本日、 宙組宝塚大劇場公演 『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』が無事に初日を迎えました。
まずは、宙組の皆様、初日の幕開け、おめでとうございます。
無事に幕が開いた嬉しさと、いよいよ始まってしまった寂しさを感じつつ、有難いことに初日を観劇させていただきました。
そして宝塚の殿堂に足を踏み入れたりしたのですが、 特別企画展 「Memories of 真風涼帆｣、真風さんと潤花さんの歴代の素敵な衣装をはじめ、小道具など思い出深いものがたくさん展示されていてとっても素敵で、真風さんの歴史でいっぱいの空間に胸いっぱいになってしまったので皆様ぜひ足をお運びくださいませ。
（ちなみにたくさんの人の心を打ち抜いたハイローの小道具もたくさんありました）
初日ということなので、ネタバレはしないように気をつけて語彙力ゼロの感想を記したいのですが、皆様ご存知の通り、本公演は真風さんと潤花さん、 そして寿組長をはじめとする、今の宙組を彩ってくださった7名の方々の退団公演になります。
寿つかささん、真風 涼帆さん、秋音光さん、紫藤りゅうさん、澄風 なぎさん、 潤花さん、 湖風珀さん。
全員大好きで、思い入れのある方たちばかりです。 1本物作品のため、ショー作品付きのような退団者の皆様への餞場面はつくりにくいかなと危惧していたのですが、ガジノロワイヤル、小池先生の宙組の皆様への愛にあふれたTHE宝塚！THE小池先生！なミュージカル作品でした。
小池先生なので豪華は豪華だと思っていたのですが、予想を越えて豪華で、真風さんと潤さんいうゴージャスなトップコンビに本当にぴったりなセットに衣装にエトセトラ。
また、今までの宙組作品のパロディかなと感じる箇所もいくつかあってニコニコしてしまいました。キャストボイスから薄々感じていたのですが、コメディ要素とトンチキ要素もたくさんある、だけどラストに向けて泣かせてくるような温みのある脚本でした。
いやはや、真風さんの格好良さの魅力がぎゅうぎゅうに詰まっていて、客席全員が真風さんの虜になったと思いますし、潤花さんのヒッピー風スタイルをはじめとするどんな衣装も着こなしてしまうスタイルの良さが最高すぎました。
芹香さんの悪役が見納めかもしれないのが寂しいほどハマり役でさたし、桜木さんが久しぶりにヘタレなかわいいタイプの役柄でグッときましたし、天彩さんは相変わらず劇強な最高の娘役さんでしたし、春乃さんはますます出番も増えていて目が足りないとはこのことでした！
優希さんのロシアダンスも凄すぎましたし、紫藤さんも瑠風さんも鷹翔さんも風色さんも亜音さんも格好良くて、水音さんや山吹さんは美しすぎて、宙組全員が好きすぎてちょっと書ききれないのですが全員大好きという感情になりました。宙組の皆様が本当に全員大好きです……っ！
さすがにネタバレゼロだと全く感想が記せないので、プロローグとフィナーレだけはネタバレさせて欲しいのですが、とっっっても格好いいプロローグで、プロローグを観た瞬間、（このためだけにこのミュージカルに通える）と思ったほどには格好良かったです。
KAORIalive先生の振り付けと聞いていたので、元々とっても楽しみにしていたのですが、黒スーツとピストルと宙組男役たちは想像を遥かに越えた格好良さで最高でした。最高すぎました。
そしてフィナーレも一生見届けていたいフィナーレでした。最高のフィナーレでお芝居の感想全部吸い上げられるくらいには最高のフィナーレでした。フィナーレで寿さんがピックアップされた時点で大泣きしてしまいました。
大人っぽくてシックで優雅で色っぽくて格好良くて美しくて。
娘役群舞も男役群舞もデュエットダンスも最後の真風さんひとり場面も、今の宙組が愛しくて愛しくて仕方ないという気持ちが溢れ出そうになる、本当に最強で最高な脳と目が溶けだしそうなフィナーレでした。
フィナーレの最後に至るまで、真風さんの男役の集大成が詰まりに詰まりまくっていて、もう本当に心がいっぱいいっぱいになってしまいました。男役の中の男役。真風涼帆さんが本当に本当に大好きです。
最後にパレードなのですが、エトワールは芹香さんのディナーショーにも出演されていた106期の葉咲うららさんでした。葉咲さん、初エトワールおめでとうございます！
緊張も感じとれたのですが、本当に声が綺麗でとっっっても心地よいエトワールでした。素敵な声が劇場中に響いて、本当にお上手でした。
階段降りは、以下のような順番とメンバーでした。
【亜音有星さん、山吹ひばりさん、風色日向さん】
↓
【鷹翔千空さん、天彩峰里さん、紫藤りゅうさん】
↓
【瑠風輝さん、春乃さくらさん】
↓
【桜木みなとさん】
↓
【芹香斗亜さん】
↓
【潤花さん】
↓
【真風涼帆さん】
男役さん娘役さん問わずたくさんの人が真ん中から降りて来て、さらには劇場の外にまで響き渡りそうな大きな大きな拍手が退団者の皆様に注がれて幸せと寂しさで気持ちがぐちゃぐちゃになりました。
フィナーレ以降はずっと泣いていたのですが、もう今、感情がいっぱいいっぱいです。
大人っぽいのに面白くて、そして今の最高の宙組を作ってくださっている方々の退団公演がはじまってしまったこと、本当に寂しくて寂しくて仕方がないのですが、同じくらい、宙組の皆様の魅力がたくさん詰まった本公演が、無事に幕開いたことが嬉しくてたまりません。
6月11日に迎える大千秋楽のその日まで、退団される7名の方々の宝塚人生を全力で応援させていただきたいのですが、まずはなにより、退団者の方々を筆頭に、宙組の皆様が元気に舞台に立ち続けることが出来ますことを心の底より願っています。
宙組の皆様、素敵なお時間を本当にありがとうございました。
笑いと涙と最高のフィナーレで構成された今の宙組の集大成、『ガジノロ・ワイヤル〜我が名はボンド〜』。初日が幕開けた本作が、これから先、今の宙組生とともにたくさんの人に愛され続ける作品になりますように。
