ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

星組公演再開に関する複雑な心境


 本日、星組 全国ツアー公演『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』の公演再開が発表されました。


 公演関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認され、9月13日(火)~9月18日(日)の公演が中止された本公演、公演準備が整い、9月19日(月・祝)より公演が再開されるとのことです。


 そして、上記公演再開にともない、9月17日(土)に予定しておりましたライブ中継・ライブ配信に関しても、9月21日(水)13時公演にて実施されるとの文言がありました。



 LINEでこのお知らせを見たとき、公演中止が長引くのではないかと胃を痛めながら心配していたので、とても嬉しかったです。公演中止のまま千秋楽も出来ずに終わってしまうのかもしれない、と本気で思い、泣きそうだったからです。


 だから、公演再開のお知らせが嬉しくて嬉しくて、いそいそと宝塚の公式ホームページに向かいました。


 そこには休演者復帰に関するニュースがあり、全ツ開始前から休演が発表されていた有沙瞳さんが、9月19日(月・祝)13時公演より復帰されることが記されていました。


 有沙さんが復帰されることがとっても嬉しくて、公演再開に間に合って良かった、と。本当に本当に嬉しくなったとき、その下に、星組全ツ・休演者のお知らせのニュースがあるのを発見しました。




 誰が休演するのだろう、と恐る恐るページを開いたとき、そこには7名もの休演者が記されていて、本当にびっくりしました。



①大輝 真琴さん、② 綺城 ひか理さん、③天華 えまさん、④ 二條 華さん、⑤ 紅咲 梨乃さん、⑥ 乙華 菜乃さん、⑦ 飛翠 真凜さん。


 以上7名ものジェンヌさんが、9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演とされていて、本当に驚きました。そして、ゆっくりと、激しくショックを覚えました。


 別箱で、こんなにも大勢の休演者を見たのは初めてだったからです。



 代役の発表がまだないので、誰がどの役を担うのかはまだ分からないのですが、公演再開に喜ぶ心が萎むほどには動揺しました。


 上記の方々が陽性だったのかは分からないですし、詳細を知る必要もないのですが、劇団が「全員陰性にならなくても公演を再開するという方針転換」を始めたことを実感しました。


 公演中止に泣き、公演再開を願う者としては、その決断が尊いものであるはずなのですが、これだけのジェンヌさんが休演であると提示され、とてもじゃないですが、複雑な心境になってしまいました。


 恐らく、本公演はまだ円盤の映像が収録されていません。つまり、「ライブ配信が実施される千秋楽が円盤として残る」と思われるのですが、手放しで喜べる状況ではないな、と痛感いたしました。



 出演者全員が、元気な姿で舞台に立つ。そんな当たり前だと思っていたことが、こんなに難しくて、もどかしいです。

 そして、劇団が方針転換をしたならば、「これから先も、多数の休演者が発表される、複雑な公演が増える可能性がある」のだな、と思いました。



 この時代に適応していく劇団を責める気持ちは一切ないのですが、宝塚は「演目より、特定の生徒さんを観に行く」人々も多くいらっしゃいます。


 その方々が、この決定をどう捉えるのかと思うと、また胃が痛くて痛くて仕方がないのですが、「公演を再開してほしいという私たちの願い」を受け取った劇団側が、悩みに悩んだ末の決断だと感じます。


 なので、複雑な心境ではありますが、手放しでは喜べないのですが、公演再開について、「おめでとうございます」と拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
 



 人数の多さに驚いてしまったのですが、どうか、休演者の皆様が、次の大劇場公演では元気に舞台に立てることを祈っています。

 そして、まだ発表されていませんが、休演者の方々の代役を急遽務めることになるジェンヌさんたちに、たくさんの温かな拍手が送られますように。



 公演再開に喜び、有沙さんの復帰に喜び、ライブ配信実施に喜び、新たな休演者発表に悲しむという大変複雑な心境ではありますが、残りの公演が無事に実施されますことを、心の底より願っています。



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