本日、 雪組 『ベルサイユのばら』ーフェルゼン編一の主な配役および先行画像が公開されました。
既に知っていた彩風さんフェルゼンと夢白さんマリーアントワネットのみの配役発表でした。専科からのご出演はあるのか役替わりはあるのかを含め、続報を待ちたいと思います。
高貴な先行画像を眺めながら、そうか……彩風さんはフェルゼンで退団なんだなあ……の気持ちと、それにしても夢白さんアントワネット美しいなあ……の気持ちで情緒がぐるぐるになりますが、 久しぶりのベルサイユのばら、素敵に上演されますことを心より願っています。
そしてまあ思っちゃったのは、 雪組の先行画像と主な配役がついに宙組を飛ばして発表されちゃったよ……ということですよね……。
雷組公演 『宝塚 110 年の恋のうた』『FINAL FANTASY XVI』上演作品見合わせ発表からはや10日。
未だに宙組の情報更新はありません……。5回目の面談は三月前半と言われていたので、すでに実施されたのかどうなのか……。
宙組情報がぶっつりと途絶えたままですが、こうしている間にも無関係な宙組 109 期生たちの時間は無情にも過ぎ去っていくわけで。
やっぱり、見合わせ発表と共に期待を持たせるような「演目変更と初日変更の旨」を記載するんじゃなくて、「下級生たちをバウ等に出演させる発表」をするべきだったんじゃないでしょうか……。
というより、もっともっと前に、動かせる下級生はバウ公演なり専科公演なり他組出演なりさせてあげるべきだったと個人的には思います。
先日、月組新人公演の配役が発表されましたが、 108期主演・109期ヒロインの超若手抜擢でした。
さらに108期と言えば、雪組の娘役である星沢ありささんがすでに 『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』で新人公演のヒロインを経験済みです。
ですが本当は、 宙組の花恋こまちさんが『PAGAD』にて108期娘役のトップバッターとして新人公演ヒロインを担うはずでした。
さらに言うならばパガファンで新人公演が出来なかった宙組下級生たち、次のファイナルファンタジーも見合わせが決まってしまい、結局宙組公演はいつなのか、どんな作品が上演されるのか、その発表が未だにないということは、放置のままの状態です。
もしも直近で差し替え作品と上演時期の発表、つまりは「ファイナルファンタジー公演時期に宙組が大劇場および東京にて、新人公演含めきちんと公演が実施できる」のなら、発表を大人しく待つのみです。
しかしながら、もしもその時期に公演実施が出来ないとなれば、宙組新公演学年の皆様は他組に比べて2作品分も新人公演が飛ぶことになります。
宙組下級生たちをこのまま放置していてはいけないということは素人でも分かるんですが、劇団が救済措置をとってくれなくて真剣に悲しいです。
利益優先ならば、 そりゃ宙組全体で大劇場作品した方がいいですよ。ですが問題が解決していないうちからあわよくば感情で宙組全体で公演を目論見るだけだった結果、宙組は半年ほどのあいだ、まったく公演ができていません。
宙組全体ではなく、とりあえず動ける宙組下級生たちを活かす道を舗装してあげるべきだったのに、劇団の「あわよくば感情」のせいで、無関係に等しい宙組 109期生たちさえ舞台から遠ざかり続けています。
何が残念って、本当に上層部は 「トップやスター至上主義」 であり、 下級生はいくらでも替えがきく存在だと思っているだろうことです。
ひとりひとり大切な生徒だと認識しているのなら、せめて 109 期生をはじめとする宙組下級生たちは何かしらの舞台に立たせてあげたでしょう。それが他組公演であっても、専科主演のバウ公演であっても、何かしらの経験を積ませてあげることはできたはずです。少なくとも半年間も放置するわけありません。
「こんなに長引くとは思わなかった」
「こんなに事が大きくなるとは思わなかった」
そんな劇団の認識の甘さや粗末な対応によって悪い方へ悪い方へ進んできてしまいましたが、宙組109期生たちをこれ以上放置することはありえない判断だと思います。
また、劇団はさんざん「宙組公演はやるよ」と期待をもたせてくるわけですが、今の状態の宙組が大々的に公演を実施するには、「大切な仲間であった彼女の自死についての問題においてご遺族側との合意があり、彼女に手を合わせることができた上」でのことだと思います。
もしも話し合いにまだ時間がかかるのなら、振り回されっぱなしの宙組下級生たちをせめてバウワーク等の作品に出演させてあげてほしい。そのあたりを、柔軟に、臨機応変に。ご遺族との合意にまだ至れないならば、救済措置としてそういった公演実施の検討を心の底より願っています。
