ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

芹香さんのディナーショーを拝見して感じたこと


 本日、芹香さんのディナーショー『KISS -kiki sing&swing-』のライブ配信(昼の部)を拝見させていただきました。


 まずは芹香さん、お誕生日おめでとうございます!!!


 も〜こんなにもお洒落で上質なディナーショーがあるんですね! と魅了されっぱなしの素敵な時間になりました。お誕生日という素晴らしき日に、こんなにも価値ある時間をありがとうございました。



 ※以下、全部ではないですが、多少セトリ内容に触れていますので、夜の部を楽しみにしている方はお気をつけくださいませ。









 まず、タイトルに「sing&swing」と入っていること、芹香さんは英語を学ばれていること、演出家が三木先生であること、出演メンバーが歌える下級生たちであることから、「JAZZの名曲をたくさん歌うんだろうなあ〜」とは想像していたのですが、想像以上にJAZZにあふれたお洒落かつ大人なディナーショーでした。


 では宝塚の楽曲は何を歌われたのかと言うと、

 「MY HERO」(花組『MY HERO』より)
 「五線譜に描く夢」(花組『フォーエバー・ガーシュイン』より)
 「The Neve Flows」(宙組『アナスタシア』より)
 「Journey To The Past」(宙組『アナスタシア』より)


以上、花組での主演公演から2曲と、宙組『アナスタシア』から2曲。


 それに加えて歌われたプロミセスプロミセスの楽曲『I say A Little Prayer』に、個人的には大歓喜してしまいました。


 『フォーエバガーシュイン』と言い、『プロミセスプロミセス』と言い、映像として形に残らなかったものをこういう機会に披露してくださったことが本当に嬉しかったです。


 また、『プロミセスプロミセス』の作曲家、バートバカラックさんの楽曲をメドレー形式で歌われていたのですが、この方は『007カジノロワイヤル』の映画音楽を担当さていて、次公演に直接的な関係はないものの、芹香さんは粋な男役さんだな〜と改めて感心してしまいました。


 アンコールはmaroon5の「This Love」だったと思うのですが(間違っていたらすみません)どこまでもお洒落なディナーショーでうっとりしてしまいました。


 芹香さんの格好いい歌い方と声色とスーツの着こなしが大好きでたまらないのですが、英語の発音も最高で、余裕のある歌い方が本当に素敵でした。




 宝塚のディナーショーとしては珍しいセトリですが、なかなか味わえない楽曲の数々を歌いこなす芹香さんと宙組下級生の皆様(風色 日向さん、春乃 さくらさん、真白 悠希さん、葉咲 うららさん)が本当にとっっっても素敵でした。


 全員歌がうまくてスタイルが良くて面白くて本当に素敵すぎたのですが、「キキさん (芹香さん)、 (お誕生日)おめでとう〜〜〜!!!(IKKOさんのモノマネ)」 な下級生たちがわいすぎました。



(※真白さんがなぜかIKKOさんのモノマネをするなあ〜と感じていたのですが、「なぜIKKOさんのモノマネをしているのかという説明を真白さんがし忘れていて、後で芹香さんが 「IKKOさんと同じ誕生日なので」と説明を入れてくださいました。とっても面白かったです。IKKOさんお誕生日おめでとうございます。)



 トークコーナーがとても自由で、個性的で、毎回違うことをして楽しんでいるんだろうなあというのが滲み出ていて、「お金は払うので、8公演分のトークコーナーを何かにまとめて売ってくれないかしら」と心の底から思いました。

 芹香さんをはじめ、5人のバランスがとっても良かったです。




 また、昼の部のライブ配信を拝見して感じたことがあるのですが、今回のコンセプトは、「JAZZマニアな三木先生と共に、芹香さんが好きな楽曲を楽しく詰め込んだんだろうなあ」ということはもちろん伝わってきたのですが、それより感じたことがもうひとつ。


 先述した通り宝塚の楽曲が少なかったのですが、「自分に関わる宝塚の楽曲」ばかり歌うと、退団前のコンサートやサヨナラショーを彷彿とさせ、(芹香さん退団されるのでは……)と、ざわめかれる方々への配慮のようにも感じられました。(※個人的な解釈です)


 今回のディナーショーが決まった際、「芹香さんがトップスターにならずに退団するのでは」と心配する声をいくつか聞いたことがありますが、それは発表があるまで誰にも分からないことではありますが、わたしは次期宙組トップスターは芹香さんしかいないと思っています。


 今回のセットリストはまさしく、「まだまだ宝塚に在籍するので、宝塚の曲はこれからも歌えるので、一風変わったお洒落なディナーショーをするよ。心配しないでね」というメッセージでもあるのかな、と。そんなことを勝手に思ってしまいました。



(本当に素敵なセットリストだったのですが、わたしは宝塚ファンでもあるので、「『シトラスの風』で芹香さんが銀橋で歌い上げる格好良すぎる「PARADISO」を聴きたかったなあ〜」というのも本音です。
 いつか芹香さんのコンサートが開催されたときに歌ってくださることを今からしっかり願っておこうと思います。)



 どんなお衣装も着こなせてしまい、歌唱中は格好良さと男役の色気をこれでもかと凝縮させていたのに、最後の投げキッスはキュートなところまで完璧で、 芹香さんのことが更に大好きになってしまうディナーショーでした。

 また、芹香さんをはじめ、風色さんと春乃さんと真白さんと葉咲さんの全員が実力者で歌がうまくてスタイルが良くてクオリティが高すぎるディナーショーに圧倒されました。本当に素晴らしかったです。



 ただ、そんな『KISS -kiki sing&swing-』への心配事がひとつ。


 それは、ライブ配信は大丈夫でも、スカステで放送される際、「さまざまな楽曲たちの版権が大丈夫じゃなさそうだな」と感じたことです。


 昼の部が最高すぎたので、この後実施される夜の部「19:45~20:45」のライブ配信も視聴しようと決めているのですが、スカステで放送される際にはひとつでも多くの楽曲が版権クリア出来ますように祈っています。

 

 それでは改めまして、芹香斗亜さん、お誕生日おめでとうございます!


 誕生日であるにも関わらず、遅くまでのお仕事にはなりますが、たくさんの祝福の声が芹香さんに届きますことを、芹香さんにとって、この一年がますます素敵な一年になりますことを心の底より願っています。


 宙組下級生の皆様と共に、素敵な時間を本当にありがとうございました!


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