まずは本日、帝劇 11月公演 ミュージカル・ピカレスク 『LUPIN 〜カリオストロ伯爵夫人の秘密〜』全キャスト&上演日程等が解禁されました。
宝塚ファンといたしましては、クラリス役に真彩希帆さん、そしてカリオストロ伯爵夫人役に柚希礼音さんと真風涼帆さん(Wキャスト)のお名前があって、「ひょ〜〜〜〜!!!」とテンションが高まりました。
ドーヴ・アチア氏作曲ですし、 これはぜひ梅芸での公演に参加させていただきたいのですが、伯爵夫人な真風さん……。
男役の中の男役だった真風さんが、どんな感じに伯爵夫人を演じられるのかドキドキしつつも大変興味深いのですが、 「ルパンとカリオストロ伯爵夫人による男女を入替えた対決など」 というあらすじの一行に (どういうことなのだ小先生???)の気持ちもいっぱいです。どういうことなのだ小池先生???
しかしながら、小池先生ではじまり、小池先生で幕を閉じた真風さんの宝塚人生。その縁が退団されてからも続いていくのは本当に素敵なことだと思います。いや〜想像できないからこそとても楽しみです。
さらにさらに、大好きな真彩さんのヒロインがとかく嬉しくて……アチア氏楽曲を歌う真彩さんにすでにときめきが止まらないのですが、いそいそと着実にチケットを準備しつつ、幕が開くその日をとにかく楽しみに待っていたいなと思います。
そしてそんな本日は、 雪組東京宝塚劇場公演 『Lilac の夢路』 新人公演が上演されました。
雪組新公学年の皆様、新人公演上演おめでとうございます!!!
新人公演担当は野口先生ということで、野口先生、本公演から外部公演、そして新人公演に至るまで大活躍のハードモードすぎてお身体が大丈夫かと心配になってしまうのですが、次に雪組のショーを担当されるので、こうして下級生に至るまで見届けられる機会があるのは、とてもいいことだといちファンとしては嬉しくも感じました。
下級生に至るまでの特性を知った上で作ってくれるショー、本当に大好きなので期待しています。あと、今回の新人公演にていい感じにセリフを削ってくださっていて、とても見易い新人公演になっていたなあと感じました。
はてさて、ここから少しキャスト別感想を記していきたいのですが、まずは初めての新人公演主演を担った紀城ゆりやさんについて。
抜擢を受ける105期生の皆さまは、実力に穴のない方々が多く、105 期としての新人公演主演3人目である結城さんも、活舌や声色の良さ、そして集中力の途切れないお芝居など、初主演として素晴らしいまでの主役を演じてくださったと思います。
一生懸命なのが本当に伝わってきて、なんか、やっぱり新人公演っていいよなあの気持ちでニコニコしてしまいました。
また、新人公演ヒロイン3回目となる音彩さんは、別箱ヒロインやエトサールの抜擢続きで、もうさまざまな 「余裕」 を感じさせてくださいました。
そしてもう本当にどんなドレスも似合う似合う。もう本当に可愛らしくて、音彩さんは早くトップ娘役にした方がいいのではないかと思わせる今この瞬間の輝きが凄まじかったです。
良く通る声も相変わらず素敵で、初主演となる同期の紀城さんを積極的に引っ張っている印象を受けました。本当に素晴らしい娘役さんだと思います。
そして、まあなんと言っても、2番手役を担った華世京さんですよ。
106期とは信じられない、ひとりの「スター」としての存在感。そしてそれに見合う以上の感情のこもったお芝居や歌のうまさなど、まさに言うことなしの男役さんで「出来上がり」が凄いです。
いや〜本当に。今まで名だたる方々が若き頃より抜擢され続け
ましたが、男役としてのビジュアルや佇まい、はたまた演技力、歌声、個性。その全てがこんなにも早く完成されている男役さんには出会ったことがない気がします。
それでもまだまだ、106期生ということもあり伸び代も抜群だと思うと将来が楽しみで楽しみで仕方がないのですが、もう別箱主演を果たしてもおかしくない存在感と実力に脱帽しました。
さらにさらに、個人的にはゲオルグ役の聖海由侑さんとディートリンデ役の愛陽みちさんとビエラ役の愛羽あやねさんが強く強く印象に残りました。本当に、何をしても上手いなあと感心しています御三方です。
聖海さんは103期生なので、次の新人公演がラストチャンスになるわけで。何もかも好きすぎるあまり、どうにかこうにか次の新人公演主演をゲット出来たらなあとひっそり願っているのですが、雪組はチャンスにはなかなかシビアな組でもありますのでどうなるでしょうか。
ですが、聖海さんにしろ愛陽さんにしろ愛羽さんにしろ、こういう方々がいるからこそ舞台がさらに素晴らしいものとして完成していることは確かなので、これから先もぜひぜひこの実力を腐らせないよう重宝し続けてほしいなあと感じました。
今の雪組新人公演学年の皆様が織り成す舞台、個人的にとても「浸れる」お芝居や歌が多くて、それはつまり、素敵な下級生たちであふれていることの証だと思います。ので、あの子にもあの子にも。主演やヒロインとは言わずとも、さまざまなチャンスや輝きの場が与えられますことを心の底より願っています。
雪組新公学年の皆様、新人公演、本当に本当に素晴らしかったです。おめでとうございました。そして、お疲れ様でした!
この舞台のひとつひとつが、皆様のこれからの宝塚人生の糧になりますことを心の底より願っています。