ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

潤花さんの扱いについて思うこと


 昨日、『MAKAZE IZM』の先行画像が発表されました。 何を着てもどんな背景でも真風さんがいるだけで格好良くてリッチな雰囲気が漂うのはさすがの一言です。

 真風さん、相変わらずとても格好良くて格好良くて。目元がいつもよりゴージャスなお化粧なのかな? という雰囲気で、「早くこの真風さんと客席で会いたい……!」と、今からソワソワしています。


(トロピカルで南国チックな御衣装に 「公演期間って冬ですよね???」と確認したくなったのは山々なのですが、 芸名にちなみ、 「涼やかな風」 のような真風さんをイメージされたのかなあと思います。)


 退団前の別箱コンサートは、 退団っぽくない先行画像やポスターが本当に多いのですが、御衣装はいろんなレパートリーがあったら嬉しく思います。


 また、衣装だけではなく、コンサートはコーナーや選曲なども重要になってくるわけなのですが、個人的には、本当に申し訳ないのですが、正直石田先生の構成・演出は好みではないものが多くてですね……。

 今はただもう 「良いコンサートにしてください」と願うしかないのですが、宝塚っていうのは本当に、演者さんだけではなく 「演出が誰か」 が、 とても大きなカギを握ると思います。


 変なコーナーや変な選曲なしの、 真風さん率いる宙組の素敵なコンサートになりますように。



 また、本公演は『MAKAZE IZM』というタイトルなだけあって「真風涼帆さんのリサイタル」 です。


 わたしはこのリサイタルが決まったときに、 主な出演者が「真風涼帆さんのみで潤花さんの名前が無かったこと」 から、 「潤花さんは本公演には出演せずにミュサロを開くのかな」と勝手に考えていました。


 前回の『FLY WITH ME』 のときも、 主な出演者として発表されたのは真風さんのみで、潤花さんは後から、「出演者一覧発表のときに、出演することがしれっと発表」されました。 トップ娘役なのに、です。


 小さくて細かすぎることかもしれないのですが、 扱いの悪さに寂しさを感じていて、だからこそ同じことは繰り返さないだろうと踏んでいたのですが、 今回の『MAKAZE IZM』でも、潤花さんが出演されることは出演者一覧発表の際に判明しました。


 トップコンビが一緒に出演した退団前のコンサートと言えば、直近では明日海さんの『恋するARENA』だと思うのですが、華さんはしっかり、主演として名前が掲載されていました。

(これは明日海さんのプレサヨナラ公演であるだけではなく、華さんのお披露目公演だった、という理由もあるのですが)



 百歩譲って潤花さんが続投ならまだ、まだ分かるのですが、 退団することを劇団は分かっていただろうに(『FLY WITHME』 の際、真風さんが潤花さんに退団の意を伝え、 そのとき潤花さんも退団を決めたので、 『MAKAZEIZM』 発表前に劇団側も把握していたと考えます) それでもそういう扱いなのかと思うと、 ちょっとモヤモヤしたものがありまして……。



 退団前に、 トップスターさんがコンサート、トップ娘役さんがミュサロといったように、別々の公演になることは多々あります。(最近では真彩希帆さんと美園さくらさんがそうでした)


 ですが、 真風さんと同時に退団される潤花さんは、今回一緒に 『MAKAZE IZM』 にご出演されます。 同時退団の際にはプレサヨナラ公演が別々になるトップコンビが多い中、とても珍しくて、有り難いことです。


 だからこそ、過去の例から見ても、真風さん中心のリサイタルであっても、「主な出演者に潤花さんの名前があっても何も問題はない」し、むしろ「主な出演者に潤花さんの名前を掲載させないことこそ問題」だと、思わずにはいられませんでした。


 だって、 トップ娘役、 なんですよ。

 
 潤花さんは抜擢こそ早かったですけれど、そこで起きたのは組み替えと宙組生え抜きトップ娘役であった星風さんのスライド人事です。

 その後、 宙組トップ娘役に就任するというのは、本当に本当に大変なことだったと、ここ数年の宝塚を見守ってきた方々ならお分かりいただけると思います。


 どんなときでも笑顔で、真っ直ぐで。 苦しいことや悲しいことを外には出さない、真風さんの隣で大輪の花のように咲く潤花さんの努力たるや、 本当に計り知れません。

 別箱公演の演目が発表されたころは既に 「潤花さんと真風さんが同時に退団する」ことが分かっていたはずなので、 もう一度言うのですが、 主な出演者に潤花さんの名前を掲載することは簡単に出来たと思います。


 退団だから扱いを良くしてほしいというよりも、やはり「トップスターだけではなくトップ娘役の扱いを、もっと良くしてはくれないだろうか」 と思いました。

 また、同じトップ娘役同士であっても、劇団が「誰がトップ娘役であるかによってトップ娘役としての扱いに差を出している」ことも感じてしまい、なんとも言えない切なさを、 久しぶりに感じてしまいました。


 真風さんが潤花さんを大切に思い、潤花さんも真風さんを大切に思っているのに、どうして劇団側が宙組トップ娘役である潤花さんを大切に扱ってくれないのでしょうか。


 小さくて細かなことかもしれませんが、「たかが主な出演者」を持ち出すクレーマーだと思われても構わないのですが、そういう小さくて細かな配慮をいつもしてくださるのがトップ娘役さんなので、その活躍と気遣いに見合うだけの扱いをしてあげて欲しいな、と。そんなことを改めて思うなどしました。


 
 そして、同時退団ということは、サヨナラショーもメインは真風さんです。これから潤花さんのミュサロ開催の発表があるのかもしれませんが、 潤花さんのミュージックサロン開催はまだ決定していません。


 ミュサロ開催の決定が遅かったトップ娘役さんと言えば、元星組トップ娘役の妃海風さんだったと記憶しています。(記憶違いだったら申し訳ありません)


 『MAKAZE IZM』にご出演されることもあり、ミュサロ開催となればかなり多忙なスケジュールになってしまうのですが、希望を言ってもいいのならば、潤花さんの笑顔やトークを存分に浴びることの出来る楽しいミュージックサロンが開催されたら嬉しいなと思いました。



 いろいろ愚痴っぽく話してしまいましたが、『MAKAZE IZM』が、真風さんにとっても、潤花さんにとっても、宙組の皆様にとっても、わたしたち観客にとっても素敵な公演になりますことを心の底より願っています。


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