ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

雪組公演『ODYSSEY』を観劇したのですが

 本日、わたしもようやっと、『ODYSSEY』 の観劇、つまるところ出航することが出来たのですが、


 ま〜〜〜! な〜んて楽しいショーなんだあ〜! というくらいには楽しいショーでした。


 野口先生演出ということで、 予感はしていたのですが、 もう 「お腹いっぱいのショー」でした。

 満腹、満足、ショーを観たなあ……私は今、ショーを観劇したなあ……という感情でお腹いっぱいになるほどには2時間超えのショーをたっぷりと拝見いたしました。



 覚えて行ったフラッグを振る場面は思っていたよりも少なかったのですが、オペラグラスを駆使したり、 拍手をいっぱいしたいタイプの人間なので、 フラッグを使う配分は個人的にこの少なさがベストでした。
 フラッグ、とてもかわいいので、しれっと家に飾ろうと思います。




 さてはて、 彩風咲奈さんの海賊コスチュームがスチールの時点で赤面してしまうほどには好みだったのですが、スチールより実物の方が威力が高すぎて 「彩風ブルーム船長への好き」が止まらない状態です。

 スチールからしてちょっと怖い感じのオラオラ系かと思っていたのに、 めちゃくちゃ気のいいキャップだったのか最高すぎて、「わたしは彩風船長の舞台写真を全種類買うぞ……!」と決意しながらオペラグラスを握りしめていました。



 ちなみに、今まで彩風さんの中でドタイプのビジュアルはるろうに剣心斎藤一だったのですが、今回のブルーム船長(方袖通していないVer) が最高値を更新しちゃったな……と、無限にときめいています。


 また、個人的には男役が娘役ポジションをやったり(特にショーでの男役の女装)、ダルマ衣装(足が剥き出しのロケットなんかでよく見かける衣装) がそんなに得意ではない人間なのですが、彩風さんのマーメイドは、あのダルマ姿は、脚線美が芸術的すぎてもはや眩しかったです。


 男役の女装とダルマという苦手コンボだったのにも関わらず、「これはもう芸術じゃん……」と思わせてくださった彩風さんのスタイルが完璧すぎて、 苦手分野がふたつも減りました。 ありがとうございました。



 今回は2幕ともショーということで、朝月さんのダンスや、朝美さんのデュエダン影ソロなど、たくさんの方の「見たい・聞きたい」 が詰まっていて、 誰しもが絶対どこかの場面でクリーンヒットする仕様になっていました。



 そして、なにより最高だったのは、 「若手がめちゃくちゃ活躍している」ことでした。



 別箱は若手を使ってナンボだと思っているのですが、野口先生は 「若手ジェンヌを使うことに躊躇がない」 タイプだと思っていて、 だからこそ、「たくさんの雪組若手を見つけてもらえる」 だろうこのショーが、 本当に本当に嬉しかったです。



 個人的には、上級生はもちろん、縣千さんや彩海せらさんといった露出が多い下級生に囲まれ、 今までなかなか出番の少なかった眞ノ宮るいさんが大活躍していたことが嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。

 出番としては、彩風さん朝月さん朝美さんの次に多かったのでは? と思うほどには、キレキレのダンスと歌声を披露してくださいます。

 この日のために磨いてきたのだとばかりの堂々たる姿に、 なんだか強く感動してしまいました。 本公演にて、たくさんの観客を虜にしたと思いますし、私も虜にされました。




 あと、やっぱり華世京さんの輝きとオーラと 「魅せる力」 が凄まじく、「これが将来のトップスター候補……」と、その圧倒的な何かに心が鷲掴まれてしまいました。


 106期という超若手であるにも関わらず、 「そこにいるという力」が素晴らしかったです。
 若かりし珠城りょうさんの貫禄が「研2のとき」 既に凄まじかったことを未だに覚えているのですが、

「人の目を惹く」 そして、 「見つけてもらえるビジュアル」 をしている、 さらには「覚えてもらえる顔とシルエット」

 というのは、 宝塚で若手の頃から活躍していく上で重要な要素だと思っているので、華世さんの 「目立ち」は、持って生まれた財産だなと惚れ惚れしました。




 専科からは、先日まで星組公演に出演されていた美穂圭子さんがご出演してくださっているのですが、やはり貫禄ある歌声が本当に凄まじくて、「美穂さんの歌を浴びている……美穂さんの歌に包まれている……」という心地よさに昇天しそうになりました。


 音彩唯さんVerも、とてもとてもとっても素敵だったことが皆様の感想からも伝わってくるので、 是非ともスカステで放送してほしいな、と願っています。(※恐らく、円盤収録は千秋楽の配信日の映像、つまるところ美穂さんVer だと思われます)



 彩風ブルーム船長へのときめきが止まらないため、 チケットを1枚しかもぎ取っていない己の愚かさを嘆いているのですが、 千秋楽のライブ配信をぜひ映画館の大スクリーンで観劇しようと思います。



 たくさんの舞台の中止によって心が暗くなっていたのですが、前向きになれる元気をくださる、明るくて熱い、とても素敵な公演でした。


 宝塚内でたくさんの舞台が中止になり、唯一上演しているというプレッシャーは、とても大きく膨れ上がっていると思うのですが、半年以上前から念願だったこの素晴らしき公演が、どうかこのまま千秋楽まで無事に完走できることを心の底より願っています。



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