ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

今回の発表をひたすら重たく感じてしまう話


 今日が宙組特別公演 『Le Grand Escalier ール・グラン・エスカリエー』 の集合日だったのでしょうか、退団発表がありました。


 舞 こころさん (104期)


 陽彩 風華さん ( 104期)


 以上2名の生徒さんが2024年5月7日付で退団されることが発表されました。


  104期ふたりの集合日付け退団……。舞さんと陽彩さんが今日でご卒業という事実に、私は今、打ちのめされるような気分です。


 というのも、3月末付け退団で宙組生2名が舞台に立つことなく退団されたことが本当に悲しかったんですね。


 それなのに、また更に舞台に立たずして宝塚人生を終える宙組生が2名も出てきてしまったことが本当に悲しく、そしてその重みを受け止めてしまいます……。


 104期はすでに大階段を下りて退団できる学年です。 将来的に、みんなに見送られながらの退団もできたはずです。


 大量退団じゃなくてよかったと安堵している意見も見受けられますが、私はそんなふうに楽観的には思えませんでした……。



 というのも今回の宙組特別公演、そもそも千秋楽に退団 (挨拶等) が出来ない仕様であり、だから退団を選ぶ人は集合日付け退団しか選択肢がなかったのではないでしょうか。


 それゆえ、退団する人数が少なかったのかな……と思いました。


 ただ、それでもなお2人の生徒さんが集合日付け退団を選んだのかもしれない事実が、私にはひたすら重たいものに感じました。


 宝塚ファンなら、大劇場では毎公演と言っていいほど退団者がいることは普通のことだと認識しているはずです。ので、メディアが 「また宙組から退団者」 等と煽るだけ煽るのは(ド素人は黙っとけ)の気持ちになります。



 ですが、 宝塚ファンだからこそ、こんなふうに舞台に立たないままの退団が続く重たさも受け止めざるを得ません。続けて4人も舞台に立たないままの退団を選ぶことは普通ではないからです。


 また、3月末付けでは退団しなかった彼女たちが、1か月と少しの期間を経て、それでも舞台に立たないまま退団する選択をした事実に、私はどうしても思いを馳せてしまいます。


 劇団はちゃんと、今度こそちゃんと、下級生たちの声を聞くようになったんですか……。

 なぜあのとき、わざわざ宙組生全員の名前を掲載した出演者一覧を発表したんですか……。彼女たちが大好きな人たちにとって、ぬか喜びがどれだけ酷か、そういうことも分かりませんか?


 もちろん、わたしには退団理由など分かりません。


 ですが、彼女たちが悔いのない宝塚人生を全うできたのか。番手スターとか、新人公演主演ヒロインとか、そんなことは関係なくて、大切な生徒さんたちの心が最後まで踏み躙られることはなかったのか。そればかりを考えてしまいます。



 彼女たちが決めた意志を、いちファンとしては尊重するしかありません。 嘆きつつ、重たく受け止めつつ、今までありがとうございましたとここに記すしかありません。


 退団する彼女たちに対して、リーク犯だとか、 心なく叩いている人たちがいますが、 どうか舞さんと陽彩さんがこの先誰にも害されることなく、豊かな人生を送ってくださいますことを心の底より願っています。


 今まで素敵な舞台姿を届けてくださり、本当にありがとうございました。




 最後に。今日の退団発表を受け、長の期でもある宙組 104期生はこれで4人になりました。

 今回の公演では新人公演は実施されません。

 ですが、次回新人公演は実施されるはず……だと思います。そのとき、4人が無理な負担を強いられることなく新人公演に挑めますことを心の底より祈りたいと思います。



 それにしても、雪組ポスターが公開され、宙組公演はポスターどころか先行画像も公開されない今、現体制続行というのも含め、本当に宙組公演が実施されるのか、なんだか現実味がない心境です……。


 宙組109期生たち、今度こそ舞台に立てますよう祈ってます……。


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