ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

礼さん復帰の星組初日と宝塚が永続するために必要なことの話

 まずはじめに、篠山紀信さんの訃報を今朝知りました。


 1989年から2011年にかけて、 宝塚 GRAPHの表紙およびカバースナップを撮影してくださっていた宝塚と縁深き篠山さん。


 ジェンヌさんたちの魅力と、どことない清潔感が漂うようなお写真がとても素敵で、 お気に入りのものは数多くあり、それらを生み出してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。


 いつまでも、篠山さんが宝塚を彩ってくださった作品を大切にしていきたいと思います。


 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。





 そして本日、星組 『RRR』『VIOLETOPIA』 宝塚大劇場公演初日の幕が無事開いたようで。


 星組の皆様、 初日の幕開けおめでとうございます。


 1月1日、2日、3日のチケットをもぎとっていたにも関わらず、それらすべてが中止になってしまい、 友人たちに慰められたのはつい先月のことでしたが、とにもかくにも星組公演の幕が無事開いたこと、とても嬉しく思います。


 2024年の仕事始めの日なので、今日駆け付けることはできませんでした。なので、なんとかネタバレを回避しながら生きていこうと思ったのですがエトワールネタバレに早速ぶち当たってしまったので、逆に皆様の楽しげな感想を嗜みながら、少し先に待っている MY 初日を楽しみにしていたいと思います。


(一応初日なので名前は伏せておきますが、エトワール、本当におめでとうございます。)


 そしてそして、礼真琴さん、舞台復帰本当におめでとうございます。


 円盤を拝見したり、 『1789』を映画館で堪能したり、雑誌でそのお姿を見てはいましたが、やっぱり映像と生は違います。 ので、私も礼さんの舞台を久しぶりに浴びたくてそわそわそわそわしています。


 礼さんの復帰、本当に本当に本当に心から喜ばしい気持ちでいっぱいです。


 しかしながら休養明けなので、くれぐれもご無理されませんことを、その上で星組が東西完走および一日も欠けることなく大千秋楽まで駆け抜けられますことを心より願っています。

 ああ、私も早くナートゥで盛り上がりたいですし指田先生のレビューに浸りたいなあ……と、感想レポ見るだけで楽しいです。星組の皆様、どうかお元気で……!






 また本日は舞台復帰された礼真琴さん表紙の歌劇1月号の発売日でもありました。


 新春ポートにて5組それぞれのスターが掲載されていましたが、年賀のご挨拶はありませんでした。


 例年通りではない歌劇1月号のページを捲っていると、 『宝塚歌劇団理事長就任にあたって』 と題した、村上理事長の文章が掲載されていました。


 「昨年、宝塚歌劇団は大切な仲間を失いました」という一文からはじまるとても立派な文章でした。


 監修する方がいるにせよ、この文章が書けるならなぜ記者会見がああなってしまったのか。

 村上理事長の記者会見での話し方や内容を思い返すととても同一人物とは思えませんが、「今変わらなければ宝塚歌劇が永続する道はないとの危機感を持ち」という内容からして、 危機感を覚えて考えを改めなおしてくださったのかな……と。 そんな淡い期待を抱いてしまうほどには、とても立派な文章でした。


 特に、コロナ禍含めた困難な時期に宝塚を引っ張ってくださったトップさんたちを晴れやかに卒業させてあげたいという気持ちにはいちファンとしても深く深く深く同意するものがあり、晴れやかに卒業させてあげるためには、劇団がどんなふうに動かなければいけないのか。それを理解したうえでの文章だと信じたいですし、この立派な文章が「お気持ち表明」 ではなくて確かな形として、まずはご遺族に向き合うこと。そのうえで並行しながら宝塚の変わるべきところが変わっていきますことを心より願います。


 今変わらなければ宝塚歌劇が永続する道はない。 これは本当にその通りだと思っていて、そのためには「何を変えなければいけないのか」 それが共通の理解となったうえで実際問題「本当に変わっていけるのか」というところが最重要課題だと思います。


 私は村上理事長就任に危機感を持っていた人間だったのですが、今回の文章および、先日の公演振替の対応などを見るに、会見での失敗を経て、本気で頑張ろうと思い直してくれたのかもしれないと感じています。


 会見での村上理事長の発言はありえないものでした。ただ、それを反省して、より良き組織となるようこれから精進していくのなら、過ちを責めたり批判するだけでなく、その改心の末に進む道を見守りたい所存です。


 一月にはご遺族側との3回目の面談が予定されています。どのような結果になるのか私には分かりませんが、上級生下級生スタッフ等関係なく、人の尊厳が守られる。そう断言できる劇団になってくださいますことを心の底より願っています。


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