ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

花組退団者とわたしの知らない『うたかたの恋』かもしれないことについて


 本日は、花組さんの集合日でした。 集合日にほぼ必ずある退団者発表は、(この作品以降、この人を宝塚で観ることが出来なくなるのか……)の感情でとても寂しくなります。



 本公演で退団されるのは、 華雅りりかさん (94期)、春矢祐璃さん (99期)、都姫ここさん(104期)、花翔あかりさん (105期) の4名です。


 今回特にショックだったのは、104期の都姫ここさんの退団です。 「A Fairy Tale」で、新人公演初ヒロインに抜擢され、花組の新しいプリンセスとして研2で羽ばたきました。

 可愛らしくて、喋り方にも品が漂っていて、どんな娘役さんに成長していくのだろうと、とても楽しみにしていました。


 しかしながらこの抜擢以降はあまり良いお役に恵まれず、 都姫さんの役付きが渋くなる一方で、 一期下の星空さんや同期の美羽さんの出番の方が明らかに多くなっていきました。


 いろいろ辛いことがあったのか、やり切ったと感じたのか、 宝塚以外の世界でやりたいことが見つかったのか。どのようなきっかけで退団を決意されたのかは分かりませんが、個人的にはもっと宝塚で、花組の娘役として活躍している姿が観たかったなあと感じるほどには、大好きな大好きな娘役さんでした。


 退団者4名の皆様とのお別れはとても寂しいですが、東京宝塚劇場最後のその日まで、皆様の宝塚人生をしっかり応援させていただきたいと思います。



 そして本日は集合日ということで、『うたかたの恋』の配役発表がありました。


 配役をざっと見たところ、星空さんミリー以外は上級生から順番に役を当てはめたのかな、という雰囲気を感じ取りました。そして、(もしかして、わたしの知っているうたかたの恋とはかなり異なる作品が誕生するのかな???)とも感じられました。


 一番最初にそう感じたのは、永久輝さんがブラットフィッシュでもフリードリヒ公爵でもなく、フェルディナンド大公役を演じるのを確認した時です。

 はっきり言って今までの上演では出番がかなり少ない役柄なのですが、今回から出来た役ソフィー・ホテック(永久輝さん演じるフェルディナンドの身分差のある妻役)を美羽愛さんが演じられます。


 この組み合わせ、新場面の予感がひしひしと伝わってきます。他にもたくさんの今までにない役名を与えられている下級生が多いです。

 公演解説にも、新たな演出でお届けする2023年版『うたかたの恋』と記されているので、小柳先生、役の比重や作品の構成含め、かなり演出を変えてくるのかな? と思いました。



 小柳先生のオリジナル脚本は、良い意味でも悪い意味でも「役や出番が多くてごちゃごちゃ」してしまうのが特徴だと思っています。


 しかしながら、 原作のある公演。直近ならば月組公演 『今夜、ロマンス劇場で』などは、 原作キャラの動きを改編しすぎない+憎めないオリジナルキャラクターたちを生み出し、それを活かす演出をされていました。

 出番の塩梅とアレンジがかなり素晴らしくて、観た後は 「先生、お見事です」と、先生に向けてスタンディングオベーションしたいくらいには、「原作の雰囲気を壊さないようごちゃごちゃはさせない、けれども役は増やしたよ」という創意工夫が感じられました。


 つまるところ、 小柳先生って、 「役が少ないなあ」と思う原作物語または再演物を大人数用にアレンジするのが上手い気がします。また、原作や初演についてのリスペクトゆえにオリジナル脚本ではやらかしてしまう「ごちゃごちゃ」に、ブレーキがかかるのかな、とも感じます。


 よって、「別箱向きの役の少なさの『うたかたの恋』 が、 小柳先生の手によって、たくさんの生徒さんたちの見せ場が増える公演」に上手いこと変身するんじゃないかな、と。配役を拝見して、そんな期待を持たせていただきました。


 原作の雰囲気を壊さない小柳先生はもちろん、「『うたかたの恋』の再演を楽しみにしている人たち」の期待も裏切らないとは思うので、プロローグの大階段や最後の場面など、大事なシーンはきちんと残されると思います。


 そう考えると、わたしの知らない『うたかたの恋』ではあっても、小柳先生Verの『うたかたの恋』、かなり楽しみなのですが、はてさてどんな演出・構成になるのでしょうか。



 初日の幕が開くその日まで、どんな『うたかたの恋』になっているのかは分かりませんが、柚香さんと星風さん率いる花組の魅力がふんだんに詰まった、素敵な作品になることを心の底より願っています。



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月組『応天の門』『Deep Sea 』ポスターが良すぎる件について


 本日、月組応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』のポスター画像が発表されたのですが、「あまりにも良すぎる〜!!!!」と興奮してしまいました。本当に、あまりにも良すぎました。素晴らしい〜っ!


 月城さん道真、海乃さん昭姫、鳳月さん業平、原作ファンとしてもこれ以上ない素晴らしきビジュアルを浴びせていただいて感無量です。すごい。本当に再現度が凄すぎます!!!宝塚すごいの気持ちになってしまいました。


 月城さんの三白眼に見せるための下瞼の白ラインとか、海乃さんの赤メイクとか、鳳月さんの親指の仕草とか、あ〜も〜素晴らしい。本当に、もう世界観が出来上がっていて、ポスター以上の実物が舞台の上で動きまくるのかと思うと本当に楽しみが止まりません。



 最近全組、どのポスターもとても素敵なのですが、今回の月城さんと海乃さんと鳳月さんの格好良さと凜とした美しさと色気全部載せポスターが良すぎて、もう本当にポスター買いますありがとうございますの気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


 チラシ裏面の月城さんと海乃さんも素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎるので、ぜひご覧ください……。言葉にならないほど素敵だ……。


 平安時代のおどろおどろしさと背景に浮かぶ夜月。田渕先生ビジュアルに関してはいっつも百億点満点なので、あとは原作のどこを切り取ってお芝居の流れをつくるのか。


 田渕先生、素敵な脚本をどうぞよろしくお願いいたします。


 また、Deep Seaのロゴが好みだったので、ショーの中身もとても気になります。稲葉先生が月城さんと海乃さん率いる月組の魅力をどんなふうに魅せてくださるのか、本当に本当に楽しみです。


 これまたチケット難になりそうかもしれないな、と素敵すぎるポスターを拝見しながら感じたので、今から頑張ってチケットを取っていきたいと思います。


 良質なポスターを見ただけで心は潤い、幸せになれる。宝塚が好きで良かったあ! 月組が好きで良かったあ! の気持ちでいっぱいになれる、こんなにも素敵なポスターを本当にありがとうございます。

 月組はこれから別箱公演が待っていますが、来年の『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』も、今からとってもとっても楽しみです。



 陽性者増加のニュースを頻繁に見かけるようになりましたが、どうか、全ての公演が無事に幕開くことを心の底より願っています。


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他組同士の繋がりが嬉しい話


 三井住友カードイメージキャラクターである永久輝せあさんの、「三井住友カード宝塚歌劇ニュース 永久輝せあコーナー 今月のメッセージ」が毎月更新されていることは皆様ご存じでしょうか。


(拝見したことがない! という方も、1年分のバックナンバーが用意されているのでぜひ覗いてみてくださると嬉しいです)


 さて、今月のメッセージには、花組全国ツアー公演についてや秋の思い出などが掲載されていました。このメッセージからはいつも、花組の皆様の舞台にかける情熱や仲の良さ、雰囲気の良さが感じられます。 永久輝さんが何を語られるのか、毎月とても楽しみにしています。


 そして今月のメッセージには、「刺激になる他組の公演」という表題が。

 そこには、永久輝さんが月組グレート・ギャツビー』 をライブ配信で拝見したこと。 雪組公演『ODYSSEY』と『心中・恋の大和路』の舞台稽古を拝見した話などが掲載されていました。



 コロナによって舞踏会やタカスペが中止になり、どうしても他組との繋がりが薄れやすそうな中で、こうしたお話が聞けたことが、今回なんだかとても嬉しく感じられました。


 また、永久輝さんは元々雪組生だったわけなのですが、 今でもこうして雪組の皆さまと仲良くしていることが伝わってきて、組替えは仲間が2倍に増えるという格言は本当なんだなあとニコニコしてしまいます。

 組み替えやイメージキャラクターなど、背負うものも多い永久輝さんですが、これからも花組の皆様とも雪組の皆様とも切磋琢磨し笑い合える関係でいられますことをいちファンとして願っています。



 そして、このメッセージで月組に触れてくださったこともとても嬉しかったです。


 永久輝さんは月組トップ娘役である海乃美月さんと同期ですが、 海乃さんがトップ娘役になってから月組の舞台が今まで観れていなかったことが記されていました。 (スケジュール的に、花組生は月組の舞台を観劇するのが難しい組です)


 例え配信でも拝見出来たことが嬉しそうな永久輝さんから同期想いなことがひしひしと伝わってきました。退団者も多く出るようになった97期ですが、97期のジェンヌさんは全組素敵な方々で溢れているので、これからも同期同士支え合って、宝塚人生を謳歌して欲しいなと感じます。


 また、 永久輝さんは、月組トップスターである月城かなとさんとも、新人公演という青春時代を共に過ごしたことにより思い入れも強そうで、 『朝日の昇る前に』 を歌う月城さんの格好良さや素敵さを記されていました。

 『朝日の昇る前に』は月城さんと永久輝さんが雪組時代最後に共演した舞台 『 New Wave ! 一雪一』にて使用された楽曲でもあったので、余計に心打たれたのかなと感じられました。


 そしてわたしは月城さんと永久輝さんがトップ・二番手役を担った雪組新人公演 『星逢一夜』を運良く観劇しては号泣した人間なので、おふた方に今も 「絆」が垣間見えるだけで、大の字になって叫び出したくなるほどには懐かしさとエモさを感じてしまいます。


 退団までにタカスペなどの舞台で共演して欲しいというわたしの個人的な夢が叶うかどうかは分かりませんが、青春時代の特別な関係性っていいなあの気持ちに改めてなりました。


 また、今月のメッセージの締めくくりの文章で最後、「以前のようにはなかなか自由に観劇ができませんが」と記されていました。

 制約の多い中、息苦しさやストレスなどが絶対にあるとは思いますが、それでもライブ配信等で他組からの刺激やパワーを貰う前向きな永久輝さんに、わたしも前向きな刺激やパワーを頂いた気分です。



 改めまして、永久輝さん。今月のメッセージにて、花組のことについてはもちろん、他組についても、素敵なメッセージをありがとうございました。来月のメッセージ更新も、とってもとっても楽しみです。



 最後に。ジェンヌさんが以前のように自由に観劇出来る日が、打ち上げを開催して余興に力を入れられる日が、他組同士が共演できる日が、そんな日がまたやって来ますことを、心の底より願っています。



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娘役さんの扱いとミュージックサロンについて思うこと


 朝月さんのミュージックサロン中止発表から1日経ちましたが、未だショックから抜け出せず、やりきれない感情にさいなまれていまして、途方に暮れています。

 いちファンがこんな心持ちなので、 朝月さん和希さん縣さんそして携わるすべてのスタッフさんたちの気持ちを考えると、本当にやりきれません。

 関係者の皆様がどうかご自身を責めることなく、まずはお身体を大切にされて、1日でも早くご回復されることをお祈りしています。


 また、スケジュールがキツキツで望みが薄いことは承知なのですが、無観客でも配信のみでも良いので、ジェンヌさんの負担にならない範囲で、朝月さんのミュサロに救済措置があればいいなと願っています。





 本当は朝月さんのミュサロが無事に実施されてから言及したかったのですが、本日は「トップ娘役のミュージックサロンがいつも開催されるわけではないのが切ない話」をさせていただきたいと思います。


 皆さんもご存知の通り、単独サヨナラショーとミュージックサロンは、 トップ娘役さんが宝塚人生の最後に主役を飾れる、 とても素敵なステージです。


 退団前にますます輝かれる朝月さんのミュサロに救済措置が取られるのかはまだ分かりませんが、朝月さんと同じトップ娘役という立場で、既に退団が発表されている方がいらっしゃいます。


 宙組トップ娘役、潤花さんです。


 朝月さんと潤花さんの異なる点と言えば、「単独退団」か「同時退団」であるか、という点です。


 そして潤花さんは、まだ「ミュージックサロン開催」が決定していません。


 ミュージックサロンは前もって(別箱発表時もしくは別箱の振り分け発表時と同じタイミングなど)で開催を発表されることが多いです。


 潤花さんは真風さん主演リサイタル『MAKAZE IZM』に出演されます。こちらに出演されるということは、少なくともミュージックサロン開催があったとして、大劇場千秋楽と東京宝塚劇場のスケジュールの間。つまり、今回の朝月さんと同じパターンでのスケジュールになると思われます。



 しかしながら、先ほども述べた通り、未だ開催の発表がありません。

 過去、妃海風さんのミュサロが急遽開催決定したように、潤花さんのミュサロも急遽開催決定される可能性はあるのですが、先述した通り、ミュージックサロンはトップ娘役退団前に必ず実施されるものではありません。


 振り返ってみても、花總まりさんや花乃まりあさんや咲妃みゆさんなどなど、実施しなかったトップ娘役さんたちがたくさんいらっしゃいます。同時・単独退団関係なく、いらっしゃいます。


 開催されない理由については、ホテル会場を抑えるのが難しいシーズンだから、個人の意志など、一括りには出来ないのだと思われますが、過去振り返ってみても、「ミュージックサロンが開催されない」のは「珍しくない」ことが分かります。


 しかしながら、これを分かった上でもやはり、「潤花さんのミュージックサロンを開催してほしい」という気持ちが湧き上がります。


 潤花さんは真風さんと同時退団なので、 今回の朝月さんのようなトップ娘役が中心となる単独サヨナラショーは開催されません。(一昨日の朝月さん、本当に素敵でしたよね)


 ここ数年で同時退団された「望海さん・真彩さん」および「珠城さん・美園さん」のサヨナラショーを振り返っても、望海さんと珠城さんが中心のサヨナラショーにて、真彩さんと美園さんの場面はとても少なかったです。


 わたしは同時退団の場合、主役がふたりいると思っているので、サヨナラショーの時間を倍にして欲しいと願っている人間なのですが、それは時間の制約等の関係上難しく、今まで一度も実現しませんでした。


 なので出来ることならば、とくに同時退団の場合は、最初で最後、トップ娘役さんが主役になれるミュージックサロンというステージが実施されて欲しい気持ちでいっぱいです。


 同時退団だと先述した真彩さんと美園さんも、コロナ化という制約の多い中、ミュージックサロンが実施されました。それぞれの娘役像が色濃く出た、かわいらしい素も垣間見えるとてもハッピーでうっとりしてしまう、娘役さん好きにはたまらない至福の時間でした。


 同時退団の際、サヨナラショーでトップ娘役さんの場面が少なくても、ミュージックサロンが実施されるか否かで、そのとき感じるものが違ってくると思います。


 真彩さんと美園さんと同じように、潤花さんも真風さんのサヨナラショーにて、たくさんの場面は期待できません。だからと言って、トップスター真風涼帆さんの集大成でもあるステージに対し、文句を言って水を差すようなこともしたくはありません。


 だからこそ、 潤花さんのミュージックサロン開催を切望しています。


 宝塚の世界は男役が中心で、トップスターさんが中心で、その根底を覆そうなんて思ってもいないのですが、宝塚ファンは「男役さんと同じくらい娘役さんが大好きだし娘役さんに思い入れがある」方々もたくさんいらっしゃいます。わたしも、男役さんと同じくらい娘役さんのことが大好きです。


 なので、男役さんの位置付けはそのままに、娘役さんの扱いをもう少しだけでも良いものにしていただければと願っていまして。例えばですが、「トップ娘役退団の際には必ずミュージックサロンが開催される」などが、それに当たるのではないかな、と思います。


 娘役は男役に寄り添い主役になるべきではないという志を持っている娘役さんもいらっしゃるかもしれないので、いちファンが強要は出来ないのですが、そんないちファンとして言いたいのは、純粋に「トップ娘役さんが最後、宝塚の世界で、主役として真ん中に立っているステージが観たい」ということです。



 これはもう、いちファンのエゴイズムでしかないのすが、トップ娘役さん退団時には「トップ娘役が主役になれるミュージックサロンが観たいので開催されてほしい」「朝月さんのミュサロが救済されて欲しいし、潤花さんのミュサロが決定して欲しい!」「そして出来ることならば、潤花さんのミュサロは組む回数の多かった野口先生演出がいいな!」の気持ちでいっぱいです。



 面白くてゴージャスで、笑顔が素敵で少し泣けてしまうような、潤花さんらしさがたくさん詰まったミュージックサロンが、どうかどうか、開催されますように。



 そして、キツキツのスケジュールの為、救済措置は難しいかもしれませんが、 劇団さんが出来る限り尽力してくださることは知っているので無茶も言えませんが、朝月さんのミュサロについて、明るいお知らせがあることを心の底より願っています。



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朝月希和さんのミュージックサロン中止について


 昨日、雪組の舞台の真ん中で、 一等美しい姿を、幸せそうな姿を魅せてくださった朝月希和さんのミュージックサロン 『La Lumière ~朝の月のように~』の中止が先ほど発表されました。


 関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認されましたため、急遽、開催が中止されるとのことなのですが。


 もう、本当にショックで、言葉にできません……。


 天華さんのバウ決定にひとしきり喜んだあと、このニュースが耳に入り、本当にもう、一気に崖へと突き落とされたような気分で、悔しいほど悲しいです。


 コロナが増えてきたことはニュース等で知っていて、冬はコロナとインフルのダブルパンチだと放送されることも多くて、嫌だなあとは思っていたのですが、この時期のミュージックサロン中止は本当にキツいです。


 朝月さんのミュサロは大劇場と東京宝塚劇場の公演の間にあるわずかな隙間スケジュールで実施されるものです。なおかつ、クリスマスシーズンは会場を抑えることも難しいので、今回のミュサロ中止には救済処置が期待できず、どうすることも出来ないかもしれないという事実が、 本当に辛くてたまりません。



 劇団側も、11月11日 (金)に実施される予定だったランチ回のショー とディナー回のショー、両公演のライブ配信を計画してくださっていました。たくさんの人が朝月さんの集大成を拝見できるよう神対応を予定されていました。

 チケットは取れませんでしたが、ライブ配信で観劇するのを、本当に本当に楽しみにしていたので、中止が決定してしまったこと、本当に悲しくてたまりません。


 出演者の皆様は、携わる皆様は、劇団側はどれどけ辛いのかと思うと、本当に、辛くて辛くてどうしようもなくて、やりきれない気持ちでいっぱいになります。



 単独サヨナラショーとミュージックサロンは、トップ娘役さんが宝塚人生の最後に主役を飾れる、唯一無二の素敵な催しものです。愛にあふれた、本当に素敵で、輝かしいステージです。


 キツキツのスケジュールの中、朝月さんも和希さんも縣さんも中村先生もスタッフの皆様もミュサロに向けて一生懸命動いていただろうに、こんな一瞬で水の泡になってしまうこと、本当に悔しくてたまりません。



 昨日のサヨナラショーでとっても幸せそうだった朝月さんが、ミュージックサロンでまた新たな幸せそうな顔を見せくださるのを、本当に楽しみにしていました。



 このまま朝月さんのミュサロが無かったことになるのだろうかと思うと涙が止まらないのですが、辛くて悲しくてやるせないのですが、まずは関係者の方々の回復と健康をお祈りいたします。



 宝塚の世界でたくさんのことを頑張り続けた朝月さんに、どうか明るいお知らせがありますことを、心の底から願っています。



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星組3分割・天華えまさん率いるバウ公演決定ありがとうございます!!!


 本日、宝塚バウホール:2023年4月1日(土)~4月9日(日)の日程で、天華 えまさん率いる星組の若手メンバーが『Stella Voice』に出演することが決定いたしました!!!


 こ、こんなに嬉しいことがあっていいんですか!? 神様仏様劇団様、本当にありがとうございます!



 次の星組別箱公演は礼さんと舞空さんが引き離され、礼さんはキャパが絶対的に足りないDCと青年館、舞空さんは凪七さんと全国ツアーを巡るという、なんとも波乱に満ちた別箱だと思っていたのですが、まさかのここにきて追加発表! しかも、先日の花組でも大好評を博した若手が輝くバウワークショップ!


 構成・演出は信頼と安定の中村 一徳先生なので、もう「楽しみ」の感情が爆発しそうです。ありがとうございます!



 天華えまさん率いる星組の若手メンバーが、宝塚の名曲やミュージカル曲など珠玉の楽曲を歌いあげけくださる歌を中心としたバウワークショップ作品『Stella Voice』。

 ダンスナンバーもあるとのことで、未知なる可能性を秘めた出演者達が、フレッシュな魅力満載のパフォーマンスをお届けしてくださるとのことで、もう楽しみで楽しみで、神様仏様劇団様、本当にありがとうございます!


 天華さんのお芝居が大好きなので、お芝居の作品も拝見したかったのですが、歌を中心としたバウワークショップでもこんなに嬉しいとは……!

 
 個人的に天華さんの大ファンで、別格上級生になっていくとしても主演をさせないのは勿体無いと思っていまして。コンサートだから主演と言っていいのかよく分からないのですが、天華さんが真ん中に立つこと、星組の若手を率いること、本当に本当に嬉しく思います。



 しかしながら今回の3分割は、懐かしの2018年の花組別箱公演を思い出します。


 ・明日海さん仙名さん主演舞浜公演『Delight Holiday』
 ・柚香光さん主演全国ツアー『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』
 ・凪七 瑠海主演 梅芸DC・KAAT『蘭陵王~美しすぎる武将~』


 このときも凪七さんが登板されました。相手役は音くり寿さんでした。なんだかとても懐かしいです。あ〜懐かしい〜! どの公演も本当に楽しかった思い出でいっぱいです。


 3分割はスターさんにとって負担も大きいですが、下級生のひとりひとりに至るまで輝ける絶好の機会でもあるので、どうか3公演とも、星組生全員を輝かせる素敵なものになりますように。



 しかしながら、3分割であっても、礼真琴さんの主演公演に路線スターさんが振り分けられないとしても、礼さん主演のフレンチロックミュージカル『赤と黒』は梅芸DCと青年館では絶対にキャパが足りなくてチケット難に変わりはないだろうな、と思いました。
 配信に縋りそうですが、絶対生観劇したいので、前向きにチケット獲得を頑張りたいと思います。



 はたまた、下級生がバウに総出演するとなると、特に全ツ組に人数が足りるのかと思われるかもしれませんが、「星組さんなら大丈夫だ〜」という絶対的な信頼感しかないので、3分割されたそれぞれの公演が本当に楽しみです。(心配なのは本当に、3公演ともチケットがゲット出来るかのみでございます)



 は〜それにしても、今回のバウ決定、本当に嬉しい発表でした。



 改めまして、天華えまさん、星組下級生の皆様、バウワークショップ『Stella Voice』開催決定、本当におめでとうございます。


 この機会に、ひとりでも多くの星組生が輝き、見つけてもらえますように。また、月組雪組宙組でも、若手が輝くバウワークショップが開催されますことを心の底より願っています。



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雪組『蒼穹の昴』千秋楽と朝月さんサヨナラショーを観て


 本日は雪組宝塚大劇場公演『蒼穹の昴』と花組バウホール公演『殉情』の千秋楽でした。

 同日に千秋楽を迎えるのはとても珍しいことなのですが、どちらも欠けること無く公演が完走できましたこと、本当に嬉しく思います。雪組の皆様、花組の皆様、千秋楽本当におめでとうございます。



 どちらの公演も千秋楽チケットはもぎとれなかったので本日配信のあった雪組公演『蒼穹の昴』を、今回もライブビューイングで堪能させていただいたのですが、 豪華絢爛な衣装と舞台装置もあいまって、 ライブビューイング映えが凄かったです。

 これは円盤でもかなり期待できそうで発売が既に楽しみなのですが、今日はマイク不良だったのか映画館側の問題なのか、少しだけ音割れがあったように感じました。


 しかしながら、音割れなんてどうでもいいと思わせるほどの圧倒的な雪組さんと専科さんたちの熱量!


 蒼穹の昴の舞台を初日からたびたび拝見させていただいていたのですが、 通いに通わせまくっていただいたのですが、観れば観るほど、どんどん中華の世界観が色濃くなっていくような素晴らしい熱演に、終演後はいつも胸がいっぱいになりました。


 大劇場での上演が本日で終了してしまったことが悲しくて寂しくて仕方ない。そう思ってしまうのは、物語の良さはもちろん、彩風さん、朝月さん、朝美さん、和希さんをはじめとする雪組の皆様の素晴らしさ、そして専科さんの存在の大きさと偉大さがあったからだと思います。


 また、初日の頃は、原作が好きだからこんなに宝塚版の 『蒼穹の昴』が楽しいだけで、原作ファンじゃない人にとってはどうなんだろうと不安にもなったのですが、 一緒に行った友人たちも大感動していたので、宝塚としても素敵な作品として成立しているのだと、本当にうれしくなりました。


 娘役さんの使い方についてはもう少し配慮があってほしかったのも事実ですが、お話も音楽も舞台装置も衣装も出演者さんたちもスタッフの皆様も本当に全部が全部最高で感謝の気持ちでいっぱいです。

 大好きな小説をこんなにも素晴らしい舞台に仕上げてくださり、 本当にありがとうございました。千秋楽の舞台も、役者魂あふれる本当に素晴らしい公演で、胸が熱く熱くなりました。



 そして、本公演は、トップ娘役である朝月希和さん、雪組の大切な娘役さんである千風力レンさん、羽織夕夏さん、花束ゆめさん。 以上4名の素晴らしき娘役さんたちの退団公演でもあります。


 トップ娘役さん退団公演ということもあって、本日は 「朝月希和さんのサヨナラショー」も実施されました。開幕ルポァゾン、 めちゃくちゃ痺れました。 密かに期待していた「海の見える街」が拝見できたとき、嬉しすぎて涙が止まらなかったです。


 舞台の真ん中で、笑顔いっぱい幸せいっぱいの朝月さんを観て、トップコンビの同時退団も素敵ですが、単独退団もこんなにも素敵なのだと改めて感じさせて頂きました。


 朝月さんは、ここ数年の宝塚で一番予想外だったトップ娘役就任だったように思えますが、花組雪組で培ってきた娘役像をこれでもかと溢れさせる、本当に素晴らしい娘役さんだと感じました。

 とってもハッピーで、だけど泣いてしまう、胸いっぱいになる本当に素敵なサヨナラショーの中には、今回朝月さんと同時退団される千風さん、羽織さん、花束さんのピックアップ場面もありました。


 本公演こそ出番が少ない3人ですが、サヨナラショーの中で、ピックアップ場面もあったこと、本当に嬉しく思います。素敵な衣装素敵な歌声素敵な笑顔。全員歌が上手すぎて、大切な雪組の娘役すぎて、本当に退団が惜しまれるのですが、素敵な笑顔の3人が拝見できたこと、本当に本当に嬉しかったです。

 観たいものすべて詰め込まれていて、映画館の中で本当に幸せな気持ちになる、そんなサヨナラショーでした。



 そして、退団者皆様の挨拶の素晴らしきこと。それぞれの娘役さんの凛とした立派な挨拶に、ますます大好きの気持ちが増幅してしまい、やめないでほしいと泣きそうになるのですが、悔いのないお顔で花束を抱く娘役さんたちが、一等輝いて見えました。


 また、彩風さんが退団者ひとりひとりに向ける言葉がとても優しくて、特に朝月さんへの「どんな時もそばにいてくれてありがとう」と、朝月さんのそれに対する「ありがとうございます」の返事が、もう、本当に、お互いを尊重してきた素敵なトップコンビの形すぎて、愛しくて愛しくてたまらなかったです。

 そして、彩風さんと朝月さんのやりとりに涙する千風副組長が愛しすぎてその涙で余計に泣いてしまいましたが悔いはありません。


 彩風さんの優しさにあふれた挨拶も本当に素敵で、素晴らしい雪組のトップスターさんだなあ、と。そんなことを改めて感じさせてくださいました。もう、本当に雪組の皆様のすべてがあたたかくて素敵以外の言葉が見つかりません。



 朝月希和さん、千風カレンさん、 羽織夕夏さん、花束ゆめさんの大劇場ラストステージ、本当に素晴らしかったです。 そして、退団公演だということを切り離して考えても、『蒼穹の昴』は今の雪組の魅力を、専科さんたちの力を感じる、本当に素晴らしい公演だと思います。


 どうか、このまま東京でも無事に初日を迎え、大千秋楽まで完走できますことを。退団者の皆様が東京でも無事に大階段を降りて来られますことを心の底より願っています。


 雪組の皆様、素敵な舞台を、素敵なサヨナラショーを、本当に本当にありがとうございました!



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