本日、『ELPIDIO(エルピディイオ)』~希望という名の男~のポスター画像が更新されました。
先行画像は鳳月さん単体だったのですが、ポスター画像も鳳月さんのみの掲載となりました。
ポスターのデザインはあまり好みではないのですが、被写体である鳳月さん自体はとても素敵で、一枚のポスターに2パターンの役が掲載されています。
個人的には「髭のついた方」がめちゃくちゃ好みなのですが、化粧の違いによってキャラを際立たせていて、さすがだなと感心してしまいました。
さて、当たり前のように2パターンと記しましたが、そうなのです。鳳月さんのみ、と言っても、ポスターには2役分の鳳月さんが掲載されています。
ということで、本日改めて、本公演の一部配役が決定したのですが、
ロレンシオ/アルバレス侯爵の2役が鳳月 杏さんという発表のみでした。
皆様ヒロインが気になっていると思うのですが、ポスターにも載らず、波線上にものらない様子です。
「波線上ヒロインがいて欲しい派」の人間としてはとても寂しいのですが、本作では、「鳳月さんが2役を演じるので、もしかしてヒロインが2人いるのではないか」という可能性の話をしたいと思います。
まず、この物語の主人公は「かつて死に直面しながらも命を取り留めたロレンシオという男」です。
これこそ鳳月さんの真の役なのですが、ロレンシオという男は
①ELPIDIOというペンネームで新聞に詩を投稿
②侯爵と瓜二つの顔を持つ
以上の特徴を持ちます。
瓜二つの顔の侯爵こそ、鳳月さんが演じるもうひとつの役ということになります。
瓜二つの顔を持っていることにより「ロレンシオは侯爵の替え玉になる」ものの、侯爵の妻「パトリシア」に偽物だと見破られます。
侯爵と離婚協議中であったパトリシアはロレンシオと次第に惹かれ合い、二人は恋に落ちていく……。
以上が公演解説の要約なのですが、公演解説の中にあったヒロインはこの「パトリシア」です。
なのですが、今回は鳳月さんが2役。ということは、公演解説には掲載されていないけれど、替え玉になる前のロレンシオに恋人がいてもおかしくはないのかな、と考えました。
この場合、ロレンシオが死に直面していることもあり、現在その恋人が亡くなっている設定かもしれません。
なぜこのような推測を立てるのかと申しますと、彩みちるさんにもきよら羽龍さんにもヒロインを演じて欲しいからです。
個人的に、「雪組の大切な娘役であり月組の大切な娘役になった彩さんにヒロインをさせたい気持ち」と、「怪我により公演に出られない期間のあった月組の大切な娘役である羽龍さんにヒロインをさせたい気持ち」が拮抗しています。
どちらも素晴らしくて大好きな娘役さんだからこそ、波線上でもないならば、いっそうのこと、Wヒロインだったらな……と、夢を見ているわけです。
その場合、学年的に「侯爵夫人のパトリシア」が彩さんの可能性が高いので、正式なヒロインは彩さんになるのかもしれません。
ですが、どちらも素敵な娘役さんなので、謝先生にはどうか、彼女たちが輝ける、否、月組生ひとりひとりが輝ける素敵な作品をつくって欲しいな、と思います。
実のところ、謝先生の作・演出舞台が今まであまり好みではなかったですが、本作でそれが覆ることを心より期待していますし、楽しみにしています。
さてはて、未だにヒロインも、その他配役の発表もありませんが、友の会にて梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ『ELPIDIO(エルピディイオ)』の「抽選方式」申し込みが、明日2022年9月16日(金)10:00~9月17日(土)23:00より実施されます。
どうか、転売をする非道な人間ではなく、観劇をしたいと願っている方々に無事にチケットが当選しますように。
どんな舞台になるのかは未知数ですが、鳳月さんをはじめとする月組の皆様ひとりひとりが輝く、素敵な舞台になりますように。
そして、まだ先にはなりますが、無事に公演が上演されますことを、心の底より願っています。