ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

これがラスト……。真彩さんの涙につられて涙した話


 本日はファントム2023年版の大千穐楽ということで、ファントムカンパニーチームの皆様、本公演の完走おめでとうございます!!!


 劇場で2回、そして本日はライブ配信で拝見させていただいたのですが、もう本当に、本当におめでとうございました。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。



 演出とエリック役とフィリップ役を担った城田さんのファントムに懸ける想いは計り知れませんが、素敵な舞台を本当にありがとうございました。本当にお疲れ様でした。



 そして、真彩さん、全50公演、シングルキャストでのクリスティーヌ及びベラドーヴァを全うされましたこと、本当に本当に本当にお疲れ様でございました。


 いつも笑顔いっぱいの真彩さんが、カテコ挨拶で涙されるのを見てわたしも泣いてしまいました。いろいろな想いがあふれているのだなあと思うと、本当につられて涙が出ました。


 突然のシングルキャスト決定、私たちには分からない大変なことがたくさんたくさんあったと思います。憧れの役を望海さんと共につくりあげてきた真彩さん、今回は出演時からたくさんの葛藤があったのかもしれません。


 ですが、わたしは今回、また新たな真彩さんクリスティーヌに出会えたこと、さらにはベラドーヴァを演じているのを拝見できたこと、本当に本当に宝物のように幸せな時間でございました。



 天使の歌声。それは美しき声色はもちろんのこと、歌うのが大好きで大好きでたまらない。そんな真彩さんの気持ちこそが、この奇跡のように愛しい声を生み出しているような気がします。


 真彩さんクリスティーヌが歌うと、自然と心が震えて涙が流れました。


 それは雪組ファントムのときも、今回の2023年ファントムも。真彩さんの歌声は心の、絶対届かないと思う真ん中の部分を震わせて、気づいたら胸がいっぱいになっていて、頬には涙が伝ってしまいます。


 エリックがクリスティーヌに魅せられたように、わたしたちも、その声に魅せられてしまう。これはなんて幸せな経験なのでしょうか。真彩希帆さんというクリスティーヌに再び出会えたこと。それはもう、言葉にならない感動でしかありませんでした。



 出来ることならまた真彩さんのクリスティーヌに会いたいというのがわたしの本音です。


 しかしながら真彩さんは、今回でファントムに出るのは最後と決めて臨んだようです。


 昨日のインスタストーリーでも「クリスティーヌの時間を生きるのは明日で最後」と記されていて、本日も、「クリスティーヌを演じるのはこれで最後」と断言されていました。


 やりきった。やり遂げた。そんな気持ちをひしひしと感じる真彩さんの表情を見ていると、花組下級生時代、憧れのお役について「ファントムのクリスティーヌ役」とお話されていた真彩さんのことを思い出さずにはいられませんでした。


 雪組トップ娘役になるとはまだ誰も想像していなかった花組娘役の真彩さんが語った憧れの役。それを最後と断言できるほど、真彩さんは雪組ファントムで、そして今回のファントムでやりきったのだと思うと、言葉に詰まるようなじんわりとあたたかくなるような感動が喉元までせり上がりました。


 憧れの役を、最高の形で表現し続けられた真彩さん。カテコで泣いてしまっても、最後はあの誰しもを幸せにする笑顔を見せてくださった真彩さん。


 真彩さんの次の憧れの役は何になるのか。それをまた、やりきったと完走する真彩さんを見てみたい。そう思わずにはいられないほど、真彩さんというひとりの舞台人に、今日も虜でございました。


 天使の歌声真彩さんのクリスティーヌが見納めなこと、本音を言えばこれがラストだったんだ……と実感した途端寂しくて泣けてしまったのですが、また貴方のクリスティーヌに会いたい。そう思わせてくださるほど、理想的なクリスティーヌに出会えたこと、わたしは生涯忘れません。素敵なクリスティーヌを、最高のベラドーヴァをありがとうございました。


 そして、そんな素晴らしい真彩さんクリスティーヌを納めたファントム2023Blu-ray化決定、本当に本当にありがとうございます。購入して、宝物のように繰り返し繰り返し拝見させて頂こうと思います。




 最後に。感動でいっぱいで気の利いたことなどもう何ひとつも言えないのですが、ファントム2023年、50公演完走、本当におめでとうございました。

 真彩さんクリスティーヌに再び出会えましたこと、一生の宝物です。本当に本当にありがとうございました。


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