ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

月組『応天の門』はビジュアル大優勝の予感


 本日、月組宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演『応天の門』-若き日の菅原道真の事-の一部配役決定、先行画像公開。さらに昨日は出演者一覧が発表されました。


 まず、昨日発表された出演者一覧についてなのですが、月組生はもちろんのこと、専科より梨花ますみさんがご出演されます。


 月城さんは雪組時代に梨花さんと一緒だったわけなのですが、『ダルレークの恋』『川霧の橋』に続いて『応天の門』にも出演してくださること、なんだかとても嬉しいです。


 ダルレークの際、あんなに格好いい月城ラッチマンが、カーテンコールの挨拶になると「みとさ〜ん」と下級生のように梨花さんの名前を、それはそれは嬉しそうに口にしていたのですが、あれは本当に最高に可愛かったな……と、今でも思い出してはニコニコしてしまう光景です。



 また、これはとても悲しいニュースなのですが、『グレート・ギャツビー』に引き続き108期生の白霧椿さんが大劇場も東京も全日程休演されることが発表されました。

 早くから注目を浴びていた、熱くて元気な白霧さんが、早く月組の舞台に立てることを心より願っています。




 さて、本日発表された一部配役についてなのですが、


 ・菅原道真役を月城 かなとさん

 ・昭姫役を海乃 美月さん

 ・在原業平役を鳳月 杏さん



 原作コミック『応天の門』が大好きなわたし、予想通りの配役に、「ありがとうございます〜!」と叫んでしまいました。は〜! 高まる〜!


 ひねくれた学問の天才 、菅原道真役の月城さん。上司にしたい色恋の天才、在原業平役の鳳月さん。公演解説にも登場する美しき昭姫役に海乃さん。



 実写が決定したときから目に浮かぶようでしたが、もう楽しみで楽しみで楽しみで。



 演目が決定した際、「月城さんは在原業平役の方が似合うし菅原道真役はピンとこない」という声をお見かけしたのですが、「そんなことはない! 絶対似合う! それに、何でもこなすよ月城さんは!」と声を大にしたかったのですが。



 今回、有り難くも先行画像を同時公開してくださったので、声を大にする必要はなさそうです。



 だって、先行画像の月城かなとさん凄すぎません? 



 こんなに和装が似合う人います? こんな、こんな完璧な仕上がりあります? と、原作ファンのわたしもびっくりの仕上がりです。


 原作より大人で、少々格好良すぎるかもしれませんが、とっつきにくそうで小生意気そうな表情と、このジト目。 宝塚も応天の門も好きな人間としては、「道真だわ〜道真ですわ〜!」 と、 とてもはしゃいでしまいました。

 眉毛の角度とか道直すぎて、 劇団が月城さんに再演ものを任せたくなるのが分かるほど、 誇れるほどのこの圧倒的再現クオリティ。


 月城さんの再現度の凄まじさ、本当に凄いのですが、 海乃さんも鳳月さんも再現具合が凄すぎジェンヌさんたちなので、もう本当に月組生全員のビジュアル解禁が楽しみで楽しみで仕方ないです。

 いや〜本当。 月城さんの菅原道真のビジュアル、永遠に眺められる美しさ……。写真いっぱい欲しいですし、この方が実際に舞台上を動くのかと思うと本当に本当に楽しみです。




 さて、ビジュアル大優勝が確定しそうな本公演ですが、原作漫画がめちゃくちゃ面白くておすすめな本公演ですか、心配なことのひとつと言えば、 「海乃さんの昭姫が月城さん演じる道真とそこまでの接点がないこと」ですかね。


 昭姫をトップ娘役が演じるのならば原作のかなり序盤のみで物語を構成しそう、というよりも「恋愛ものというよりはバディものだと思っていた方が確実」 だと思います。

 本公演はショーもセットなので、 個人的には原作を無理にいじらず、無理にたくさんのものを詰め込まず、月城さんと海乃さんにはショーでガッツリ寄り添いあってもらいたいなと思いました。



 ギャツビーの新人公演を拝見して、田渕先生の脚本演出に若干の不安はあるのですが、『応天の門』の公式さんもTwitterで先行画像を掲載してくださるほど、協力的で、本当に嬉しくなります。


 作者の灰原薬先生はギャツビーも観劇してくださったのですが、インスタにて今回の先行画像も掲載してくださり、「メイクとか表情とかいつもより人相悪めにしていただいているそうです、しかしそれでもお釣りがくる美!」と、先行画像にも先生ご自身が感想を記してくださっていて、本当に嬉しいです。


(それでもお釣りがくる美! って表現、めちゃくちゃ良いなとニコニコしてしまいました)


 こんなにも原作側から、今回の舞台化に対する協力や愛情を頂けていて本当に嬉しいので、宝塚のファンの方々だけではなく、応天の門のファンの方々が楽しめるような素敵な公演になったら良いなと思います。



 はてさて、応天の門がどんな物語なのか気になっている方々、『応天の門』は既刊が15巻(未完)あります。最新刊である16巻は11月9日発売予定だと先程発表がありました。

 推理物と時代物が好きな方とは本当に相性の良い漫画だと思うのでおすすめです。

 ちなみになのですが、コミックパンチwebにて1話から3話を読むことが出来るので、どんな感じの原作なのか、さわりだけでも気になる方は、是非チェックしてみていただけたら幸いです。




 来年の月組さんも本当に楽しみなのですが、明後日10月9日は『グレート・ギャツビー』東京大千秋楽です。どうかこのまま、無事に千秋楽まで完走できますことを、心の底より願っています。



 年齢的なことはあると思うのですが、たくさんの原作ファンに、それでもお釣りが来る美! な、月城かなとさんの菅原道真が受け入れられますように。



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