いつ中止になるかもわからないこのご時世で、千秋楽まで一度も映像を収録しないことはとてもリスキーなことだと思います。

 だから、もしもの場合を想定しつつ、公演できている早めの段階で撮影をして頂きたかったのですが、本公演、カメラが入っていたという報告を全く見かけなかったので、おそらく円盤用の収録がされていないと思います。



 公演中止がショックなのはもちろんのこと、収録されていないという事実が本当にショックでした。



 なんでこんなにも悲しいことが起きるんでしょうね。



 カルト・ワインに出演していた宙組さんたちの、イキイキと楽しそうな表情を思い出せば思い出すほど、 喉の奥のあたりが痛くて痛くて仕方ないです。

 あまりに楽しそうに舞台に立っていた彼女たちから、消化不良のような形で表現の場が奪われたことが、とても悔しくて、とてももどかしくてたまりません。




 悔しくて、もどかしくてたまらないのですが、わたしがうじうじしていても、宙組の皆様をはじめとするカルトワイン関係者の皆様にはひとつも良いことがありません。



 なので、手紙を書こうと思います。



 明日はそもそもカルト・ワインのために有休を取っていたので、丸1日かけてでも、「 『カルト・ワイン』が最高だったお手紙」を書いて劇団に郵送にしようと思います。


 なぜなら、過去、『夢千鳥』にはディレイ配信があったからです。そして、その結果、スカステ放送・円盤発売までこぎつけたのは、まさに「ファンの方々の熱いメッセージがあったから」に他なりません。


 なので、微力ではありますが、手紙にて熱いメッセージを、迷惑にならない程度に記そうかなと思います。


 そういう熱意あるメッセージが集まれば、初日記録映像の公開、もしくはバウ等での無観客収録に繋がる可能性があるかもしれないので……ゼロではないのなら、微力ながら、わたしも貢献したいな、と思いました。


 また、一言でも大丈夫だと思うので、手紙ではなくても問い合わせフォームからでも大丈夫だと思うので、カルト・ワインの映像化を希望する同士の方々は、その気持ちを少しだけでも、どうか劇団に届けてくだされば幸いです。



 栗田先生の脚本・演出、携わったスタッフさんたちの力。 そして、 宙組生の全力投球。 全てが良い方向に向かって生まれたこの小粋な傑作ミュージカルが、 否、宙組さんのパワーあふれた舞台が、どうか、 何かしらの形で残り続けますように。




 本当は、千秋楽があるはずだった明日、思いっきり叫びたかったのですが、栗田先生、 主演の桜木みなとさん率いる宙組の皆さま、公演に携わる全ての方々。

 あんなにも心に残る、素敵なミュージカルを、 本当に本当にありがとうございました。

 わたしはカルト・ワインを観劇して、日本でもこんなに素敵なミュージカルが作れるのだと感動しました。最高の公演としか言いようがない、情熱があちこちで生まれた、素晴らしいミュージカルへの全力投球、本当にお疲れ様でした。



 あの素晴らしき公演が、どうか映像の中で残り続けていきますように。

 

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