ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

これが真風さんの愛なんだ!!!

 本日は、 宙組 『カジノロワイヤル~我が名はボンド〜』 宝塚大劇場公演千秋楽の日でした。


 宙組の皆様、大劇場千秋楽、本当におめでとうございます!!! 無事にこの日を迎えられましたこと、本当に本当に嬉しく思います。


 映画館のライブビューイングで拝見したため、格好いい真風さんのメモリアルチケットを頂きました。家宝にしようと決めながら拝見した 『カジノ・ロワイヤル』 は小池先生の宙組への愛をたくさん感じさせていただきました。


 そして、昨日に引き続き、本日実施されたサヨナラショーには「 One Heart at Cosmos Planet」というタイトルがついていました。今までサヨナラショーにタイトルがついていたことはあまり記憶にないのですが、今の宙組さんを表す、とても素敵なタイトルだと感じました。


 『天は赤い河のほとり』より真風さんソロの 「未来への旅路」 からスタートしたサヨナラショーに終始号泣しっ放しだったのですが、今回特徴的だと思ったのは、真風さん一人で何かを歌い続けるというより、同時退団される潤花さんや寿さんをはじめとした退団者の皆様はもとい、「宙組生全員と共につくりあげるサヨナラショー」だったということです。


 そんなサヨナラショーについてピックアップして感想を記していきたいのですが、


 『HiGH & LOW』 の 「ハイヤーグラウンド」では、男役 SWORD メンバーが当時の姿を再現するフルコスチュームで登場されましたし、その姿で勢揃いした銀橋ならびは画面越しでも圧巻の迫力でした。

 111期生の中には、宙組公演『HiGH & LOW』を観劇てて宝塚受験を決め、見事合格された方もいらっしゃいましたが、演目決定当初はどんなコラボ作品として完成するのか不安要素もあった作品が、野口先生と宙組の皆様によって、語り継がれるほどの最高の作品として仕上がったこと、本当に素晴らしいことだったと改めて感じました。



 宙組の歴史とも言える寿さんを中心に宙組の歴史とも言える『シトラスの風』を聴くことが出来たのもほんとうに感慨深い時間でした。宙組にいるのが当たり前だった寿さんがもう少しで宙組からいなくなることはまだ本当に信じられませんが、お花渡しが高翔さんだったことも本当に嬉しかったです。



 男役退団者の皆様「Jump」では、最初にスポットライトを浴びる紫藤さん。 今回退団される男役さんたちの中でセンターを担った紫藤さんにも涙が止まらなくなって、宙組にきてくれてありがとうございますの感謝でいっぱいになりました。そして、和希さんと秋音さんへのお花渡しは、雪組に組み替えした和希さんからでした。

 組み替えしても心はひとつで、宙組の舞台に再び和希さんが立ってくださってことも本当に嬉しかったです。



 『カプリチョーザ』の「ナポリ」では潤花さんが娘役さんを率いて美しく格好良くだけどチャーミングに男は信じちゃダメよソングを歌われていて本当に本当に最高のチョイスで夢が叶いました。ありがとうございます。本当に可愛くて素敵でした。


 あともう絶対欠かせないのは『オーシャンズ11』より真風さんと芹香さんで「オーシャンズ10」。銀橋でのダニーとラスティーのやりとりはエモすぎてわたしはこのまま成仏するんじゃない
かと本気で思いました。懐かしすぎて格好良すぎて溶けてしまいそうでした。


 さらにラスト、『NEVER SAY GOODBYE』の「ONE HEART」は宙組生のコーラスが圧巻すぎたのと真風さんの宝塚人生は初舞台の『NEVER SAY GOODBYE』からはじまってその曲で締めくくるのだと理解した瞬間さらに泣いてしまいました。名作小説を一冊読み切ったあとのような感動が胸に押し寄せました。


 そして、今、感想で記してきた楽曲すべて、誰かが誰かとともに担っています。
 また、 『Capricciosa!!』も『Délicieux!』も『NEVER SAY GOODBYE』の「ONE HEART」 も全員参加型。


 真風さんがトップスターになってからの大劇場演目中心のセットリストにすること、そしてたくさんの宙組生がたくさんの場面に出演することにより、真風さんひとりの歴史を振り返るサヨナラショーなのではなくて、寿さんや潤花さん、そして今の宙組の歴史を振り返られる、とても素敵な構成のサヨナラショーになっていました。


 そこには、真風さんが「潤花さんや寿さんをはじめとする今の宙組のためのサヨナラショーがしたい」という気持ちが見えたような気がして、「これが真風さんの愛なんだ!!!!!」と感じずにはいられませんでした。大きな愛に感服ですし、もう本当に真風さんのお人柄が大好きです。


 別箱で唯一選ばれたのは『FLY WITH ME 』 でしたが、こちらの選曲も同時退団となる紫藤さんのため、そして全員で盛り上がれる楽曲だからなのかな、と勝手に感じました。『Capricciosa!!』 と 『シャーロック・ホームズ』と 『NEVER SAY GOODBYE』では、真風さんと潤花さんふたりの場面を堪能できましたし、本当に素敵で本当に美しかったです。


 それにしても、本当に、真風さんがトップスターに就任してからの作品が楽曲とともに頭の中によみがえってきたのですが、どの公演も本当にキラキラとした思い出でいっぱいですし、この思い出をこれからも大切にしていきたい気持ちでいっぱいです。



 そして、客席降りが出来ないからこそ、場面による完全再現への熱の入れようも素晴らしくて、さらには全部大好きな曲ばかりで、しかもこんなにも衣装替えのある豪華で最高の全方位に向けて愛のあるサヨナラショーを拝見出来てわたしはもうほんとうにほんとうにほんとうに幸せでした。



 そして、こんな素敵な宙組を、 真風さんは寿さんや芹香さんや星風さんや潤花さんとともにつくりあげてきたんだなあ、と。その素晴らしく充実した集大成に涙が止まらなかったです。

 
 最高のサヨナラショーのあと、退団者の皆様が無事に大階段を降りてこられまして、それぞれの潔すぎる挨拶に感極まって余計に涙を流したり、クスッとしてしまったりしました。
 退団者の皆様のお言葉や笑顔は、どうしてこんなに美しくて綺麗なのでしょうね。


 最後の最後まで真風さんらしい挨拶、潤花さんは潤花さんらしさ全開で、なんかもう、本当に、映画館の片隅で、大満足をしてしまいました。


 退団者の皆様が、寂しさよりも「東京も頑張るぞ!」の勢いを持っていたのが、本当にどこまでも眩しい気持ちになりましたし、それについていきたいなと感じました。


 改めまして、宙組の皆様、『カジノロワイヤル~我が名はボンド〜』 大劇場千秋楽、本当におめでとうございます。素敵すぎる濃密な時間を、本当に本当にありがとうございました。


 東京でも、新人公演含め大千秋楽まで駆け抜けられますことを、東京大千秋楽のその日まで、たくさんの方々がこの素晴らしき今の宙組を見届けることが叶いますことを心の底より願っています。


 真風さんをはじめとする、今の宙組が大好きです! 今日も今日とて最高の幸せを本当にありがとうございました!!!

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