ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

大事な期売りと104期生について思うこと


 まずは、本日花組公演『二人だけの戦場』梅田芸術劇場メインホールが初日を迎えられました。

 
 『二人だけの戦場』チームの皆様、初日の幕開けおめでとうございます!


 綺城さんが久しぶりに花組の舞台に戻ってきてくださることにもときめきが止まらない本公演! スチールも発売されるのがとても嬉しかったです。

 本作は再演作品ではありますが初演を拝見したことがないため、どんな濃厚なお芝居が紡がれていくのかとても楽しみなのですが、残念ながらチケットをゲット出来ず、劇場で観劇することが出来ないので、5月5日(金・祝)16:30公演のライブビューイングを心待ちにしていたいと待っていたいと思います。


 それでは、柚香さんと星風さん率いる『二人だけの戦場』が無事に大千秋楽まで完走出来ますことを心の底より願っています。





 そして一昨日、星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』新人公演主演&ヒロインが発表されました。


 ロナン・マズリエ役 稀惺 かずとさん (105期)


 オランプ・デュ・ピュジェ役 詩 ちづるさん (105期)



 ということで、 稀惺さん初めての新人公演主演、詩さん二度目の新人公演ヒロインおめでとうございます!


 既に名の知れた実力派二人の抜擢に、本公演と同じくらい新人公演がとっても楽しみだと感じざるをえないのですが、稀惺さんにはとても良いタイミングで新人公演主演が回ってきたなとしみじみ思います。

 入団当初からずっと注目され続けてきた稀惺さんが、地に足着けてステップアップしてきたのをたくさんの人が見守ってきたと思うので、今回の新人公演にて、その素晴らしさを舞台上で大きく表現してくださればと思います。


 詩さんも、星組にきて二度目の新人公演ヒロイン。次はバウヒロインが回ってきそうな予感がしますが、それをたくさんの人
が喜ぶような素晴らしいオランプを演じて頂けましたら幸いです。



 そして今回の発表を受けて、宙組雪組に続いて星組も新人公演主演&ヒロインが105期生という結果になりました。主演だけで言えば、月組の七城さん以降、4人連続の105期抜擢となります。


 その結果、去年まで0人だった 105期生の新人公演主演経験者は【七城雅さん、大路りせさん、紀城ゆりやさん、稀惺 かずとさん】の4名に。


 105 期新人公演ヒロイン経験者は【星空美咲さん、 音彩唯さん、 詩ちづるさん、山吹ひばりさん、 美星帆那さん】の5名。


 合わせて9名がすでに抜擢を受けているという現状ですが、この勢いと共にまだまだ増えていくことが窺えます。


 スカステで特別番組が放送された89 期しかり、フォトブックが同時期に発売された95期しかり。「活躍する同期がたくさんいる期」というのは、やはり「その期」自体が人気になりやすいです。

 ということで、「105期に在籍している」ことはすでに、それだけでひとつのブランドになってきたと感じる昨今。105期猛プッシュモードに未来の頼もしさを感じる反面、個人的にはひとつうえの期である104期生のことを考えずにはいられません。


 もちろん、抜擢されるのは105期生の皆様の実力が前提です。が、その人気と実力にあやかり「105期生を未来の宝塚の柱として売りたい」劇団の考えがあからさますぎて、その前後の期——とくにひとつ上の期に属するジェンヌさんにとっては、なかなか辛いものがあると感じざるを得ません。


 宙組公演 『オーシャンズ11』にて初舞台を踏んだときから見届けてきた 105期生の皆さまが大好きなことはもちろんなのですが、星組公演 『ANOTHER WORLD』 『Killer Rouge』 にて初
舞台を踏んだときから 104期生の皆様のことも本当に本当に大好きでして。


 そんな104期生は新人公演主演経験者が未だに0です。 ヒロイン経験者としましては、 都姫ここさん、美羽愛さん、きよら羽龍さんの3名があげられます。(※都姫さんは花組うたかたの恋』『ENCHANTEMENT』東京大千秋楽付けにて退団されています。)



 なかなか新人公演主演の男役スターが誕生しなかった学年は最近だと99期生があげられますが、99期の男役さんは最終学年にて帆純さん、英さん、諏訪さんという三名の男役さんが見事に新人公演主演を獲得されました。

 そして新人公演主演を掴み取って以降、しっかりとした役付きとともにそれぞれが輝き続け、花組月組雪組の舞台に必要不可欠な男役スターさんに成長されました。


 新人公演主演・ヒロインに選ばれるかどうかは、組によっては「その人のこれからの宝塚人生」を大きく左右するものにもなります。


 例えばですが、花組だったら天城さん、月組だったら真弘さん、雪組だったら蒼波さん、星組だったら碧音さん、宙組だったら真白さんなどなど、個人的には新人公演主演を果たしてもおかしくないと思える104期生の男役さんたちが各組いらっしゃいます。


 105期の新人公演抜擢の波はこれからも続いていくと思いますし、それ自体はとっっってもめでたいことではあるのですが、残された2年という期間の中で、個性豊かな104期生の皆様にも新人公演主演のチャンスが回ってきてほしいなと率直に思います。


 もちろん新人公演主演およびヒロインを担うことがすべてではありません。ありませんが、あの人の退団は勿体無かったな、と。少しでもチャンスをあげていたらな、と。数年後そんな悲しい話をしなくてもいいように。劇団側が上手に起用してくださいますことを心の底より願っています。


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