本日、2023年6月に実施される月組別箱公演の演目発表がありました。
【東急シアターオーブ公演】
■主演・・・月城 かなとさん、海乃 美月さん
ミュージカル
『Death Takes a Holiday』
潤色・演出/生田 大和先生
◆東急シアターオーブ:2023年6月12日(月)~6月28日(水)
【宝塚バウホール公演】
■主演・・・礼華 はるさん
バウ・ミュージカル
『月の燈影(ほかげ)』
作・演出/大野 拓史先生
◆宝塚バウホール:2023年6月14日(水)~6月25日(日)
ということで、まずは、礼華はるさん初めてのバウ主演おめでとうございます!
2023年は礼華さんにバウ主演が回ってくるとは思っていましたが、いざ発表されると涙が出るほど嬉しいです。礼華さん、初バウ主演本当におめでとうございます。
礼華さんと言えば、すらりと背が高く、長い手足もあいまって、大変スーツの似合う男役さんなのですが、やわらかな声色や涼やかな目元など、和物にとてもマッチしそうだなあと感じるので、日本物にて、礼華さんの新たな魅力が引き出されそうでとても楽しみです。
そしてそして、演目についてなのですが。
2002年に上演された本公演、実際に客席で観劇したことはないのですが、映像で繰り返し拝見させて頂いていて、切ないほど思いあう友情に泣いてしまう作品で、まさか再演されると思っていなくて胸がドキドキしています……。
内容としては、「江戸時代後期、幼馴染の幸蔵と次郎吉の友情を軸に、そこで生きる人々の哀感を描いた」ものであり、「2002年に彩吹真央さんと蘭寿とむさんが花組でW主演を果たした作品」なのですが、
「幸蔵を主人公に、次郎吉と別れ、再び巡り会うまでの時に奥行を持たせ描き上げる」
となっているので、再演でありつつ、役の比重や脚本や演出を変更しそうなことが窺えます。
個人的に大好きなタイプのお話なのですが、時代背景や江戸の地理などを「しっかり予習をしておいた方が楽しめる作品」だと感じたのも事実で、予習なしでも分かりやすいお話に少しでも改変されていたらよりたくさんの人が楽しめるかな、と思います。
というのも、「バウホールはチケットが取れるだけで奇跡」のような公演なので、何度も観なくても物語が掴める作品であるということは大事なポイントだと思います。
W主演だったこともあり、次郎吉は2番手役といっても「重要な二番手役になるだろう」と察しているのですが、彩海さんが演じてくださるかなあとドキドキしています。
(この演目ならば彩海さんとのW主演でも良かったところ、礼華さんに単独主演させるあたり、礼華さんにも彩海さんにもそれぞれ単独主演をさせたい劇団からの期待がひしひしと伝わってきて、おふたりのいちファンとしてとても嬉しいですし、いつかくるだろう彩海さんのバウ主演もとても楽しみです)
他の組のようにバウで新しい演出家の先生がきてほしいなあ〜当て書き新作が欲しいなあ〜と感じたのも事実なのですが、とにもかくにも礼華さん、バウ初主演本当に本当におめでとうございます。
奇跡的なチケットをなんとかもぎとって、なんとかなんとか観劇しに行きたいです。本当におめでとうございます!
そして、月城さんと海乃さん側ですが、本当にひっっっっっさしぶりに、生田先生が月組の演出を担当してくださることが嬉しすぎて嬉しすぎて、踊り出したいほどには嬉しいです。
月組で生田先生は、別箱だと2012年『春の雪』、大劇場でも2017年『グランドホテル』以来ということで、念願でした。本当にありがとうございます。
しかも、月城さんと海乃さん率いる月組でブロードウェイミュージカルなんて嬉しすぎて、とってもとっても感激しています。 ありがとうございます。 本当にありがとうございます。
【公爵の娘「グラツィア」と、2日間だけ「ニコライ・サーキ」という人間の姿を借りる美しき死神が惹かれ合う】というあらすじから素敵な香りが漂いすぎていて本当に楽しみです。
あんなに美しいのに「美しさをフューチャーされない役」 が回ってくる月城さんですが、今回は「妖しい美しさを秘めた死神役」なので、ビジュアルにもワクワクしますし、死神の休暇という設定がすでに素敵ですよね。
本作は『ファントム』や『グランドホテル』で有名なモーリー・イェストンさんが作詞・作曲を手がけられていて、(YouTubeにて少しばかり拝見したのですが、曲から何からとっても素敵そうでした……!)
また、映画『ジョー・ブラックをよろしく』の元になったお話ということなので、(あのタキシードを着たブラピが美しすぎる映画か……!)と合点がいきました。
妖しくも美しく、絶対的に素敵な作品になる予感しかしないのでとっても楽しみです。(別箱ではなく宝塚大劇場・東京宝塚劇場で上演して欲しかったと思うくらいにはすでに良いものの予感でいっぱいです)
もうひとつの公演がバウなので、鳳月さんや風間さんなどはディナーショー等が後から発表されない限りこちら側だと思うのですが、豪華だなあとドキドキわくわくしています。
ただ、東急シアターオーブとブロードウェイの組み合わせは幻の雪組公演『20世紀号に乗って』と同じく、版権問題のニオイがぷんぷんと漂ってくるわけです……。
つまるところ、円盤どころか配信があるかどうかも心配でして……。
オーブは箱が大きいですが、席によっては音響が悪く感じることもあります。
それでも確実にチケ難公演になる雰囲気が漂っているので、(チケットが取れなかったら永遠に観れないかもしれない……)と考えると絶望しますし、(西でも公演して欲しいなあ……)と願ってしまうのですが、「絶対にチケットを取る」という強い気持ちを忘れないようにしたいと思います。
最近は後から発表されることがあるので、別箱がこのふたつだけなのかディナーショーか何かが追加で発表されるのかは分かりませんが、とにかく本日発表された月組の別箱公演が2作品ともとってもとってもとっても楽しみです。
どうか、2023年に上演される月組公演が1公演も欠けることなく上演され続けますことを、そして願わくば版権がクリアできますことを、さらには本当に観たいと願う方々にチケットが舞い降りますことを心の底より願っています。