ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

退団公演前にひとつ嘆かせてほしい話


 本日、「宝塚歌劇の殿堂」にて、特別企画展 「Memories of 真風涼帆」実施のお知らせがありました。


 ※宝塚歌劇の殿堂とは、 宝塚大劇場内奥にあるキャトルの横にあるエレベーターで3Fに上がっていただいたところにある企画展ゾーンのことです。


 「宝塚歌劇の殿堂」では、宝塚大劇場宙組公演 『カジノ・ロワイヤル 〜我が名はポンド〜』(2023年3月11日~4月17日)の公演期間中、 宙組トップスター真風涼帆さんの特別企画展として、「Mernories of 真風涼帆」を開催するとのことで。

 (この企画を案内する真風さんのお写真が素敵すぎるのでぜひポスター販売していただけましたら幸いです)


 内容といたしましては、 真風さんの初舞台からトップスター就任後の現在に至るまでの軌跡を、衣装や舞台写真、小道具、映像などの展示を通して振り返ってくださるそうなのですが、奇跡を振り返るという説明文に目を通すだけで泣いてしまいそうになります。


 いよいよなんだな…….と、感慨深くなってしまいます。



 昨日も、真風さんと潤花さんの最後のキャストボイスが公開されました。


 元気もりもりでハートが散りばめられたおふたりの楽しげなキャストボイスに(キャスボに絵文字って使えるんだなあ) などと楽しい気持ちにさせて頂いた反面、(これが真風さんと潤花さんの最後のキャスボになるんだなあ……)と寂しさを感じずにはいられませんでした。


 いやもう本当、真風さんと潤花さんが、そして寿組長をはじめとする今回の宙組退団者の方々が大好きで大好きで。


 それゆえに、退団という現実を目の当たりにするのが本当に寂しくて、 「カジノロワイヤルが観たい」という気持ちとともに「退団公演は始まってほしくない」 という矛盾を抱えずにはいられません。



 どれだけ先の未来も「いつか」やって来てしまうわけで、退団日なんてまだまだ先のことだと目を逸らしたくても、その「いつか」が目を逸らせないほど目前に控えているのだという現実に寂しさが募ります。


 きっと、退団公演の初日の幕が開いても泣き、 殿堂に足を踏み入れても泣き、もちろん千秋楽でも泣いてしまうんだろうなあ……と未来の自分がぼんやり思い浮かびます。


 退団に向けた企画などがさまざま進行していて、寂しさと同時に、全部悔いなく楽しむぞ! の気持ちでいっぱいなのですが、気になることというか心残りしそうな気持ちというか嘆かせてほしいことがひとつありまして。



 それはもう、たくさんの方々が同じ気持ちだと思うのですが、去年の朝月さんのような日程で、「潤花さんのミュージックサロンが観たいよ〜!!!」という嘆きです。はい。もう。本当に、本当に開催してほしい気持ちでいっぱいです。


 トップ娘役が退団前に全員実施しているわけではないのは重々承知なのですが、クリスマスシーズンでもないわけで、会場を抑えられないなんてことはなかったと思うんですよ……。


 もちろん潤花さん自身がミュサロを望んでいない上での結果ならもう何も言うことはないのですが、そうとは思えなくてですね……。


 笑顔いっぱい元気いっぱい楽しさいっぱいの潤花さんのミュサロが開催決定したら、わたしを含めたくさんの宝塚ファンが歓喜するはずで、それが開催されないということはたくさんの人が心の中で嘆いているはず……(だと思っています)。


 かつて、トップ娘役のミュサロが急遽開催決定したのはわたしの頭に根強い記憶として残っており、そんな前例があるからこそ、 まだ開催を諦めたくはないのですが……駄目でしょうかね……。


 開催の見込みはなさそうな雰囲気が漂ってはいますが、主役として光り輝く潤花さんを最後に一度だけでも拝見したいので、あの幸せな空間を純花さんにも味わっていただきたいので、もう少しだけ、 希望を捨てずに開催のお知らせを待ち続けたいと思います……。


 娘役さんが主役になれる貴重な機会ということで、どうしても熱くなってしまうのですが、個人的な嘆きにお付き合いいただきありがとうございました。




 さてはて、寂しい気持ちをいくら抱いていても、時間は止まることがなく、来週には初日の幕が開く 『カジノ・ロワイヤル 〜我が名はボンド〜』。

  プロローグもフィナーレも、大好きな KAORIalive 先生が振り付けを担当する時点で最高が確約されている宙組公演。


 真風さんに潤花さん、そして寿組長など、 今まで宙組で輝かれてきた方々の退団公演に、言葉にならないほどの寂しさは募るものの、 宙組の新しくもゴージャスで素敵な舞台が無事に幕開きますように。


 退団は本当に寂しすぎるのですが、退団者の皆様にとって、そしてわたしたち観客にとって、一生の思い出になるような最高の退団公演になりますことを心の底より願っています。


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