ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

音くり寿さんの事務所決定に思いを馳せる


 まずはじめに、4月16日(日)にあった嬉しすぎるお知らせを皆様ご存知でしょうか。


 それこそ、音くり寿さんが芸能プロダクション 『株式会社コイン』に所属することが決定したとの発表でした。


 改めまして、音さん、事務所決定おめでとうございます!


 事務所のページには音さんを紹介するリンクもあったのですが、スミレコードで包まれていた生年月日も公表されていて、ちょっとドキドキしてしまいました。
 しかしながら何より、今回の事務所所属は、これからも音さんが表舞台で活躍してくださる意志のように思えて、それが本当に何よりも嬉しいです。


 というのも、退団公演である『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』は、かなりの日数の東京公演が中止されてしまいました。音さんを思うように見届けられなかったファンの方々がたくさんいらっしゃったと思いますし、実際にわたしもそのひとりでした。


 あの素敵な歌声、あの素敵な笑顔、あの素敵なお芝居とダンス。特に、あの唯一無二の歌声は、花組に通う大きな理由のひとつでもありました。


 音さんを語る上で、個人的にはやはり『金色の砂漠』は外せません。おてんばなきつい性格の三女。それを見事にやり遂げ、なおかつ素晴らしかったのは影コーラス。「こ〜の〜砂漠の〜」と音くりちゃんが歌うだけで、ロマンと哀愁が漂ったあの日のことを忘れることはありません。


 狂気系な役と言えは『花より男子』の桜子さん役と『マスカレードホテル』の長倉麻貴役。復讐に燃える姿の、身体の隅々までが黒く焦げ付いているように嘆き歌う姿は「圧巻」以外の言葉が見当たらないほどの凄まじさでした。


 『蘭陵王』では洛妃というメイン役を演じてくれたのも嬉しくて、さらに『CASANOVA』と『はいからさんが通る』のエトワールなんて、こんなにも美しい歌声がこの世にあるのだと、画面越しの今でも聴くたびに感動してしまいます。


 音さんはダンスもピカイチで、ファシネイションでは新鮮に、「歌よりダンスがメインの音さん」が観れたのですが、あの手足の捌き方と表情の魅せ方!

 歌もダンスもお芝居も何でもできて、花組上級生が抜けた分も、同期のトップ娘役二人のことも順番にしっかりと支え、そして自らも輝き続けてくださった音さん。

 音くり寿さんの存在は、宝塚花組の舞台でいつもとても力強くて格好良くて可憐でした。そんな、宝物のような娘役さんだった音さん宝塚の退団が決まったときは本当にショックでした。


 宝塚を退団されるという事実はもちろんのこと、「退団後のことは何も発表されない」ので、外部でご活躍される道を選んでくださるかどうかが本当に不安で仕方がなかったです。



 だからこそ、退団後もすぐに音さんが舞台に出演してくださると発表があって本当に嬉しかったですし、今回の事務所所属決定も本当に本当に嬉しかったです。


 わたしは音さんに『レ・ミゼラブル』に出演して欲しいという夢を勝手に抱かさせて頂いておりまして。
 2024年〜2025年に帝国劇場にて上演が決定しているので、もしもオーディションを受けてくださって、そちらに出演することが決定したら、もう本当に泣いて喜んでしまうのですが、こんな期待を持ち続けられるのも、音さんが活躍する意志を見せてくださっているからだなあと。その選択に本当に感謝しかありません。



 退団されると決まったときは本当に寂しくて仕方がなかったのですが、退団後もすぐに続々と舞台に出演してくださる音さん。

 事務所も決定し、これからもますます幅広く活躍してくださいますことを心の底より願っています。そして、これからもいちファンとして、素敵な音さんの姿を末長く応援させていただけましたら幸いです。

 

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