ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

ちょっと聞いて欲しい月組の『応天の門』の話


 2023年の2月4日から宝塚大劇場にて月組公演 『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』が上演されます。

 本日は、そんな『応天の門』について、少し聞いて欲しいなあと思う話があるので記させていただきたいと思います。



 さてはて、お芝居である 『応天の門』には原作漫画が存在することは既にご存知の方も多いと思うのですが、では実際、『応天の門』の漫画をまだ読んだことがない方々も多いのではないでしょうか。


(※応天の門は未完作品であり、現時点で16巻まで発売されています)


 そんな応天の門が、この度『くらげバンチ』という新潮社のwebマンガサイトにて配信されるようになりました。


 そして、その配信を記念して、昨日(11月15日)から「期間限定50話無料」の大盤振る舞いがはじまりました。


 50話は、おおよそ9巻までの内容になっているのですが、なんということでしょう。50話までということは、 既刊コミックスの半分以上のお話が無料開放されているということです。


 本当に無料でいいんですか!? と確認したくなるほどには驚きの大盤振る舞いです。



 コミックを持っているのですが、興味があって確認したところ、本当に無料開放されていて「ひょえ〜」と驚きましたし、「応天の門に触れたことがない方々にこの機会を逃して欲しくないなあ」と感じました。


 終了時期が記されていないので、無料開放はいつまで続くのかが分からないのですが、【期間限定】だとは記されているので、時間を見つけて早めに覗いてみて頂けたら幸いです。



 というのも、純粋に、応天の門という漫画がとってもとってもとっても面白い作品でして。


 月組公演の予習だとかを堅苦しく考えず、純粋に楽しんで読んでいただきたいな〜と。「面白いから読んで欲しいなあ」とオススメしたくなるほどには面白い漫画です。



 舞台が平安時代ということで、歴史が苦手な人は敬遠されるかな、とも思われるのですが、本当に読みやすい作品です。


 物語としましては、平安時代のひねくれた権力嫌いかつ学問の天才 「菅原道真」(月城かなとさんが演じます)と

 女を口説く才能にあふれたモテ男 「在原業平」(鳳月杏さんが演じます)のふたりが中心となって展開されていきます。



 ざっくり言えば、 年の差が20歳はある (業平が年上) 得意分野の違うふたりがひょんなことから知り合い、さまざま起きる怪事件を「道真が頭脳で説き伏せ」ます。

 その見事な推理力に感心した業平が、さまざまな怪事件に道真を巻き込み、怪現象を理論的に解いていく物語です。



 だいたい、1~3話の間で「ひとつの怪奇現象」や「ひとつの事件」 が解決されます。


 物語が進むにつれ、人と関わりを持とうとせずひたすら書物と向き合ってきたひねくれものの道真が、「どうにもならない現実」や「知識は力だが、 知識だけでは意味がない」ことを知っていき、心に微かな変化がうまれていきます。

 頭が良すぎるあまり生意気でかわいくない発言をしてしまう道真ですが、自分の興味のあるものには目を輝かせたり、真っ直ぐ褒められると不意に照れる一面もあって、かなり魅力的な主人公になっています。


 上演が決まったときは、大人っぽい月城さんに似合うのかどうかざわつきもありましたが、聡明でひねくれた道真は、「大人顔負け」の発言や性格をしているので、個人的には月城さんにとっても似合うと思います。



 また、それに対して業平は、そもそもがモテにモテる「色男」なのですが、鳳月さんが演じるとなると、魅力増し増しの格好良さだろうな、と。今から自分の頬が緩みっぱなしになります。

 再び月城さんから「役作りがいらない」と言われそうなほど、鳳月さんの業平はすでにしっくりきているので、舞台上でその色気を振り撒き女性に慕われまくる姿を拝見できるのがとても楽しみです。
 


 応天の門はひとつの怪事件が数話で完結しますが、道真の「兄」の存在や、女なら誰でも良さそうな業平の過去の女性 「藤原高子」の存在。

 それぞれの登場人物が抱えるトラウマや想い人、そして「平安時代の闇」 が根底にあり、 「ひとつの怪事件は解決されても続きが気になる」 仕様になっています。



 さらに、1巻から出てくる「昭姫」 (海乃美月さんが演じます) や、「紀長谷雄」など、たびたび登場する 「おなじみの登場人物たち」 が存在します。

 それとは反対に「この登場人物はこの怪事件でしか登場しない」というキャラクターたちも存在します。


 もしも田渕先生のオリジナル脚本ではなく原作の話を抜粋して脚本がつくられるならば、その他配役が発表されたとき、 「このキャラが出るならこの辺りの事件を舞台化するのかもしれない」という指標になります。


 また、 主な配役しか発表されていない今だからこそ、「この役をどの月組生が演じるのかな」と、考えながら読むのも非常に楽しいです。


 恋愛ものではないのでバディものよりですが、信頼し合っているバディというよりも、道真の頭脳の出来に感心した業平のおじさん (イケオジ) が何かあるごとにひねくれたひきこもり道真を頼ったりちょっかいかけにきたりします。(※話が進む連れ、事件の出会し方もワンパターンではなくなっていきます)



 また、 海乃さん演じる「昭姫」について、 「どんな感じの役柄なんだろう……」と気になっている方も多いとは思うのですが、妖しい見た目とはうらはらに、昭姫は都の遊技場を経営する面倒見のいい姉御肌な女性です。


 面倒ごとは嫌いな昭姫ですが、「唐物」の知識の詳しさゆえに、たびたび道真や業平から相談を受け、結局道具たちの手助けをするなど、「昭姫は道真が頼ってしまうほどの女性」です。


 昭姫は1巻から最新16巻にいたるまで、必要な場面で登場される女性なので、「どのあたりのストーリーを脚本に持ってくるか」 によって出番が変わってくると思いますが、ポスターで公開された海乃さんのビジュアルを拝見して、「絶対期待したらいい昭姫」だな、と感慨深くなっております。


 (ポスター、本当に御三方とも美しくて、舞台上で実際に動かれるのがとても楽しみです)



 月城さんと海乃さんの恋愛物ではないことを残念がっている方もお見かけしますが、 「恋心がなくても頼り合う関係性」は、「トップコンビとして頼り合い、一緒に良い舞台を作ろうとする同志のような関係性の月城さんと海乃さん」にかなりハマると思います。


 新しくも魅力的なトップコンビの関係性が垣間見えると思うので、個人的にはロマンスではない本公演での二人の絡みがとても楽しみです。



 『応天の門』の最新刊である16巻はつい先日発売されました。 帯には「宝塚舞台化」 と題され先行画像の月城かなとさんのお写真も掲載されています。


 読めば読むほど続きが気になる 『応天の門』。 宝塚の舞台でどのように形作られるのかはまだ分かりませんが、ベースとなっている原作漫画、 ぜひこの機会にお読みいただけたら幸いです。



 ※50話無料公開へ辿り着く方法としまして、「くらげバンチ」 で検索していただけたら、 新潮社がお届けするWEBマンガサイトが検索結果に出現すると思います。

 そのサイト内にて 『応天の門』 を検索して頂いたら、無料公開されているページに簡単に辿り着けます。


 面倒な登録なども一切不要で50話を拝読できるので、お時間のある方やご興味のある方々は、ぜひこの機会に応天の門をよろしくお願いいたします。




 そして、本日より月組公演 『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』宝塚ホテル観劇プランの発売があったのですが、サーバー障害が起きてもなお1時間以内に平日関係なく全日程完売してしまうという売れ行きを見せたので、和物だけれどチケ難公演の可能性が漂ってきたように感じましたことを、ここに情報共有として載せておきます。



 さてはて、『応天の門』を紹介したく、かなり長いお話をしてしまいましたが、信頼の厚い月組での舞台化、どんな素敵な宝塚の作品に仕上がるのか、今からとってもとってもとっても楽しみです。



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花組の別箱がどちらも再演なことに対するモヤモヤについて


 本日、2023年花組別箱公演のラインナップが発表されました。


梅田芸術劇場メインホール公演/東京建物 Brillia HALL公演】

ミュージカル・ロマン
『二人だけの戦場』
作・演出/正塚 晴彦

 主演 柚香光さん、星風まどかさん

梅田芸術劇場メインホール:2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)

・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場):2023年5月13日(土)~5月19日(金)




【宝塚バウホール公演】

 Musical
舞姫』 -MAIHIME-
森鴎外原作「舞姫」より~
脚本・演出/植田 景子

 主演 聖乃 あすかさん

・宝塚バウホール:2023年5月3日(水・祝)~5月14日(日)




 以上ふたつの別箱公演が発表されたのですが、ここのところ花組さんに再演演目が続いています。

 前回の別箱、次の大劇場公演が再演作品であるにも関わらず、次の別箱公演は「二つの公演ともに再演作品」です。


 個人的に再演作品は好きですし、上記ふたつの作品も楽しみなのですが、ここまで露骨に続くと、モヤモヤとしたものを感じざるをえません。


 再演される作品は面白いものや良質なものも多いですし、決して再演作品が嫌いなわけではないんです。ですが、「一つの組でここまで続かなくてもいいじゃないか」と思ってしまうのも事実でして。


 最近の月組も再演作品の上演が多いですが、再演作品だけが続かないよう配慮されています。


 他の組が「コンサート!」「新作当て書き!!」「原作はあるけど新作!」「新作海外ミュージカル!」などなど続いている中、花組には「二つの公演ともに再演作品」が用意されたのは、不満を持つ花組ファンの方々が出てきてもおかしくないな……と思うほどには再演が、しかも暗めの再演作品が続きます。


 宝塚は組によって上演する時代や国などが偏ることもあるのですが、再演の偏りがあるすぎるのもどうなのかなあと思うので、5組満遍なく「新作と再演作品と海外ミュージカル作品」が回るようになったらいいなあと感じました。



 ということで、花組に再演作品ばかりが続くことに思うこともあるのですが、それはそれとして、現金な宝塚ファンなので「楽しみな再演作品が回ってきたなあ」という相反する感想も持ちました。2作品ともめちゃくちゃに興味があります。


 というのも、柚香さんと星風さん主演で再演が決まった『二人だけの戦場』、この作品の初演を観たことがないんですね。


 ですが、ベテランの宝塚ファンの知人から「一路さんと轟さんの友情場面が良くて」とか「花總さんが美しくて」とか、いろいろなことを耳にしたことがあって興味のある作品だったので、ちょっとワクワクしています。


 公演解説に、「理想に燃える青年士官」「許されない恋」「熱き友情」「ヒューマニズム溢れる物語」という、王道の物語のテーマたちがこれでもかと掲載されていて、なんだかとても面白そうですし、緊張感のある良作と聞いているので、今の花組さんでどんな舞台に仕上がっていくのか、とても楽しみだなあ、と思いました。


 再演ものは続いている花組ですが、正塚先生はメランコリックジゴロ以来だったように記憶しています。あの全国ツアーは柚香さんがトップスターになる前、舞空さんも花組在籍だったことを思うと、なんだかとても懐かしい気持ちでいっぱいになります。


 聖乃さんがバウ主演なので、組み替えがないとすれば柚香さんと水美さんと永久輝さんがまた同じ箱に出演ということになるのですが、前回も若手バウとセットだったので全員が同じ箱でした。

 とすると、少し新鮮味がない気もするので、水美さんか永久輝さんのどちらかがディナーショーが後から発表される可能性もありそうです。


(しかしながら水美さんは2021年に既にディナーショーをしているので可能性があるなら永久輝さんかなあ? とも思うのですが、ん〜)


 また、水美さんがもう一回このタイミングで東上公演をしてもいいのになあと思ったのですが、聖乃さんに2回目のバウ主演を早くやらせたい理由があるのか、はたまた現在若手育成に力を入れている花組だからこその決断なのか。そのあたりも少し気になります。




 ではでは、先述したとおり、もうひとつの主演は聖乃さんなわけなのですが。


 聖乃さん、2回目のバウ主演おめでとうございます!!!


 番手的に東上ではなくバウ主演だったのかなあと思うのですが(東上公演はだいたい3番手になって回ってくる)そろそろ風間さんや瑠風さんにも2回目のバウが回ってきそうですし、風間さんに至っては東上主演もありえるなあと思いました。


 そして、なんと言っても久しぶりの植田景子先生演出です。宙組の『ホテルスヴィッツラハウス』以来の登板で、2022年は1度も演出をされず心配していましたが、聖乃さんとのタッグ、かなり相性が良さそうだなと思っています。


 今回は植田先生の演出作品の中でも人気の高い舞姫の再演です。聖乃さんの白軍服、めちゃくちゃ楽しみですし絶対によくお似合いだと思うので本当に楽しみです。

 当時、全員が役にピタッとハマっていた印象があるので、ヒロインのエリス役をはじめ、大事な役柄の多いこの作品、誰がどの役を担うのかとても気になります。


 聖乃さん2回目のバウ主演ですし、既に注目度の高い七彩はづきさんなど、あっと驚くヒロインの大抜擢があってもいいなあと個人的には思いました。


 

 花組公演にて再演が続くことにモヤモヤしてしまいましたが、それはそれとして、「今の花組さんたちがこれらの作品に挑むのは初めて」ですし、再演するだけあってそれぞれが魅力的な作品だと思うので、どちらの別箱公演もとても楽しみです。
 

 そして、次の別箱作品の次に待つ宝塚大劇場東京宝塚劇場公演では、ぜひぜひ花組さんに明るい新作が回ってきたらいいな、と思います。


 何はともあれ、花組の皆様にとって、ファンの皆様にとって、この別箱公演が素敵な思い入れの深い作品になりますことを心の底より願っています。


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暁千星さんの覚悟と星組での活躍について


 まずは、朝月さんのミュージックサロンのライブ配信決定おめでとうございます。追加開催という救済措置に続き、ライブ配信実施のお知らせ、本当に嬉しかったです。

 朝月さんにとって、和希さんと縣さんにとって、ファンの皆様にとって、素敵なステージになりますことを心の底より願っています。



 はてさて、星組初日を観劇してからというものの、 寝ても覚めても『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』および『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』のことばかり考えてしまうわけなのですが。


 その中でも、ずっと月組で見届けてきた暁千星さんの星組大劇場デビューに胸がいっぱいなので、暁さんの話を少しさせていただきたいです。



 暁さんは下級生 (研1の頃というか初舞台生)の頃から即戦力として月組の舞台で活躍されていたジェンヌさんでした。

 その抜擢具合に9年ほど前のわたしもびっくりしつつも、「納得の抜擢」 だと思ってしまうほどには、スタイルの良さやダンスをはじめとする実力が抜きんでている男役さんです。


 また、暁さんは 早すぎる活躍をしてきたからこそ、周囲には常に上級生がいらっしゃいました。スカステの番組などでも、同期や下級生ではなく、何年も何年も「上級生と出演するかわいい下級生ポジション」でした。(なぜなら本当に抜擢が早かったので)

 だからこそ、上級生からもファンからも「かわいい・バブみ・若き皇子・赤ちゃん」と愛され、バウ主演演目もことごとく「かわいい年下の男の子」 のイメージが定着するような役柄でした。


 暁さん自体はさっぱりしたタイプなのですが、幼さの残る笑顔はやはりかわいらしく、そのイメージのまま新公学年を卒業。
 このあたりから、暁さんより下級生の風間柚乃さんの抜擢がはじまるので 「上級生な暁さん」 が垣間見えるようになります。


 (※しかしながら、新公学年でも研18と言われていた風間さんは、早くから老け役までこなされ、暁さんよりもべテラン上級生のような風格すら漂い、ふたりのそのちぐはぐなバランスが、ファンとしてはとても好きだったことをここに記しておきたいです)



 キレキレのダンスややさしい人柄など、 暁さんを慕う月組下級生はとても多くて(彩音さんなんて公演ごとに暁さんにサインを書いてもらっていました) スカステの番組等で年上として下級生と喋る姿を見ては、 (暁さんも上級生になったんだなあ) と感慨深く感じたのは良い思い出です。



 個人的に、下級生の暁さんが舞台上でも脱皮したと感じたのは、珠城さんの退団前後だったように思います。


 頼りになるお兄さん的存在の珠城さんが退団され、より責任ある立場になった暁さんが、月城さんと海乃さん率いる月組を盛り上げるために力を使いたい (ニュアンス)という話をされていらっしゃいました。


 だからこそ川霧やロマ劇での暁さんの魅力は留まることを知らなかったですし、「暁さんって、こんなに色っぽい男役に成長したんだ」 と驚かされました。

 そこには、暁さんの「覚悟による成長」があったように思います。そして、そんな「覚悟によりめきめき成長中」の暁さんは、星組へ組替えすることが決定します。


 さらに「覚悟」が決まったのか、星組生として初参加した全国ツアー公演での暁さんは、暁さんに馴染みないたくさんのお客さんたちをこれでもかと魅了した、と個人的には思っています。(そのくらい、とてもとても素敵でした。)



 体育会系のイメージが強い星組で暁さんがどのように受け入れられるのだろうとドキドキハラハラしていたのですが、 礼さんをはじめとする星組の皆さまがあたたかくてやさしくてあたたかくて、ここでも絶対に月組の時と同じくらい暁さんは笑顔になれるし幸せになれるな、と勝手に安堵しました。


 特に 『ディミトリ』 初日の挨拶で暁さんの紹介があったのですが、その紹介をニコニコと聴いてくださる星組の皆さまを拝見して、余計にそう感じて、 勝手に嬉しくなりましたし、星組の皆様へ感謝の気持ちでいっぱいになりました。やさしさをありがとうございます。



 肝心の本公演での暁さんの活躍ですが、今回の宝塚版ディミトリの物語で、 暁さんは想像以上に重要な役柄を担い、かつ出番も多かったことに驚いたのですが、その期待に見事にこたえる素晴らしさでした。

 歌もダンスも得意な暁さんが唯一苦手なものがお芝居かなと長年思ってきたのですが、『桜嵐記』や『川霧の橋』あたりで 「深みのあるお芝居を身につけ」 特に月城さんとお芝居するようになってから「目でのお芝居や間」 がかなり生きた芝居になってきたことを、今回の星組公演にて更に実感させていただきました。


 元々上手だった歌も、 『ピガール狂騒曲』の歌唱指導あたりから 「耳に残る良い声の男役の歌い方」 になったと思っていて(特にミロンガ間の銀橋ソロが格好良すぎるのでぜひお聴きいただき
たいです) 暁さんの歌声は本当にクセになります。

 今回も、ディミトリにてギオルギ王への大きすぎる感情を歌い上げる暁さんをあと千回は観たくて聴きたくてたまらないほどには素晴らしかったです。


 暁さんのダンスのダイナミックさと表現力と技術力と華を感じさせる手足の長さは今更言及するまでもないのですが、月組でも星組でも、暁千星さんのダンスは一級品だと、今回のショー『JAGUAR BEAT』でも釘付けになりました。


 舞台が終わると、まだまだ 「かわいらしい暁さん」が垣間見えて微笑ましいのですが、暁さんのしっかりとした「覚悟」は、これからも男役として成長していく糧になっていくと思います。


 三拍子揃った暁さんだからこそ、これから星組にて、ますます活躍の場が広がると思うのですが、どうか怪我のないようお祈りしています。


 月男だった暁さんも大好きですが、星男の暁さんも大好きなので、宝塚の舞台にて、さらに輝いていく暁さんをひっそりと応援させていただけたら嬉しく思います。


 暁さんをあたたかく迎えてくださった星組公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』および『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』は、真反対なお芝居とショーとして話題を掻っ攫っています。

 陽性者増加のニュースが連日続き、宝塚のお知らせに毎日怯えているのですが、星組の皆様の魅力あふれる本公演がどうか東西完走出来ますことを心の底より願っています。



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花組先着とこれからの大劇場公演のチケットについて


 本日は、花組うたかたの恋』 『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』 の友の会先着順方式が実施されました。



 前方席から順調に埋まり、11時頃にはS席からB席に至るまで完売となりました。(以降も戻りはあり、厳密な完売時間ではないのですが、とても早い完売でした)


 いやはや、花組の皆様、先着完売おめでとうございます!


 いや〜あんなにも素晴らしすぎるポスターが公開されたらもう「観る」以外の選択肢を奪われるので、激戦になるとは思っていたのですが、やはり先着の完売がとても早かったです。素晴らしい売れ行き・捌け具合でした。


 柚香ルドルフも星風マリーも水美ジャンも美しすぎますし、新しいうたかたは気になりますし、野口先生と花組の新しいショーもとても楽しみですし、納得の完売です。


(※先着は完売しましたが大劇場は一般分のチケットも必ず用意があるので、まだチケットゲット出来ていない方ご安心ください)



 これは先着でチケットが取れなかった人もいるだろうなあと感じたのですが、「コロナ前に完全に戻ったな」という感覚にもなりました。


 宝塚大劇場公演は、東京宝塚劇場より、格段にチケットが取りやすいです。

 例えば、「東京の方が公演期間が長くても、大劇場の方が先着でチケットが取りやすい」ほどには、チケットの取りやすさに雲泥の差があると感じています。


 さらには、コロナになって以降、大劇場公演は本当の本当の本当にチケットが取りやすかったです。演目にもよりますが、余裕の楽勝で何枚も何枚も、なんなら公演中でもチケットをゲット出来るほどには取りやすかったです。


 だからこそ、当たりすぎないように抽選申し込みの量を減らしたり、先着も慌てなかったりと、余裕のあぐらをかいていた期間もあったのですが、それがまあ〜最近は大劇場公演も余裕をこいていたらチケットが取れなくなりました。

 今日の花組先着は、ログインさえ出来ていたら、そして土日と座席種にこだわらなければひとり2〜3枚は取れる感覚でしたが、悩んでいる時間はないあっという間の捌けようでした。



 ということで、これからの大劇場のラインナップでもチケットの捌け具合がどうなるのかを予想しておきたいな、と思います。



月組応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』

 →和物演目はチケットの捌きが悪いです。
 ここ数年の和物公演は組に関わらず明らかに「残っていた」ので、次回の月組のチケットは上演までに完売しないかなあとも思ったのですが、星組ディミトリと花組うたかたと同じく、公演期間が1か月であること。

 そして、チケットがまだ取りやすい頃だったけれどロマ劇を完売させ、かつギャツビーも完売させた月組は次回の大劇場も完売させそうだなと思います。

 実力派揃いの月組なので、ポスターもめちゃめちゃめちゃめちゃ素敵だったので、和物だからと油断せずに挑んだ方がいいかな、と感じました。



宙組カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

 → 現在上演中のハイローチケットが激戦だった人気爆発中の宙組ですが、次回は真風さんと潤花さんのトップコンビ退団公演です。

 そして、たくさんのファンを持つ小池先生の久し振りの新作ミュージカルということもあり、次回もまたかなり激戦での完売になりそうです。

 油断したら最後、退団公演を観れないということもありそうなので、そんな辛すぎる事態は是が非でも避けたいので、カード貸切も何もかもしっかり入念にチェックしていきたいと思います。




雪組ライラックの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』

 → 雪組は次回彩風さんと夢白さんのお披露目公演になっています。どんなトップコンビなのか、また新たな雪組の出発を見届けたい人も多いことから、こちらも完売しそうです。

 ショーは雪組にとって久しぶりの藤井大介先生ですし、新たな雪組の魅力にあふれそうで、チケットに人気が出そうだなと感じました。

 彩風さんと夢白さんがどんな素敵な雪組を作っていくのか、今からとってもとっても楽しみです。



星組『1789 ーバスティーユの恋人たちー』

 →星組は大人気ミュージカル1789待望の待望の待望の再演ということもあり、これはもうかなり激戦での完売になりそうです。

 個人的にエリザベートと並ぶくらい好きなミュージカルなので、それを礼さん率いる星組で拝見できるのがとても楽しみです。

 また、チケットどこなの聞こえているの?のエリザチケ難状態になると本気で思っているので、かなり本気でチケット獲得に臨んだ方がいいと思われます。

 もう一度言います。星組1789はかなり本気でチケット獲得に挑んだ方がいいと思います。




 以上、既に発表されている宝塚大劇場東京宝塚劇場のラインナップについてのチケット予想をさせていただいたのですが、わたしが全公演観たいと思っている側の人間なのでどの公演も東京だけではなく大劇場も完売しそうだな、という役に立たない予想しか立てられませんでした。


 役に立たない予想にはなりましたが、大劇場でもチケットが取りにくい「コロナ前」に戻ってきたことは確かだと思います。

 なので油断せずに「出来る抽選には全申し込み」「先着および一般は始まりの時間までに必ずログインしておくこと」を心掛けて、観たい舞台のチケットを確実に手に入れていただきたいな、と思います。


 ちなみに花組うたかたの恋』 『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』 の一般販売は2022年12月3日(土)からなので、チケットがまだゲット出来ていない方、どうか希望を捨てずに挑んでいただきたいと思います。


 本当は、チケットが残っていて、宝塚ファン以外の人でも気軽に観劇できる環境が、宝塚の素晴らしさを知ってもらうためにも良いのかな、とも思うのですが、やっぱり花組のチケット完売は嬉しいな、と感じました。


 花組はコロナ以降東西完走が出来ていません。辛くて辛くていつも泣いてしまうのですが、今度こそ、2023年こそ、柚香さん率いる花組が東西完走出来ますことを心の底より願っています。



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朝月さんのミュージックサロン開催について


 先ほど、「朝月 希和さんのミュージック・サロン『La Lumière ~朝の月のように~』中止に伴う追加開催(11月21日)について」というお知らせが宝塚の公式で発表されました。



 当初予定していた11月10日(木)・11日(金)の開催はコロナ陽性者が確認されたことにより中止が決まっていたのですが、なんとこのたび、まさかの後日開催決定……!



 『2022年11月21日(月)宝塚ホテル1階「宝寿」にて
 ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45』



 日程は上記の通りです。一度限りの開催にはなってしまいましたが、それでも、救済措置についてはほとんど諦めかけていたので、本当に本当に嬉しくて嬉しくて嬉しくて!


 「朝月さんのミュージックサロンが幻にならずに済んだー!!!」と、叫び出したいほど喜ばしい気持ちでいっぱいです。朝月さん本当におめでとうございます。


 まさかまさかのお知らせで、本当に嬉しいです。

 雪組蒼穹の昴東京宝塚劇場公演は2022年11月26日(土)からなので、朝月さんと和希さんと縣さんにとっては更なるハードスケジュールになることが窺えるのですが、無理をして欲しくない気持ち半分、開催が嬉しすぎる気持ち半分でおろおろしてしまいます。


 いやでももう、本当に嬉しいです。


 宝塚はやっぱり、出来る限りのことをしようと尽力してくださるのだな、と。本当に嬉しくて嬉しくてたまりません。今回の決断に携わってくださった全ての方々にお礼を言って回りたいほどに嬉しいです。本当にありがとうございます。



 ライブ配信のお知らせはなかったので、配信があるのかはまだ分からないのですが、朝月さんのミュージックサロンがこの世に形として残るだけで本当に喜ばしい限りです。


 元々開催が予定されていたミュサロが12月にスカステで放送される予定でしたが、今回のミュサロを同じ日程で放送してくださったら、更にとても嬉しく思います。


(しかしながらスカステはお住まいの場所によって必ずしも契約できるチャンネルではないですし、ミュサロは円盤にもならないので、やっぱりライブ配信があったら良いな、とは感じました)


 また、公演数が減ってしまったので、元々チケットが取れていた方全員が足を運ぶことは難しいとは思うのですが、どうか朝月さんのファンの方々がチケットを手に出来ますことを祈っています。


 改めまして、劇団様、追加決定のお知らせ、本当に本当にありがとうございました。


 朝月さんにとって、和希さんと縣さんにとって、ファンの皆様にとって、最高のステージになりますことを心の底より願っています。



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星組『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』初日を観て

 
 先ほど、星組宝塚大劇場公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』および『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』が無事に初日の幕を下ろしました。


 まず最初に、星組の皆様、初日おめでとうございます!


 有り難くも先ほどまで、星組公演初日を観劇させていただいたのですが、お芝居とショーが真反対すぎて観劇後は激しい運動をした後みたいな不思議な感覚になりました。

 今回の星組は、ざっくり言えば王道な宝塚のお芝居とカオスな宝塚のショーの二本立てでした。個人的にはここ最近の宝塚で一番温度差が凄いなと感じました。

 

 まずはお芝居なのですが、原作を読んでいた人間、序盤から泣いてしまいましたことをここに報告させていただきます。


 いや〜星組さんの初日からの仕上がり素晴らしいですね。物語の根底にあるのがジョージアへの「愛」ディミトリからルスダンへの「愛」なのと、原作のセリフなどをかなり用いているので、生田先生のクセは弱めな「王道の宝塚」に感じられました。


 観たかったんですよ。星組でこういう、花組とか月組とかで上演されそうな凝縮された儚さのある愛の物語を観たかったの気持ちでいっぱいだったので、生田先生ありがとうございます。相変わらず素晴らしい場面展開でした。

 (後半はいつも通り畳み掛けてくるので原作読んでいた方がより理解は深まるかもしれないなと感じました)



 そして生田先生の舞台はやはり衣装がお美しくて……!

 ジョージア衣装豪華で豪華で特にお気に入りは婚礼のお衣装でした。いやもうみんなずっと綺麗な衣装着ていてそれだけでも幸福なのに、楽曲も素敵で2022年の大劇場を締めくくるに相応しい豪華な宝塚でした。オペラ使わずに舞台全体観たくなるくらい美しかったです。



 キャスト別感想は後日記すのですが、愛を貫く礼さんディミトリと女王として成長していく舞空さんルスダンのふたりを中心に描いてくださっていて、ディミトリとルスダンの関係性がどんどん変化していって、物語としてはとても辛いんですけれど、その辛さが心に沁みるほど良かったです。

 礼さんと舞空さん2人の歌や演技に感情揺さぶられて、ふたりの心の移り変わりこんな丁寧に本当にありがとうございます。


 また、瀬央さんジャラルッディーンは中盤まで登場されないのですが、その寛大さであり理解者の形が、ディミトリの救いだったという大きな存在感とか舞台の締まりとか、瀬央さんの貫禄と演技が素晴らしくて、感情を持っていかれました。初日から素晴らしい迫真の演技でした。


 暁さんアヴァクは大きく括ると敵役になるんだと思うのですが、ギオルギ王に仕える心とジョージアという国を思うが故の行動であり、憎めない役柄になっていて、繊細なお芝居が素敵でしたし、相変わらず歌もダンスもありえんくらい素晴らしかったです。


 綺城さんギオルギ王の存在感って本作でとても大事なのですけれど、素晴らしい王だということがとても伝わってきて、光り輝く若き王にぴったりだと感じられました。そんなギオルギのお相手の有沙さんバテシバがこれまた美しくて。

 原作より描かれる部分は少なかったですがディミトリとルスダンの関係性にリンクするギオルギ様とバテシバ様の愛の形。礼さんも入れた三人でのお歌もとても素敵でした。


 ギオルギvsモンゴル軍も見応えがあって、ジョージア兵が銀橋に勢揃いする格好良すぎる場面演出がめちゃくちゃ良かったです。戦闘場面のジョージアダンス、ステップが大変そうだったのですがとても素敵でした。

 原作カット場面もありましたが、原作をリスペクトしつつ生田先生流にアレンジが加えられ、演出最高音楽最高出演者最高、見応えも聴き応えも抜群の、個人的には大大大好きなお芝居でした。本当に素晴らしかったです。





 ショーの『JAGUAR BEAT』は、本当の本当の本当に齋藤先生の作った見間違うこともないサイトウヨシマサショーでした。礼さんもおっしゃっていたんですがショーのインパクトが本当にすごかったです。引き算を知らない個性を掛け算させるショーって感じでしたね???


 映像も使っていて齋藤先生色が想像の百倍濃くてピカピカギラギラギラギラピカピカ考えるな感じろ!考える時間は与えない!なメガファンタジーショー、お芝居との色彩や衣装の差に自分の身体がびっくりしているのをひしひしと感じました。


 予算はめちゃくちゃ使ってくれていて嬉しかったんですけど景気のいいバブルでしたし構成もトリッキーでしたし「カオス……」と思いながらも星組の皆様が嫌じゃないのならわたしたちも楽しむよ!の気持ちになるくらいにはカオスでした。


 メガファンタジーとかストーリー仕立てとか齋藤先生なので結局そのテーマすら「???」だったのですが終始アップテンポで舞台装置や衣装の圧と星組の圧、総じてカロリーの高さが凄まじい爆音ショーです。


 久しぶりの齋藤先生のショーが星組と合わさることにより濃さも増し増しで、このショーが好きな人と苦手な人がかなり分かれると思うんですが、客席すらも汗をかかせるショーだということは間違い無くて耳への休憩時間が欲しかったという気持ちにもなりました。


 宝塚初見の人は絶対に戸惑うショーだな、という感じなのですが、何を記しても伝わる気がしないので、細かいことを今日は記さないでおこうと思います。どういうインパクトだったかを知らずに、ぜひ劇場にて体感してみていただきたい所存です。


 わたしは正直このショーに慣れるまで時間を要するな……気づいたらフィナーレだったもんな……慣れる日はくるのかな???と疑問は残るのですが、相変わらず礼さんは歌が上手すぎて舞空さんが可愛すぎて瀬央さんが格好良すぎて星組の皆様が熱々なことに変わりはないので何も深く考えずに観劇したいなと思います。


 あと、齋藤先生は退団者にとっても優しいイメージなのですが、遥斗勇帆さんへの手厚さには拝みそうになりました。齋藤先生ソロをありがとうございます。


 そして、今回、もうなんと言っても都優奈さんのエトワールか嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

 舞空さんと同期の102期の都さんの歌声の素晴らしさは、星組舞浜公演『VERDAD!』にて、多くの方がご存知かと思いますが、この度ようやっと大劇場エトワール……! 最高の人選で、本当に本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

 都さんのエトワール、美しい歌声で本当に幸せになりました。素晴らしい歌姫がこれからも星組にてご活躍してくださいますことを心より祈っています。



 お芝居とショーの温度差で目を丸めそうですが、暁さん星組大劇場デビューおめでとうございました。星組でもとっても輝いていて本当に素敵でした。そして、綺城さん星組ラスト公演なのが既に寂しくて泣きそうなのですが、本作での綺城さんの活躍、本当に素晴らしかったです。



 改めまして、星組の皆様、初日の幕開け、本当におめでとうございます。星組公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』および『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』が東京大千秋楽のその日まで、無事に幕開き続けることを心の底より願っています。



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いよいよ星組初日がやって参りました!

 
 いよいよ、いよいよ、本日、星組宝塚大劇場公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』および『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』が初日を迎えます。


 星組の初日がやって参りました! そして、マイ初日もやって参りました!


 暁千星さんの星組大劇場デビュー公演であり、綺城ひか理さん星組ラスト公演という、たくさんの人にとって思い入れが深くなるだろう本作。わたしも、暁さんの星組大劇場デビューのために初日チケットをもぎ取ったので、もう、本当に、現在駐車場にて、そわそわそわそわしています。


 暁さん、およそ10ヶ月ぶりの大劇場ということで、なんかもうドキドキしっ放しですし、この日を待っていた……の気持ちでいっぱいです。

 昨日発表された大劇場verのプログラムの表紙も、「こんな礼真琴さん待っていました……!」の気持ちでいっぱいになりました。


 礼さんがトップになって以降、物語の作風や役柄含め、「礼真琴さんご本人を越えて好きになるようなお役や作品」に個人的に巡り会えていなくて、どちらかと言うと、作品を楽しむというより、「礼さんと舞空さん率いる星組の素晴らしさを楽しみに観劇していた部分」が非常に大きかったです。


 それが今回、「礼さんと舞空さん率いる星組はもちろんそもそもこの物語やそのお役が大好きだ」と、胸を打ちそうな予感でいっぱいで、なんだかもう既に円盤を買いたい気持ちがあるほど期待してしまっています。


 星組の大劇場公演で生田先生演出の作品を拝見できるのがとてもとても嬉しくて、見応えのある華やかで熱い作品になっていたら嬉しく思います。そして、話題のジョージアダンス、どんな素敵なものになっているのか、とっても楽しみです。



 ショーは齋藤吉正先生演出、『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』なわけですが。

 これは期待半分、覚悟半分で観劇に挑みたいと思っています。


 というのも、齋藤先生はめちゃくちゃいい場面とめちゃくちゃ良くない場面の両パターンをつくる天才だと思っているので、特にお芝居ではいらない演出とかも結構入れてくる先生なので、この目で確認するまでは「ストーリー仕立てのショー」に不安を覚えてしまう己がいまして。


 だけど星組は齋藤先生と相性も良いので、そこまで心配しなくてもいいのかなあ……と心を落ち着かせてみたり。


 個人的には、礼さん舞空さん率いる星組のショーがあれもこれもショー作品として最高で、前回の『Gran Cantante!!』も本当に素敵で……!

 だからこそ、余計にショーに対する期待値が高いのですが、齋藤先生お頼み申す……! の気持ちでいっぱいです。


 下級生に至るまでみんなに見せ場があるって礼さんがキャストボイスで教えてくださっているので、どんな見せ場になっているのかがとても楽しみです。


 また、11月号の歌劇にて、びっくりするくらいショーの中身を教えてくれているので、大体の流れは掴めているのですが、衣装とか舞台措置とかは未知数のため、想像の斜め上をいくんだろうなあ、齋藤先生演出のメガファンタジーに頑張ってついていきたいなあ、という所存です。



 心打たれるお芝居と、熱く熱く盛り上がれるショーになっていることを期待して、スチールも確認したいので、そろそろ大劇場へ向かおうと思います。


 

 公演時間やレビューショップの期間限定商品情報が掲載されたこと、中止のお知らせが今の時間までないこともあり、初日が無事に幕開くのだと信じているのですが、幕開くまで油断してはならないことをここ数年で体感してきたので、客席に座っても、幕が開くことを静かに願いながら開演アナウンスを待ちたいと思います。


 

 本日の星組公演初日が無事に幕開くことを心の底より願っています。そして、昨日発表された新人公演含む東西全日程休演の茉莉那ふみさんが次の星組公演では元気な姿を見せてくださることを祈っています。



 それでは、星組の皆様の輝きを浴びに、大劇場に行って参ります……! わくわくドキドキそわそわ楽しみです!!!




 追記

 スチール確認したのですが、ショーのビジュアルが想像と違ってとてもとてもとても好みで好みで好みで、ほ、星組最高〜!!! 齋藤先生ありがとう〜!!! の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。ありがとうございます!!!


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