今日は祝日だからなのでしょうか。
期待していた宙組キャストボイス第4弾の更新も、宙組ananのスペシャルエディション版発売の発表もなく、宙組さんの情報を待っていた人間としては「祝日は嬉しいけれど宙組さんの情報が欲しいです!」と叫び出したくなるような日でございました。
しかしながら、携わっているスタッフさんたちがきちんとお休みを取れている環境はとても素晴らしいことだと思うので、それぞれ明日、発表があることを楽しみに待っていたいと思います。
ということで、宙組さんに飢えている今日という日。先日発表された宙組『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』の人物相関図について、今から少し記しておきたいと思います。
いやはや、人物相関図が発表されると、作品解説だけでは分からなかった関係性などが少しばかり判明して、公演日が近づいていることにドキドキしてしまいます。
キャラクターの詳細や、所属している国、関係性などがざっくり紹介されていて、その中で気になるポイントがいくつかありました。
★しっかりとボンド (真風さん) とデルフィーヌ (潤花さん) が太いピンクの線で結ばれていること
☆ボンド (真風さん)とヴェスパー (春乃さん (※映画でのヒロイン役)) がピンクの線で結ばれていないこと
★デルフィーヌ (潤花さん) の恋人である過激派のリーダーミシェル (桜木さん) が、ソ連スパイのル・シッフル (芹香さん) に警察から匿ってもらうこと
☆ 「潤花さん・水音志保さん 山吹ひばりさん」が姉妹で、 「風色 日向さん 亜音 有星さん」が兄弟なロマノフ家、美形一族すぎてオペラグラス上がる率が絶対に高いこと
★アナベル (天彩さん) がルシッフル (芹香さん) の元愛人であり現在は片腕であること
ということで、以上が個人的に気になった点なのですが、絡み合う人間関係がとても面白そうです。
真風さんと潤さんがとってもしっかりピンクの線で結ばれていたことが微笑ましくかったです。が、上記ふたりがくっつきそうなので、春乃さん演じるヴェスパーが完全に「ボンドの妻のフリをしているだけで恋愛関係はなさそう」なんですよね。
つまるところ、宝塚版ではあくまで「ボンドとヴェスパーはビジネスパートナーなふたり」なのかなあ?と。 (それならヴェスパーという役名にしなくても良い気がするのですが、そこは観てからのお楽しみにしたいと思います。)
また、芹香さんと天彩さんが元恋愛関係から今は片腕バディな記され方に、これからの宙組が漂っている感じがして胸の奥で言葉に出来ない何かを感じたことはここにひっそりと記しておきたく……。
素敵なシーンがあったらいいなとひっそり願っています。
さらには、匿い匿われる関係ということで、芹香さんと桜木さんのあるようであまりなかった劇中での絡みもとても楽しみです。
それにしても人物相関図には「イギリス」 「ロマノフ家」 「ソ連」 「フランス」 「アメリカ」「ジャマイカ」などさまざまなくくりが記されており、それぞれの登場人物がどこの国出身でどこで今何の活動をしているか頭に叩き込んでいる方が分かりやすいだろうな〜と感じました。
ということで、小池先生の宝塚アレンジにわたしも混乱してきたので、改めてあらすじを復習したいのですが、
①舞台はアメリカとソ連を中心とする冷戦真っ最中の1968年。
② イギリスでは、コードネーム 「007」 を持つ秘密情報部員ジェームズ・ボンド(真風さん)に、ソ連のスパイであるル・シッフル (芹香さん) を倒すよう指令が下される。
③ル・シッフル (芹香さん)は5月革命 (パリにて学生や労働者たちを中心に起きた反体制デモ)の際、ソ連の組織から赤軍同盟 (デモ鎮圧後、 過激派たちが吸収されたところ)に送る資金を使い込んで窮地に追い込まれ、カジノで一攫千金を狙っている。
④ ボンド (真風さん) のミッションは、ギャンブルでル・シッフル (芹香さん)に勝って資金源を断つこと&ル・シッフルを生け捕りにして情報を吐かせること。
⑤ボンドはジャマイカの大金持ちになりすまし、 フランスのホテル内にある「カジノ・ロワイヤル」に乗り込む。
⑥そのホテルにはちょうど、 ロマノフ家の遺族たちが集まっていて、次の家長後継者を巡って争っていた。
⑦ ロマノフ家の末裔の1人、デルフィーヌ (潤花さん)は、 赤軍同盟に逃れた過激派学生ミシェル (桜木さん) の恋人。恐らくここでデルフィーヌが財産を相続することに。
⑥ ギャンブルでボンドに負けたル・シッフルは、デルフィーヌが相続した財産を狙う。
それゆえ、ボンドはデルフィーヌと関わりを持ち始め……。
というのがざっくりとしたあらすじですが、あらすじを噛み砕くととても分かりやすいですし、シリアスもコミカルも混ぜやすそうな格好良くて美しくてゴージャスな見応えある作品になる予感でいっぱいなので、観劇できる日が本当に楽しみで仕方ありません。
真風さんや潤花さん、寿さんをはじめ、大好きな方々の退団公演だと思うと本当に寂しくてたまらないのですが、今の宙組だからこそ出来る素晴らしき公演になりますことを心の底から願っていますし、観劇できる日が今からとってもとってもとっっっても楽しみです。
最後に。明日は、期待している宙組キャストボイス第4弾の更新と、宙組ananのスペシャルエディション版発売のお知らせがありますことを、さらには、まだ発表されていないもう1つ2つの宙組別箱公演の演目が発表されますことを心の底より願っています。