チケットがゲット出来なかったことがとても悔しかった宙組『MAKAZE IZM』、ようやっと、ようやっと、ライブビューイングではありますが、観劇することが出来て、本当に今、満足感でいっぱいです。
とっっっても楽しくて、懐かしい気持ちにも浸れるような、素敵な素敵なリサイタルに心がホクホクしてしまいます。
トップスター退団前のコンサートは、（なんでこの選曲、この演出なんだろう……）と、モヤモヤすることも多かったのですが、今回の『MAKAZE IZM』は、真風さんの歴史を振り返るという明確な目的があるからなのか、構成もとてもスッキリしていて、個人的には衣装以外大変好みでした。
また、真風さん中心であっても、同時退団である潤花さんにもしっかり見せ場があって、宙組の皆様も得意分野でそれぞれ輝かれていて本当に素敵でした。
まず、サヨナラショーでは星組時代の歌は歌わないと思われるので、今回聴くことができてよかったなあとしみじみ感じたのですが、真風さんが星組から宙組トップ時代に至るまでの懐かしい曲のメドレーや、思い出が蘇るような作品扮装。
観たいなあと思っていても上演が叶わなかった作品の歌や、リサイタルならではのJPOP。
そして話題にあがりまくっていた面白すぎるトークコーナーなどなど、見せ場がぎゅうぎゅうに詰め込まれていたリサイタルで、本当に本当に楽しかったです。
それと同時に、ここまで歴史を鮮やかに振り返られると、今の宙組の終わりが近づいているんだなあ……ということを感じてじんわり泣きそうにもなってしまいました。
宙組の格好いい男役の皆様、そして美しい娘役の皆様、どこを観ても目の保養なのですが、潤花さんの眩しい笑顔は本当に素敵で、もっともっと彼女の光り輝く姿が宝塚の舞台で観たかったなあ、と。何度目かの気持ちを覚えてしまったのも事実です。
特に『風と共に去りぬ』の潤花さんのスカーレット・オハラが拝見できるなんて夢にも思っておらず、白い輪っかのドレスを着た潤花さんのなんと綺麗で美しいこと……。力強い歌声もとても素敵でした。
また、真風さんのレッドバトラーが格好いいことも言わずもがななのですが、このふたりで上演してましたよねと思わせる完成度の高さにもう大満足の気持ちが止まりませんでした。美し過ぎて夢を見ているような気持ちになりました……。本当に素晴らしかったです。
潤花さんが娘役を引き連れての全力ソーラン節、格好良過ぎて迫力もあって、わたしは落ち込んだ時この映像があったら途端に元気になれると思ったくらいには気持ちが熱くなりました。
真風さんが男役を引き連れての、吉田拓郎さんの『人生を語らず』を歌ったのも、渋さと骨太さのある格好良さが滲み出ていて、歌詞が大変心に響いて（良い……）と浸ってしまいました。
そしてカルトワイン！ カルトワインがあってびっくりしたのですが、桜木さんをはじめとするカルトワイン組でのカルトワイン、泣けるほど良かったです。カルトワインのことがずっとずっと大好きです。
特に心に残った部分をピックアップしての感想になってしまいましたが、本当に一曲一曲素敵で、そして優希しおんさんのダンスをこれからももっともっと拝見したいの気持ちに改めてなったことをここに報告させていただきたいです。
全体的に宙組さんが元気で、楽しそうなのが伝わってきて、なんだかほっとしてしまいました。ジェンヌさんたちの元気な姿を拝見できるのがなにより一番嬉しいですし、リサイタルやコンサートは笑顔をいっぱい拝見できて嬉しいです。
ということで、どんなリサイタルになるのかな、とドキドキしていたのですが、報道のこともあり本当にドキドキしていたのですが、宙組の皆様の笑顔と元気な姿を見て、そしてとても素敵な演出と構成に夢中になり、あっという間の夢のような時間を過ごすことが出来ました。
「宝塚の時間は有限」だということは頭に入れているつもりなのですが、退団発表をされているとますます「宝塚の男役であり娘役である時間は有限」だということを思い知らされます。
真風さんと潤花さんの退団カウントダウンがすでに始まってしまっていることが本当に寂しいのですが、千秋楽である1月19日（木）まで、『MAKAZE IZM』チームの皆様が元気で健康でありますことを、無事にリサイタルを完走出来ますことを心の底より願っています。
映画館の片隅で、素敵な時間を本当にありがとうございました！ 喋ったら面白くてパフォーマンスが格好いい潤花さんに対して「ミュージックサロンが観たい！」という気持ちが高まる一方だったので、開催決定のお知らせいつまでも待っています。
また、こんな素敵な宙組さんは今、３チームに分かれて活躍してくださっていますが、明日の宙組バウホール『夢現の先に』のライブ配信もとても楽しみです！
宙組『MAKAZE IZM』チームの皆様、素敵な時間を本当に本当にありがとうございました！
