ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組新人公演リスケの可能性とリスク対策を思う


 皆様もご存知の通り、花組 宝塚大劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』が、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認されたことを受け、1月10日(火)〜1月16日(月)までの公演中止が発表されています。



 1月17日(火)以降の公演につきましては、1月15日(日)中に、あらためて宝塚歌劇公式ホームページにて案内があるとのことなのですが。


 「1月17日(火)に予定しております新人公演につきましても、同日のご案内にて発表させていただきます」の文言がありました。



 そう、1月17日(火)は、花組宝塚大劇場新人公演の日です。



 コロナ前、新人公演の稽古は、通常の稽古の後に実施されていました。そのため、新人公演学年の皆様のスケジュールはとても大変だという話をよく耳にしていました。

 通常の稽古の後に新人公演の稽古があることももちろん「大変」なのですが、どちらかというと「新人公演までの時間が足りなくて大変」だとおっしゃっている印象があります。


 コロナ前ですらそうでした。では、公演が中止され、お稽古がストップしてしまう今、新人公演のための稽古時間はどれだけ短くなってしまっているのだろうと頭を抱えながらも考えてしまいます。


 少なくとも、花組公演が17日に再開できても、新人公演のお稽古が十分に出来ていないという観点から、17日に新人公演が実施出来ない可能性が十分に考えられると思います。


 ではその際、新人公演が中止になってしまうのかと問われたら、「中止よりも、新人公演のスケジュールを変更する可能性の方が高い」ように思えます。そう、リスケ。リスケジュールです。


 というのも、去年公演中止の大打撃を受けた月組『グレートギャツビー』 にて、大劇場新人公演の日程が変更された例があります。
 結局、その後も中止の波が止まらず、 日程変更してもなお、残念ながら大劇場の新人公演を実施することは出来なかったのですが、「新人公演をやらせてあげたい」という様々な方面からの愛を感じ取ることが出来ました。


 その後、花組でも 『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』 東京宝塚劇場の新人公演がリスケされました。
 残念なことに、こちらもスケジュール変更してもなお新人公演を実施することができなかったという辛すぎる記憶が未だ頭の中に残っているのですが、これらの例により、「新人公演は一度ならばスケジュールを組みなおせるチャンスがある」ように思えます。


 17日に公演が再開され、新人公演もその日に上演出来るとなれば、それは本当に、泣いてしまうほど凄いことなのですが、どこまで稽古が進んでいるのか分からない以上、「17日に公演が再開されても新人公演のスケジュールは変更される可能性がある」と思っていた方がいいのかな、と感じました。


(※過去の例から見て、新人公演のチケットを持っている方は、リスケされてもチケットは取り直す必要はないと思われます)



 17日に新人公演を実施出来ることが一番良いのですが、リスケしてでも、花組宝塚大劇場新人公演を上演させてあげたい気持ちでいっぱいです。


 また、あってはならないことなのですが、万が一、東京宝塚劇場新人公演が中止になった場合に備えて、「放映用に大劇場の新人公演を撮影するようになって欲しい」です。


 大劇場の新人公演までライブ配信しろなんて横暴なことは言わないので、万が一、東京にて放映用が撮れなかったときのために撮影しておいて欲しいな、と。
 同じく、別箱公演なども千秋楽だけに賭けるのではなく、幕開いた初日に撮影用のカメラを入れて欲しいな、と。


 撮影にどれだけコストが掛かるかも分からず、身勝手なことばかり口にしてしまうのですが、ジェンヌさんたちの軌跡がきちんとした映像として残らなかったとき、本当に悲しくてたまりませんでした。


 公演中止は、「観れるはずだった方々が観れなくなっている」状況であり、一期一会の宝塚は同じ状況が2度と作れない場所でもあります。

 生観劇と映像は「違う」のですが、映像が「残っている」ことと「残っていないこと」も格段に「違う」ので、厚かましくも、「撮影の機会があるときに予備として撮影しておいてほしい」と願ってしまいました。



 話が大きく逸れてしまいましたが、花組公演を絶対に再開させてあげたいし、 大劇場で新人公演を上演させてあげたい。星組公演も絶対に再開させてあげたいし、東京宝塚劇場で新人公演を上演させてあげたい。いちファンとして、願うことしか出来ませんが、そんな気持ちでいっぱいです。


 コロナ陽性者が増加傾向にありますが、どうか1日でも早く、止まってしまっている公演が再開できますことを、新人公演を含め、これ以上大切な公演のひとつひとつが失われませんことを、なにより宝塚に携わるすべての方々が健康で、その上で無事に舞台を上演し続けられますことを心の底より願っています。



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