本日無事に 『ODYSSEY 』 の幕が開いたようで、 本当に嬉しく思います。
当日にならないと公演が出来るかどうかわからないという異常事態が続いて3年。幕が開くということはこんなにも嬉しいことなんだと噛みしめずにはいられない毎日です。
それこそ『ODYSSEY』 は、 本当は、1月の中旬に東京国際フォーラムにて幕を開ける予定でした。
しかしながら、全日程中止という、泣きたくなるような現実が待ち受けており、スチールも発表された当日に中止が決定してしまったあのときの辛さを、未だに忘れることが出来ません。
あれからおよそ半年間の時を経て、 会場を梅田芸術劇場に変えて、ようやっと幕が開いたこの公演。
これが泣かずにいられるでしょうか。 いられないので、公演時間になっては劇場に行っていないにもかかわらず、 職場のデスクにて涙ぐんでしまいました。幕が開いて本当によかったです……！
もちろん、1月の 『 ODYSSEY』 とは出演者も異なりますし、「1月に見れるはずだったもの」をわたしたちは永久に拝見することが出来ません。 そのことは、 思い出すたび胸がつぶれるように痛みます。
しかしながら、それを乗り越えて、 それぞれの舞台に立つ雪組生を、退団された綾さんの心情を、 わたしたちは一寸の誤差もなくくみ取ることは出来ないのですが、 彼女たちがその現実を受け入れ、 頑張って突き進んでいるので、わたしたちはそれに付いていくのみだな、と改めて感じました。
わたしの初ODYSSEYは８月になってからなので、個人的にはまだまだ出航することはできないのですが、フラッグの振付 (振付動画の縣さんと音彩さんと華世さんとても素敵でした) を既にばっちり覚えたので、意気揚々と、旗を片手に劇場に足を運びたいと思います。
野口先生と雪組の織り成す世界、きっと素敵だろうなあと、想像するだけでドキドキします。ネタバレを踏まないように気をつけたいです。
また、ジョニーデップ演じるジャック・スパロウが大好きなので、今回装いが似ていらっしゃる彩風さんのスチールにときめきが止まりません。彩風さんのコスチューム物はいつも格好良くて素敵です……！
幕が開いたことにより浮かれていますが、昨日も2万人を上回り、 今日も2万人を上回る感染者が大阪内で確認されています。
数字を確認しては、中止になるかもしれないという不安がむくむくと膨らんでしまうのですが、ようやく開いたこの舞台が、 どうか千秋楽のその日まで開き続けることが出来ますように。
改めまして、『ODYSSEY』に出演の雪組の皆様、初日を迎えられたこと、大変嬉しく思います。本当におめでとうございます。
雪組の新たな舞台を観劇できるその日が、今からとっても楽しみです。
