ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組さんに向かう様々な感情


 先ほど、嬉しい発表がありました。

 花組東京宝塚劇場公演 『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』 および『FashionableEmpire』 の準備が整ったことにより、9月4日 (日) 千秋楽の公演が実施されるとのことです。

 LINEが鳴ったときにはビクリと嫌な予感がしましたが、この発表に心から安堵しました。大千秋楽、死守できそうで本当に良かったです。


 千秋楽のライブビューイング・ライブ配信の一般チケットは販売を見合わせていましたが、この発表に伴い、 一般チケットの販売が実施されることになりました。



 ライブビューイングのチケット販売は、

 ①各映画館のインターネットチケット販売サービス:9月2日 (金) 24:00 (9月3日 (土)0:00) 以降〜

 ②各映画館窓口、 自動券売機: 9 月 3日 (土) 映画館窓口オープン時間〜



 ライブ配信のチケット販売は9月1日 (木) 10:00~9月4日 (日) 14:00になっています。



 一般販売が受付停止になったときは、 花組の大千秋楽はどうなってしまうのだろうかと心配でたまらなかったのですが、 無事に公演が出来そうなこと、本当にうれしく思います。



 今回、東京での公演がほとんど出来なかったため、 「別箱でもいいからもう一回上演して欲しい」という切実な声がSNSにあふれているのを拝見しました。


 それに対して、 「本公演を別箱で上演したら、 柚香さんと星風さんの新作がひとつ減るから嫌だ」という意見もSNSで拝見いたしました。


 両者の気持ちが痛いほど分かるので、どちらが正解だとか不正解だとかは思わないのですが、花組さんのことが大好きな人が多いからこそ、その人数分、たくさんの意見があふれ、全員の気持ちを汲み取るのは劇団として、とても難しいことだろうなと感じました。



 ただひとつ言えるのは、例えこの先、 『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』という作品が別箱等で上演されることがあっても、 「今のリスト」 を再現することは出来ないということです。

 それは、大切で、大きな役割を持つ花組4人の退団者が、9月4日には宝塚を退団をしてしまうからに他なりません。



 再演があったとしても、もうこの先揃うことのない 「今の花組」 での 『リスト』が。『Fashionable Empire』 が。 こんなにも公演中止に追い込まれたこと、本当に悔しくてたまりません。

 退団者4名をきちんと客席で見送れなかった人も多く、 「大千秋楽のみが出来ること」 は、 決して手放しで喜べることではなく、「不幸中の幸い」 だと、 感じざるを得ません。


 大千秋楽が出来るのは本当に嬉しいけれど、 本当は、 1回も中止になってほしくなかったのが本音です。



 ですが、このどうしようもない現実を受け入れ、 花組の皆さまが千秋楽の舞台に立ってくださります。 前向きに、 今できることを全力で取り組んでくださります。 なので、わたしも、映画館の大画面で、花組の皆様の素晴らしき舞台を、しっかりこの目に焼き付けようと思います。


 そして、大好きな退団者4名を、画面越しにはなりますが、精一杯見送らせて頂こうと思います。


 先述したとおり、本日、千秋楽実施のお知らせがありましたが、 何が起きるか分からない昨今、これ以上悲しいことが起こらないよう、無事に花組東京大千秋楽の幕が上がることを何より願っています。


 最後の1回になってはしまいましたが、どうか、花組の皆様の情熱あふれる舞台が取り上げられませんように。


 9月4日は、花組さん、そして退団者4名に、惜しみない力いっぱいの拍手が送られることを心の底より願っています。


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