ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

舞空さんの去就と宙組が嫌いなわけじゃないんだよ話


 本日は日曜ですが、星組の別箱振り分けが発表されましたね!


 ざっくり見ると、礼さん主演側(極美さん、小桜さん、碧海さん、詩さん、大希さん)


 暁さん主演側(天飛さん、稀惺さん、瑠璃さん、乙華さん、藍羽さん)


 ということで、暁さん側は真新しい配役が期待できそうなフレッシュ感があり、礼さん側はいよいよ礼さんと極美さんが別箱でがっつり関わるのだなという感じであり、さらには舞空さんミュサロに102期生大集合で、どの星組別箱もとってもとってもとっても楽しみだな〜と思いました。


 そして舞空さんのミュサロタイトルは『Dream in a Dream ~永遠の夢の中に~』に決定。ミュサロは退団前にするトップ娘役が多いですが、これはどうなんでしょうね……。


 確かに星組は詩さんとか次期トップ娘役が準備できていると言えば出来ているわけですが、だったらこんなにトップコンビを別々の別箱にし続けなくても良くない……??? 最後ことなこで別箱して、東西の間に舞空さんミュサロをすればよくない……???(今回の星風さん、少し前の朝月さんのような日程)


 多分別箱でことなこを拝めないまま次が舞空さんの退団公演とか言われたら私だったら「じゃあなんで一緒に組ませてくれなかったんですか!!!涙」って喚いちゃうな……。


 しかも次の演目的にも退団感がないので、私は舞空さんの退団はまだ先、というよりも礼さんと同時であると信じていたいと思います!





 そしてここからは、宙組に関してずーっと言いたかったことをやっぱり言っておきたいなあと思ったので記させていただきたいと思います。



 というのも、自死した件に関して、どうしてこんな取り返しのつかないことが起きてしまったのか。それをちゃんと検証して改善をしてほしい。ご遺族と向き合うことで亡くなった彼女と向き合ってほしい。どれだけ重たいことが起きてしまったのかを理解してほしい。そして変わってほしい。


 こんなふうに記すと、劇団批判だと言われ、宙組を攻撃していると罵られます。


 わたしは、その思考回路がまあ理解できません。


 好きな人たちが劣悪な環境で働いていたら嫌だし、好きな人たちがパワハラ認定されるような行為を伝統だからといって引き継がなきゃいけないのもそれを下の子たちにさせるのも嫌なんですよ。

 観客の私たちだけが楽しくて、舞台に立っている人たちの中で死ぬほど辛い思いをしている人がいるとか、そんな搾取は絶対に嫌なんですよ。


 まあつまり、自死した彼女を含め宙組のことが好きだからこそ、変わるべきところは変わってほしいんです。


 だけどこうした改善を望むだけで、今回のことに向き合ってほしいという思いがあるだけで、宙組を攻撃している、とか。そんなのファンじゃない、とか。伝統の大事さや芸事の厳しさをわかっていないとか。劇団を応援できないならファンやめろとか。まあそんな罵詈雑言言う人たちもいるわけです。


 そしてご遺族側の苦しみに寄り添うだけで、「週刊誌がお好きなんですね」とか言う人たちもいますが週刊誌なんて好きなわけないだろって話です。


 嫌いなのは、そういう盲目的で過激な劇団擁護派とご遺族や弁護士を責め立てたり陰謀論だのなんだの結びつけるような人たちなんですよ。


 客席で、宙組にたくさんの思い出をもらってきたからこそ、大好きな舞台がたくさんあったからこそ、目を逸らすんじゃなくて向き合いたいですし、変わるべきところがあるなら変わってほしい。

 そして他組にも似たような何かがあるのなら、宙組が何を変えたのかを参考に、他の組も改善すべきところを改善してほしい。


 そもそも、劇団がはじめから今回の件を重く受け止めて保身に走らなければ、ここまで事が大きくなって宙組が追い詰められることもなかったかもしれない。まして、彼女の心労に気づいて早々に問題に向き合っていたらこんな悲しいことは起きなかったかもしれない。


 彼女の自死はどこかで劇団が本気になってくれていたら防げるものだったんじゃないのか……。それを思うと喉のあたりがぎゅっと圧迫されます。


 そういった意味で劇団は反省をしなければいけないし変わらなければいけない。そして劇団に変わってほしいと願うのは宙組がこんなふうに追い詰められている発端でもあることを自覚してほしいからです。


 95期の中にいても、やっぱり桜木さんは元気がないように思えましたし、タカニ宙組MCのおふたりにも、緊張感のようなものがありました。


 宙組生である彼女たちを心配することと、変わるべきものを変えていってほしいと願うこと。この気持ちは両立して然るべきだと思います。


 もう本当に、都合の悪いことには一切耳を貸さない人たちがいますが、ご遺族側に真摯に向き合ってほしいと願うことは宙組への攻撃でもなければ、宙組には何もなかったと言い張る人たちが本当のファンなわけでもない、ってことを改めて主張しておきたいなと思いました。



 最後に。本当にどんどんどんどん、時間が経つにつれて悪い方へ悪い方へ進んでいるような気がして仕方がないのですが、ご遺族のためにも宙組のためにも、もうこれ以上悪い方向へ進んでいかないでほしいと切に願っています。

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