ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

これからの星組に想いを馳せる話

 本日、宝塚バウホール星組公演『My Last Joke-虚構に生きる-』および博多座星組公演 『ME AND MY GIRL』のライブ配信がございました。


 バウの後すぐに博多座の配信で、(忙しい、昨日に引き続きあまりに星組関連が忙しい……! ご飯はいつ食べたら!?)とは思いながらもしっかり堪能させていただきました。


 まずは『My Last Joke-虚構に生きる-』チームの皆様、千秋楽までの完走おめでとうございました。この状況下の中で初日および千秋楽を迎え、さまざま、本当にさまざま、葛藤や悩み等もあったとは思うのですが、無事に千秋楽まで公演を続けられたことがまずは何より良かったなと思います。


 本作は文学的な作品となっており、星組では珍しいと感じるようなタイプの作品でした。が、その珍しさこそ、若手が成長するバウ作品にはもってこいなのかな、とも思います。

 ただ、惹かれる過程なと、文学的作品だからこそもう少しそのあたりに繊細な緻密さが欲しかったかな、とは感じました。


 脚本演出に思うことがあったのは事実なのですが、何はともあれ、天飛さんバウ初主演、詩さんバウ初ヒロイン、本当に本当におめでとうございました。おふたりをはじめ、星組下級生のますますのご活躍を心の底より応援しています。

 礼真琴様のやっておしまいなさいからの星組パッション、なんだか嬉しくてたまりませんでした。


 博多座ミーマイ配信は昨日に引き続きもう本当多幸感に包まれていて、悲しくても人は泣いてしまうけれど、幸せでも人は泣いてしまうんだなあということを身に沁みて感じさせていただきました。


 いやはや立ち続けに配信を拝見させていただきましたが、こんな時に本当によくやり遂げてくださったの気持ちでいっぱいになりながらも、これからの星組に少し想いを馳せさせていただくきっかけにもなりました。



 というのも、2019年10月に星組トップスター・星組トップ娘役に就任した礼真琴さん・舞空瞳さん。

 2024年大劇場の正月公演として予定されている星組公演『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜』『VIOLETOPIA』は、お二人の大劇場7作目の公演となります。


 5作が通常任期と言われている宝塚において、7作目というのは既に長期任期に差し掛かっています。

 しかしながら、早期就任を果たしたイケイケの現星組トップコンビは長期どころか10作あたり担う超長期なトップコンビになるのではないかと、就任時から多くの人が同じことを思っていたのではないでしょうか。


 しかしながら風向きが変わってきたのは皆様ご存知の通り、礼さんの休養発表があったことによると思います。その上、体調不良で『1789』を急遽休演された事実。


 これらの異例事態によって、「礼さんに無理をさせたくないな」という気持ちゆえに、本来なら2桁作品するだろうなくらいに思っていた期待の膨らみが、 8作目退団もあり得るのでは……と萎む次第でございます。


 また、二番手期間は短くなりますが、1789の主演代役をやってのけ、今回もミーマイにて役がわり主演を果たした暁さんは既に実力と場数は十分なので、礼さんの8作退団はますますあり得ない話ではないのかもしれないなあと感じます。


 そして舞空さんですが、『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』では凪七さんと、『ME AND MY GIRL』では水美さんと暁さんと組むといった、今までの宝塚にはなかなかなかった「トップ娘役としてさまざまな男役と組むことを連続で」やってのけていらっしゃいます。


 ミーマイのサリーという念願の役も果たせた舞空さんがそろそろ退団を考え始めるのはあり得る話なのですが、こんなにさまざまな男役に合わせられる舞空さんの退団は、バタバタしている宝塚には痛手だと思います。


 ここまでを俯瞰してみると、礼さんより舞空さんの方がもしかして任期が長くなるかもしれないといった、就任時には想像していなかった未来を勝手に想像してしまうわけなのですが。


 ですがやはり本音としては、別箱で礼さんと舞空さんが離れ続けたからこそ、ふたりが組むことの喜びをより一層噛み締められると言うもので、二人にはまだまだ星組トップコンビでいてほしいなというファンとしてのエゴもございまして。


 でもそれだと礼さんの体調は大丈夫なのかという話に戻るのですが、今までの星組作品と言えば礼さんがとにかくフルマラソンするタイプの作品が多かったです。

 ですが星組にはもっともっと場面を任せても大丈夫な組子がたくさんいると思っておりまして、礼さんに頼りすぎない作品づくりによってはもう少し長く任期を担える可能性はあるかもしれないな……と。


 好きを盾にしたファンによるエゴだなあと自覚してはいるのですが、礼さんと舞空さんを中心とした星組を、もう少し長く拝見していたいなと切に願っておりますので、8作退団、ではなく、もう1作でも長く、この夢を見続けていたいなと感じます。


 そしてその夢は、今の星組生たちの力があれば叶えられるのではないかな、と思いますので。礼さんと舞空さんのトップコンビがもう少し長く続くように、星組パワーに期待したいと思います。


 何はともあれ、2024年。礼さんが元気な姿で舞台復帰してくださることを心の底より願っています。


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