ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

真風涼帆さんの退団について


 本日、宙組トップスターである真風涼帆さんと、宙組トップ娘役である潤花さんの退団発表がありました。

 
 おふたり揃って、2023年6月の東京宝塚劇場公演 アクション・ロマネスク『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』の千秋楽で退団。(詳細な公演日程がまだのため、退団日はまだ不明です)


 明日、2022年9月29日(木)に、真風さんと潤花それぞれ、記者会見が行われます。




 まずは真風さんの退団についてなのですが、次回が大劇場9作目の公演なので、「寂しいけれど、そろそろ退団かなあ……」と思われていた方々も多くいらっしゃったと思います。


 宝塚の男役で思い浮かべてしまう、「男役の中の男役」であり、挨拶などから感じる包容力も素晴らしい真風さん。

 LDHとのコラボもあって、知名度もぐんぐんのび、個人的には、宙組トップを経て、専科でご活躍して頂きたかったのですが、宝塚退団の道を選ばれました。


 冷静になって記したくても、寂しくて冷静になれないですね……。

 5年ほどの期間、真風さんがトップとして存在する宙組を当たり前のように享受してきましたし、覚悟はしていたはずなのですが、やっぱり寂しいものは寂しいのだな、と当たり前のことを思いました。


 明日の会見にて、「男役をやり切った」と真風さんが感じた瞬間を、胸をギュッとさせながら傾聴したいと思います。

 


 また、ここからは少し真風さんと芹香さんのお話をさせていただきたいのですが、真風さんがトップの際の二番手と言えば芹香斗亜さんです。


 花組ですでに二番手を経験していた芹香さんが宙組でも二番手を務めること、他組との二番手歴も考慮して、真風さんの任期は芹香さんのことも考え、「なんとなく5作あたり」と漠然と思い込んでいた方が多かったように見られます。



 だから、6作、7作、8作と公演を重ねるごとに「まだ退団しないのか」と、真風さんに強い意見を向ける方々もSNSにはいらっしゃいました。


 8作〜10作の長期トップは、別段珍しいことではありません。

 ですが、真風さんがトップを続けることに対し、「SNSで必要以上に責められる風潮」があるな、と悲しい気持ちにもたくさんなりました。


 わたしも、芹香さんのトップを絶対に観たい人間だったので、焦る気持ちも理解は出来ていたのですが、こんな攻撃は誰の得にもならないですし、「こんなことしても芹香さんのためにならない」と、つくづく感じていました。


 SNSの一部では、そういう嫌な風潮も見受けられましたが、それに反するように、トップスター真風さんと二番手芹香さんの組み合わせは、公演を重ねるごとに素晴らしさを増していきました。


 わたしは、真風さんがトップスターを務めた宙組が大好きですし、二番手をしっかり務め続けた芹香さんがいる宙組が大好きです。

 そこで輝き、宙組を彩った星風さんと、今なお宙組で輝き続けている潤花さんを、しっかり優しく包みこんでくださる真風さんが、そんな真風さん率いる宙組が、本当に大好きです。
 


 専科として残ってくださらないことについては寂しさでいっぱいなのですが、退団公演である『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』まで、しっかり「今の宙組」を大事に観劇していきたいなと思います。

 また、真風さんと同じくらい大好きな潤花さんの退団については別記事にて記したいと思います。



 退団発表があると、胸が抉れるような寂しい気持ちでいっぱいになりますが、明日の記者会見で、どうかお二人の晴やかなお顔を見ることが出来ますように。




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