ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

トップ娘役を思いやれるか否か。永久輝さんインタビューを受けての話


 先日放送された永久輝せあさんのトップスターロングインタビューを拝見しました。



 配属されたときのトップである音月さんから柚香さんに至るまで、 その人にされて嬉しかったことを今の花組生に実践しようとしている永久輝さんがまあ〜〜〜素晴らしく。


 飾らない永久輝さんの人柄がことさらに好きになるような素敵なインタビューだったんですね。


 そんな中、 私は永久輝さんの星空美咲さんへの想いにも胸打たれ。


 このロングインタビューに関わらず、 永久輝さんが相手役である星空さんをいかに大切にしているかってことが、さまざまな番組やインタビューを通して伝わってくるわけなのですが。


 ここでひとつ声を大にして言いたいのは、トップスターがトップ娘役を大切にすることって、 当たり前のことじゃないんですよね。



 実際、 全然大切にしてもらえないトップ娘役を幾人か見てきたことが私の中ではトラウマになっておりまして。


 別に、トップコンビのイチャイチャとかラブラブを求めているわけじゃないんですよ。舞台の中で男役と娘役として恋仲になることは当たり前でも、 それだけのスキンシップとか仲良しこよしを舞台の外でも求めているわけではないんです。


 そこはフラットで全然大丈夫なんです。むしろビジネスのにお
いがするくらいの過剰なコンビ売りはちょっと苦手と申しますか。 (本人たちがほんまに仲良さそうで好きでやってるのは微笑ましいのだけど)


 とにかく、 舞台上で完璧にトップコンビをやり遂げてくれるならそれだけで充分だとも思っています。



 ただ、ほんの少しの思いやりさえトップ娘役に向けることができないトップスターっていうのは見ていて心地よくないというか応援する気を無くすというか夢から覚めるというか……。


 ここでいう思いやりっていうのは目が合わなかったり相槌が雑
だったりなんてそんな表面的なことではなくて(そんなの親友同士でさえ当たり前にあることなので)


 具体的に名前とシチュエーションはあげませんけど、まあ百年の恋からもさめるようなトップ娘役への酷い対応が過去あったわけです。



 トップコンビなんてトップスターの学年が上、つまりは先輩であることが前提です。 なのでトップ娘役は必然的にトップスターをお慕い申すわけですよ。大前提として先輩なので。そして組の絶対的スターなので。


 そんな地位にいるトップスター様がね、トップ娘役をあんまりに蔑ろにすると、このトップさんの人間性とか器の大きさって、なんだかな〜って思うわけですよ。

 トップ娘役だけじゃなくて下級生たちにはだいたいこんな感じなのかな〜とか思わされるわけですよ。



 まあ結論として、トップ娘役を大事にできるトップスターは魅力が増すわけです。 共に重圧を背負い、一緒に切磋琢磨してきた相手 (後輩) をお荷物と思わず大事にしているわけですから。


 それが夫婦みたいな関係性になるのか、相棒みたいな関係性になるのか、師匠と弟子のような関係性になるのかはトップコンビたちによりますが、男役も娘役も先輩も後輩も結局蓋をあければ 「人と人」。


 このトップスターはきちんと「人」を大事にできるのか。


 トップ娘役への対応でそのあたりをジャッジしてしまうのは、ジェンヌさん箱推しである私にとって、絶対的地位のトップ様が先輩後輩男役娘役を隔たりなく 「人」として大事にできる人であってほしいからなのかもしれません。



 なんだか話が逸れたような気もしますが、永久輝さんのインタビューからはいつも星空さんへの思いやりが感じられます。私は単純にそれが嬉しくて仕方ありません。


 ひとこちゃんが美咲ちゃんに優しくて思いやりがある!!! これって本当に最高ーーーだな! 安心して応援できるな!!! っと叫び出したくなるわけですよ!!!!!


 優しく頼もしい永久輝さんの隣で、 星空さんをはじめとする花組生たちがますます輝きを増しますように。 そしてそんな永久輝さん自身が、たくさんの愛情と思いやりを受け、ますます頼もしいスターになっていきますように。


 永久輝さんのロングインタビューを拝見してから観劇した昨日の『エンジェリックライ』『Jubilee(ジュビリー)』は、ますます素敵で最高でした。


 お披露目公演からチケットのことでいろいろ言われてますが、公演数も多いしそんなときもある!くらいの気持ちでひとみさが楽しく伸び伸び舞台に立てますことを心の底より願っています!


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村