ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

祝『グレート・ギャツビー』東京初日開幕とナウオンについて

 本日、月組公演 東京宝塚劇場グレート・ギャツビー』初日の幕が無事に開いたようで、心より安堵しています。


 月組の皆様、初日の幕開け、本当におめでとうございます!


 東京初日のチケットがもぎ取れなかったので、家でひっそりと初日を祝福しているのですが、幕が開いて本当に嬉しいです。


 初日を観劇した友人が先程、「月組めちゃくちゃ良かった〜月組の舞台が良すぎるのなんて分かってたけどそれにしても良すぎた〜カテコで月組生渾身の中秋の満月してくれた(頭上で大きな丸を作る)んだけど可愛すぎて涙出た〜みんなめっちゃ元気で(以下略)」と連絡が来ました。


 またもや素敵なカーテンコールだったようで、スカステにて放送されるだろう初日の模様が楽しみです。



 宝塚大劇場で公演中止になってはあれよあれよと大事にしていたチケットが無情にも消えていったこと、言葉にできないほど悲しかったです。

 たくさんの人が「ギャツビーを観劇できなかった」と落ち込んでいるのが、とても辛かったです。

 そして、ギャツビーの舞台に向け、全力で走ろうとしていた月組の皆様が、長期間舞台に立つことを取り上げられたこと、その心境を想像しては、心臓が痛くて仕方なかったです。



 ジェンヌさんたちは、公演が中止になっても、気丈に振る舞ってくださいますが、「その公演のために今生きている」ことがいつも伝わってきます。

 舞台が取り上げられて、もどかしかてやるせない気持ちになっている最中、わたしたち観客のことまで考えてくださって、「コロナのせいで今のジェンヌさんたちには余計な神経を使わせている事実」が、無性に腹立たしく感じることもあります。



 だからこそ本日、初日の幕が開いたことが、月組の皆様も観客の皆様もただひたすら舞台に没頭できることが、とても尊く、嬉しいと感じます。チケットがなくても、現地に足を運べなくても、「月組の幕が開いた」という事実だけで、こんなにも幸せです。




 そして、そんなギャツビーの、待ちに待ったナウオンが昨日初回放送を迎えました。

 出演者は、月城かなとさん、海乃美月さん、鳳月杏さん、風間柚乃さん、輝月ゆうまさんの5名でした。


 以前星組が4名でのナウオンだったこと、月組から星組へ暁さんが組み替えしたことを踏まえ、今回の月組ナウオンは4名かな? 少し寂しいなあ〜とも感じていたのですが、専科から輝月さんが登場してくださり、とても嬉しかったです。


 今回は、「月城かなとさん、海乃美月さん、鳳月杏さん」のグループと、「風間柚乃さん、輝月ゆうまさん」のグループに分かれてのトークでした。



 月城さん海乃さん鳳月さんグループは、己の役柄などを語るときは真剣そのもの。ですが、真面目な話が終わると、和気あいあいとした雰囲気で表情が柔らかくなるギャップが堪らなかったですし、上の学年の方々には受け身がちな海乃さんが自発的にたくさん話してくださったのもとても嬉しかったです。


 また、フィナーレの娘役群舞にて、退団者である夏月さんと晴音さんのピックアップ場面に起こった拍手についてお話しされているのですが、月城さんも鳳月さんも海乃さんも、本当に素敵な人柄をしているなあ、と心がじんわり温かくなりした。

 誰かを過剰に褒めるではなく、信頼関係の上で成り立つ、今の月組のトリデンテのバランスが本当に好きだなあとしみじみ思いました。




 また、輝月さんと風間さんグループは、最初から明るくお話しされていて、学年差を感じさせないトークが終始コミカルで面白かったです。

 特に、風間さんが小池先生や英真さんのエピソードを語るとき、自然とモノマネをしながら話すのが「やっぱり風間柚乃さんってナチュラルに面白くてナチュラルに芝居の申し子だなあ〜」と感じさせてくださいました。


 あと、「わたし月組に戻ってきたのかな」と、錯覚する輝月さんがとても微笑ましかったです。

 専科での活躍もとても嬉しいのですが、本公演にて月組生のようにフィナーレに出演する輝月さんを観て、懐かしさに浸っていた人間としては、輝月さん自身がそう感じてくださっていたこと、とても嬉しく感じました。



 今夜は楽しみにしていた「月城かなとさんの『LOCK ON!』」初回放送もありますので、23時の放送を待機したいと思います。



 改めまして月組の皆様、専科のお二方、そして『グレート・ギャツビー』に携わってくださるすべての方々、初日の幕開け、本当におめでとうございます。


 これからも毎日、油断ならない状況下が続いていくと思うのですが、どうか初日から大千秋楽まで、この素晴らしき公演が続いていきますように。

 そして、大千秋楽の日には、本公演で退団される大切な娘役さん3名が、悔いなく大階段を降りて来られますことを心の底より願っています。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村