ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

何もズルくはないしその考え方が悲しい話


 
 まずはじめに、宝塚を良い席で観劇出来たら嬉しいですよね。

 だからわたしも友の会に振られまくっても何度だってくじけずにSS席への抽選に応募をかけますし、宝塚ホテルの観劇プランや阪急交通社のホテルプランで良席をゲットするために奮発するわけです。


 少しでも前方席でジェンヌさんたちを観たい。 舞台を堪能したい。 分かりますとも。その気持ち、とてもよく分かります。



 しかしながら、月組のお芝居『応天の門』の原作者である灰原先生に「良席ずるい」 みたいな意見を言うのはおかしいじゃないですか……。



 というのも、灰原先生がInstagramにて質問およびさまざまな意見にわざわざ返答してくださっているんですね。

 その中でも、 「みんな抽選なのに良席ずるい」といった意見がありまして。 (そもそも先生はチケットをひけらかしたりしていないのに勝手な憶測で、です)


 灰原先生は本当に丁寧な方なのでその意見に対してすみませんと大人の対応をされていましたが、ぶっちゃけ灰原先生が謝罪する必要なんて本当はどこにもないわけですし、ずるいことなんてひとつもないわけです。



 そもそも灰原先生を宝塚という世界に引っ張ってきたのは宝塚側なんですよ。


 先生が『応天の門』 という作品を生み出してくださらなかったら、 今回の月組公演 『応天の門』はそもそも存在していなかったわけです。

 そして、宝塚側としては、「灰原先生の宝物である作品を宝塚ではこのように大切に再現させていただきました」と提示して見届けてもらうのは当たり前のことじゃないですか。原作者様ですよ。


 なのに、なんで先生に謝らせているのですか、と。もうほんとうに、嫉妬を向ける対象がおかしいですし、 忙しい中先生にこのような回答をさせてしまっていること自体、同じ宝塚ファンとして本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。



 それに灰原先生は、 本当に熱心な原作者様なんですよ。自分の作品が宝塚に携わるとなってから、宝塚の過去作を見てくださったりフォトブックや組本を購入してくださったり、ライブ配信まで視聴してくださったりと、こんなにもいいんですかというほど、お忙しい中宝塚に歩み寄ってくださるお優しい先生です。

 月刊誌に掲載された先生のレポ漫画も本当に本当に楽しかったですし、何より灰原先生にこうして宝塚を楽しんでもらえていること自体が本当に喜ばしくて素晴らしくて尊いことなわけです。


 それなのに、そんな先生に対してわざわざ気分を害するような意見を先生に投げる方もいらっしるのだと、本当に悲しい気持ちでいっぱいになりました。


 
 宝塚を大事にしてくださる方に宝塚のことで傷ついて欲しくない。これは当たり前の感情だと思います。だから本当に、どの程度の温度で届いたものなのかは分かりませんが、はたから見ても心ないと思える意見が先生に届いてしまった事実が悲しかったです。

 Instagramの更新を見る限り、灰原先生は千秋楽の配信に向けて楽しそうなので安堵していますが、灰原先生はもちろんのこと、これから先、宝塚に懸命に携わってくださる方々に対してもこんな意見が届かないことを心より願います。





 最後に。灰原先生も携わってくださった月組応天の門』 『DeepSea』は4/30日 (日)に東京大千秋楽を迎えます。


 今回のような辛辣な意見があったことは本当に心苦しいのですが、灰原先生には素敵な原作を生み出してくださったこと、宝塚への舞台化を許可してくださったこと、本当に感謝してもしきれません。

 素敵な作品を本当にありがとうございました。 そしてこんなにも素敵な作品を宝塚にて舞台化させてくださり本当に本当にありがとうございました。Instagramの更新も本当にいつもニコニコしながら拝見させていただいております。


 これからも 『応天の門』の連載を心の底より応援しています。 そして、 灰原先生が幸せな気持ちで月組東京大千秋楽に向き合えますことを心の底より願っています。



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