ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

宙組初日に行った友人感想


 まずは、星組公演『夜明けの光芒』 大千秋楽おめでとうございます。 無事に千秋楽を迎えられて安堵しています。


 星組は本公演から集合日にかけてお休み期間になるとは思いま
すが、その間に週刊誌報道の事実確認等を済ませ、告発者の方含め、安全に次の集合日を迎えてほしいと願います。


 宝塚の世界において特殊なルールや伝統があることは承知していますが、下級生への人格否定は正しき指導ではないことは明白です。

 まだ間にあうのだからこそスルーすることなく真剣に確認と改善のほどよろしくお願いします。






 そして本日は宙組特別公演 『Le Grand Escalier ル・グラン・エスカリエー』が初日を迎えました。


 宙組が舞台に立つのは9カ月ぶりでしょうか。



 友人が初日観劇に行っていたので感想が送られてきました。そのまま載せていいよとのことなのでそのまま載せようかなと思います。が、あんまりポジティブな感想じゃなかったことは先に記述しておきます。




「マスコミ、職員さんや警備員さんがそれなりの数いて、いつもとは違う雰囲気だったけど去年の雪組のときに似てたかな。


 自動発券機は使えなくて、 再入場不可の案内もあって、いっつもこれすれば転売対策になるんじゃ? なんでこれを通常運転にしてくれんのや? と思いながら入場。



 ちなみにええ感じの席なのに隣に座った人が最悪で、「宙組はなんにも悪くないのにずっと中止なんて本当に迷惑だったわ〜」みたいな会話を平気でしていてげんなりした。


 害悪ファンの隣しんどいな〜と思いながらいつもより薄いプログラムをぺらぺら捲る。


 喋り相手もいないから(もえこちゃんのスチールいいよなあ……あとやっぱ山吹ひばりちゃんの顔ファンだなあ) って再確認しつつ、あっという間に読み終わったそれをカバンにしまってじっとしてた。


 村上理事の挨拶あった。 謝るとこはそこなんか?って思う挨拶で、なんか噛むし、悼む言葉もないし、個人的にはいらんかった。せめて理事長だけは悼む言葉を述べてもバチはあたらないはずなのにな。



 中身は稽古場情報とかで分かる通りに宙組タカスペというか。 知ってる曲ばっかりだった。こんな名曲ばっか歌わせてもらって、変な場面あるショーよりよっぽどいいし、ショーだけの観劇は楽だからこれからもしたらいいのになと思った。


 ただ、宙組に縁のある曲が少なすぎて、そんなに宙組要素を消さなくていいんでは……とは思った。



 初日だし、罵声とかは当然なかった。最初は緊張感があったけど、 熱心なファンいっぱいで大きな拍手でほぐれた感じかな。 春乃さくらちゃんが笑顔で頑張ってたのが印象的だった。


 ただ自分でもびっくりしたけど思っていた以上にまっさらな気持ちでは見れなかった。


 正直、 (あ、このジェンヌさんの歌やダンスで感動するのはもう無理なんだな) の心境にもなった。悲しかった。


 当たり前だけどきいちゃんはそこにいないし、何回か無の境地になる瞬間があって、周りの人と自分の拍手の温度差がひどくて、東西でチケット取れすぎたから何枚かチケトレに流そうかなと思ったのが本音。


 でも普通に良いショーだったのも本音。


 宙組生ががんばっているのが伝わってきたのも本音。



 そんな感じでずっと名曲が流れ続けてこの曲知ってるな〜って思い続けてたらあっという間にパレード。エトは愛未ちゃん。 泉堂くんが亜音くんと大路くんと一緒に降りてきて、新公カウントはしてもらえたのよかったねと思った。


 私は大きな感動とかはなかったけど泣いているファンはちらほらいた。



 結果として、宙組生は舞台をしっかりつとめていた。 だから、普通に満足感ある公演だと思う。


 ただ、下級生たちが舞台上でみせてくれる笑顔が舞台裏でもそのままの笑顔であってほしいなと思った。そんなこと心配しなきゃいけないのがいちいちしんどい。


 終演後は組長・トップからの挨拶もあった。短かったけど、ちゃんとあった。当たり障りない感じだったけど、発言する勇気は必要だっただろうなと思った。でも理事長同様組長からも悼む言葉はなかった。


 私はあんまり深く考えないタイプだし、だからチケットもなんも考えずに取ったけど、 大きな拍手を聞いていると、ファンによってあったことがなかったことにされてしまいそうな勢いがあってちょっと怖かった。


 待ちわびていただけだと思うけど、いろんな気持ちがあるはずだけど、ファンが盲目だったら、裏で何があっても大丈夫になりそうなテンションって怖いんだなって初めて感じた。


 宝塚の客席で怖いって思うことは初めてだったから不思議な感じだけど、まあそんな不思議な感覚になる公演だった。この公演を楽しむのは私にはハードルが高いことも分かって、間違えずに宙組を応援するにはどうしたらいいのかなって考えるようになった。


 でも危ないことが何も起こらなくてよかったし、久しぶりに見た山吹ひばりちゃんはとにかくかわいかった。いつかなんの心配もせすに一緒に宙組公演を楽しめるようになりたいなと思った!」




 以上が友人の感想でした。劇団関係者も見守る中の公演だったようです。



 友人の感想を読んでも、劇団の判断に思うことがまだまだたくさんあるのですが、宙組だけでなく宝塚全体において、舞台裏でこれ以上誰も傷つくことがありませんよう祈りたいと思います。



 私たちファンは楽しんで観劇したくて、そのためには全ての生徒さんとスタッフの皆様の健康と安全が何より大切です。


 たくさんの人が心から楽しめる宝塚であるために、全ての生徒さんやスタッフの方々のためになる改革を今一度よろしくお願いいたします。


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