本日、花組 東京宝塚劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT －華麗なる香水－』が無事に大千秋楽を迎えました。
花組の皆様、大千秋楽おめでとうございます。
大劇場では中止や休演者など、辛いこともたくさんありましたが、東京では新人公演含め、初日から大千秋楽まで完走できましたこと、本当に嬉しく思います。
大劇場では持っているチケットの大部分が公演中止にあたってしまい、劇場で本公演を拝見することはほとんど出来ませんでしたが、こうしてライブビューイングにて本公演を拝見させていただけますこと、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。
お芝居もショーもあますところなくとても美しく、そして花組の皆様の元気なお姿を拝見できて、それだけで胸いっぱいに満ちてしまいました。ありがとうございました。
小柳奈穂子先生が大劇場の舞台に新しくよみがえらせてくださったお芝居『うたかたの恋』は、クラシカルで現代的な『令和版うたかたの恋』として、今の花組の皆様にぴたりと合う作品だと思います。
切なさゆえに、よりいっそう危うくて儚い美しさがあちこちに散りばめられていて、柚香さんと星風さんをはじめ、今の花組の皆様がつくりあげたうたかたの恋が本当に大好きになりました。
そして、ショー『ENCHANTEMENT―華麗なる香水―』は、舞台装置も衣装も素敵すぎてときめきはやっぱり花組からうまれるのだと感じてしまうような華やかさでした。
ロマンチックで夢々しくて上級生から下級生に至るまで全員大活躍の楽しすぎるショー。画面越しでも輝きが眩しいほどでしたが、中でも退団者の皆様の輝きはいつも以上でした。
退団者である華雅りりかさん、春矢祐璃さん、都姫ここさん、花翔ひかりさん、本当に本当に素晴らしい輝きでした。そして何より、ご卒業おめでとうございます。
本日を持って、４名の素敵な皆様が退団されてしまうことが本当に寂しくて仕方ないのですが、たくさんの素敵な思い出を、本当にありがとうございました。
素晴らしき舞台姿に素晴らしき挨拶。舞台上から、たくさんの幸せをわたしたちに与えてくださった皆様のこれからの人生が、どうか今以上に幸福なものでありますことを心の底より願っています。
そして、退団者の皆様の姿に涙したのはもちろん、専科への異動が決まっている水美さんの姿にも涙してしまいました。
中詰め水美さんの「花組最高」と「これからも愛してます」に涙腺がやられ、男役群舞で柚香さんが淡い青薔薇を一輪水美さんに贈り、それを受け取った水美さんの嬉しそうな顔とハグする姿に、わたしの涙腺はとうとう崩壊し、映画館の中、マスクの下は涙垂れ流し状態でした。
研一の頃から、柚香さんと水美さんはずっと一緒に花組で輝かれてきたので、その歴史を走馬灯のように思い出しながら、特にオーシャンズ11のモロイ兄弟を演じていた頃を思い出しながら、このふたりがこれから先一緒の舞台に立つことはもうないのかもしれないという現実に打ちのめされ、ドッと涙があふれて止まりませんでした。
まだ水美さんが花組の男役ではなくなる想像が全くできないのですが、退団されるわけではないのですが、なんだかもう、初めてバウ主演が決まったときの嬉しかったことや、CASANOVAあたりから大劇場でも大きな役がつくようになってはしゃいでしまったこととか、水美さんを通して噛み締めてきたさまざまなことを思い出しては、いっぱいいっぱいになりました。
いっぱいいっぱいでもただ伝えたいのは、14年間、花組男役として、素敵な瞬間を、たくさんの喜びとときめきを本当にありがとうございましたという気持ちです。
そして、専科に異動されてからも、今以上に、水美舞斗さんという唯一無二の男役を応援したい気持ちでいっぱいだということです。
ディナーショーまで水美さんが花組生だということは理解していても、勢揃いした花組の皆さんと一緒の公演に出演するのは今日が最後だったわけで。もう本当に涙があふれて止まらなかったのですが、花組最高の音頭を今日は水美さんに託してくださった柚香さん。
重たい羽根をものともせず、華麗にターンをしてしまう水美さんの身体能力の高さに改めて驚かされつつも、とびきりの笑顔で最後を締めくくってくださった水美さん。
そして最高の笑顔でキメてくださった花組の皆様方、今の花組の愛がたくさん詰まった、本当に本当に素敵な千秋楽だったと思います。
たくさんの人に観ていただきたいと思わせる花組公演『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT―華麗なる香水―』が、新人公演含め東京宝塚劇場を完走できましたこと、本当に本当に嬉しくて、たくさんの拍手の中で笑う花組の皆様を拝見して、今日この日を迎えられましたことが本当に何よりの喜びでした。
改めまして、花組の皆様、大千秋楽おめでとうございました。そして、素敵な時間を本当にありがとうございました。
退団されます皆様のこれからの人生が、そして専科に異動されます水美さんのこれからの宝塚人生が、ますます輝かしいものでありますことを心の底から願っています。
花組さん、素敵な舞台を本当にありがとうございました！ 今までもこれからも、花組の皆様の光り輝く舞台がずっとずっと大好きです！
