ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

星組別箱の振り分け予想とキャパに対する疑問


 先週はさまざまな星組の発表に驚いたのですが、イレギュラーな公演を挟めど「礼さんと舞空さんのトップコンビが解散するとは思えない」との結論に至り、「じゃあもう楽しむしかないな!」の気持ちになりました。


 なので、楽しむためにも別箱の振り分けを早速考えていきたいのですが、礼さんの公演の文末には「礼真琴を中心とした星組選抜メンバーが挑みます」 と記されていました。



 フレンチロックなミュージカルになっているとはいえ、 『赤と黒』。 主人公なので当たり前ですが主役のジュリアンの出番がもても多く、次いで出番が多いのがレナール夫人とマチルドという娘役が鍵を握る作品です。


 だからこそ、「舞空さん以外のヒロイン候補を鍛える」 という意図があるのかな、と最初は思っていたのですが、 「星組選抜メンバー」 と記されると、多彩なヒロイン経験を持つ 「有沙瞳さん」の名前が個人的には浮上しました。

 そして、もうひとり、ヒロインをされる歌ウマさんとして星組には「小桜ほのかさん」が挙げられるわけなのですが。



 せっかくのこの機会、 完成度の高さ的にはこの二人で観たい感情もあるのですけれど、娘役として出来上がっている上記2人を起用するのは少し勿体ないなと感じました。


 星組の娘役さんは100 期以降、新人公演以外でヒロインを務められるチャンスがなぜか悉く少なく感じるので、出来ることならせめてマチルド役には105期の「詩ちづるさん」あたりを起用して欲しいな……と思ったり。


 詩さんはこれから先のヒロイン候補だと思うのですが、 前回の星バウでもヒロインを獲れなかったこと。 影コーラスもこなす歌えるタイプの娘役さんではあるのですが、 礼さんの元で 「もっともっと歌える娘役さんに成長」したら、かなり最高の娘役さんになると思うのですが、 いかがでしょうか。


(早すぎるかもしれませんが、『ディミトリ』で新公ヒロを獲得した107期生の藍羽 ひよりさんが抜擢されても面白いのですが、藍羽さんはどちらかと言うとバレンシアの熱い花で抜擢されて欲しいな、と感じます)



 そして、娘役さんの出番の多さとは反対に、 赤と黒は二番手もとい、男役さんの出番がかなり少なめの作品です。 前回の月組公演では二番手として月城さんがフーケ役とコラゾフ役の2役を演じましたが、 やはり出番は少なかった印象です。


 瀬央さん、暁さん、極美さんの誰かが二番手を務めるとして、個人的な見解としては、暁さんかな〜、と予想しています。



 ①全ツは舞空さんと共に専科より凪七さんが主演を務めてくださいます。ですが、 「星組公演」と題しているので、星組色の強い瀬央さんに全ツ組に入ってほしいなと感じました。また、地元である広島公演があるのでぜひ地元凱旋をしてほしいと個人的には思います。



 ②暁さんは月組時代に凪七さんとよく共演していたイメージがあり、そこまで斬新な組み合わせに思えないこと。また、 「凪七さん、舞空さん、暁さん」 だと顔立ちの系統が似ていること。暁さんも広島出身なので、こちらの地元凱旋も捨てがたいんですけれど、フレンチロックを歌い上げるのが似合うことから『赤と黒』かなあ、と。



 ③ 極美さんは前回の全ツメンバーに入っていなかったので、ぜひとも全ツ組に入ってほしいこと。 ロックミュージカルということもあり、 星組選抜メンバーの意味が 「歌が強みの星組選抜メンバー」なら、 極美さんの魅力はその説明とは少しズレるかな、と感じられたこと。



 以上により、この3人の中では暁さんが 『赤と黒』 に出演するかなあと予想したのですが、 全ツの方で上演される 『バレンシアの熱い花』は主演の凪七さん以外にも、 ラモンやロドリーゴ伯爵など、出番の多い男役さんが存在します。(そしてヒロイン級の娘役さんとしてイザベラやマルガリータなど重要な娘役さんが存在します)


 こちらにはショーもありますし、 全ツ組に分けられた方が男役さんは活躍できそうなので、 もしかしたら瀬央さん、 暁さん、 極美さん3人ともが全ツ組ということもあり得るかなと思いました。



 そもそもですね、礼さん主演でドラマシティ ( 898席)と青年館 (1249席)は、どう考えても需要が供給を上回り、「礼さんひとりだけでもチケット難」なことがほぼ確定しています。

 だから、3人とも全ツ組というのは、可能性としては結構ありうるかもしれないな〜と。(いや本当に、大人気の礼真琴さんにDCは狭すぎますよ劇団さん……。)



 そんなこんなで、偏りもあるかもしれない振り分け発表が大変楽しみなわけなのですが、今回、どちらに振り分けられても、多くの娘役さんに「重要な娘役ポジション」が回ってくるチャンスが高いです。


 今回はトップコンビが別々の公演に出演するという「本来ならあまり起きてほしくない現象」 が生じましたが、 「ふたりとも星組で、長期のトップコンビとしてやっていくからこその現象」であると信じています。


 なので、今回限りであるだろうイレギュラーな公演を、せっかくなのでしっかり楽しみたいですし、礼さんの相手役が誰になるのかソワソワしながら発表を待ちたいと思います。



 トリッキーな采配ではありますが、凪七さんも星組の皆さんも全員が全力で公演に取り組んでくださることが分かっているので、それぞれの公演をしっかり楽しみにしたいなと思いました。


 個人的に、 演出家の谷貴也先生と星組生はとても相性が良さそうなので、どんな化学反応を魅せてくださるのか、今から本当に楽しみです。


 ただでさえ大人気の星組さんなので、どちらの公演もチケ難のにおいがぷんぷんしますが、頑張ってチケットをゲットしていきたいです。また、観劇したいと願うひとりでも多くの方々が、公演を楽しめますことを心の底より願っています。



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