雪組初日、雪組初日、月組初日、星組千秋楽などなど、全組追いかけている人間にとって先週は大変目まぐるしく過ぎていき、
「宙組さんに触れたい、宙組さんのことを話したい……!」と思いながらも駆け抜けてしまったわけで、話の乗り遅れなが半端じゃないのですが、宙組さんの次の別箱公演が発表されました。
■主演・・・真風 涼帆
◆東京国際フォーラムホールC:2023年1月9日(月・祝)~1月19日(木)
真風涼帆リサイタル
『MAKAZE IZM』
構成・演出/石田 昌也
■主演・・・鷹翔 千空
◆宝塚バウホール:2023年1月5日(木)~1月16日(月)
バウ・ドリーミング
『夢現(ゆめうつつ)の先に』
作・演出/生駒 怜子
以上が2023年の宙組のスタートとなる別箱2公演なわけですが、
まずは、鷹翔千空さん、バウホール初主演おめでとうございます!
体感的には遅いくらいで、遅いからこそ、もう鷹翔さんにバウ主演は回ってこないのかもしれない……と打ちひしがれていたのですが、ここにきて単独バウホール主演!
嬉しい……! 嬉しい〜!!!
新人公演主演を務めたのが早かったからこそ、バウ主演がなかなか回って来ないなあ、もやきもきしていたのですが、学年的には程良いときにバウ主演ということになりました。
鷹翔さんの貫禄ゆえなのか、瑠風さんとセットなことが多かったからなのか、個人的には101期より上に感じる鷹翔さんのしっかりした舞台、とても楽しみにしています。
また、演出家の生駒 怜子先生も今回がバウデビューということで、鷹翔さんに対してどんな当て書き作品を作られたのか、舞台の幕開くその日がとても楽しみです。
轟さんが退団されたことにより、どの組も主演が回ってくる生徒が例年より増えています。
そのため、バウ主演をした全員が全員、順調に路線の階段を上がっていけるわけではありませんが、チャンスはチャンスです。
回ってきたチャンスを存分に活かし、是非とも、主演舞台の真ん中で、爪痕を残しまくって欲しいなと感じます。
路線が詰まり気味の宙組で、足踏み状態が続きましたが、鷹翔さんがこれからどんなふうに羽ばたいていくのか、見守らせていただきたいですし、応援してきいたいなと思います。
そして、もう一つの公演についてなのですが、真風さんは再びリサイタルが回ってきました。
コンサート2回目の公演後に退団された明日海さんのことを思い出し、真風さんもいよいよなのかな……と思うのですが、芹香さんが全ツを回らなさそうで「???」と首を傾げています。
トップスターになる前、全ツを回るのがいつもの宝塚なのですが、コロナだからなのか。はたまた、「芹香さんだから」なのか。
長期二番手だからこそ、たくさんのことを既に経験してきた芹香さんは、トップになるまでに通常ルートを辿らない可能性も十分あるのですが、「ん〜???」と、首を傾げたくなります。
不思議に思いつつも、芹香さんも桜木さんも瑠風さんも真風さんのリサイタルに出演するとなれば、それもまた豪華で盛り上がるだろうな〜見てみたいな〜とオタク心がくすぐられます。
それと同時に、芹香さんの全ツかディナーショーもやっぱり見たいな〜の気持ちになります。
昨今では、長期二番手経験者は芹香さん以外いらっしゃらないのですが、芹香さん自身も宙組にとっても良き未来が待っていたら良いな、と思います。
そして、前回『FLY WITH ME』もなのですが、公演発表と同時に潤花さんの名前も一緒に発表しない意図が掴めないですよね……。出演するなら、真風さんと一緒に名前を発表してあげたらいいのに、意地悪なことをするなあ……などと、少しだけ思いました。
真風さんの任期や、鷹翔さんがバウ主演を掴んだことにより、退団や組み替えなど、2023年の宙組は人事的にとても大きな動きがありそうです。
宝塚の世界は、未来のことを考えると、わくわく感と共に寂しさを感じてしまうものではありますが、個人的には「今の宙組」が大っっっ好きなので、「今の宙組」を悔いなくしっかり目に焼き付け、しっかり楽しみたいと思います。
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そして、とても辛いのですが、本日、 雪組公演『心中・恋の大和路』の公演中止が発表されました。
今日(26日)から梅芸DC千秋楽 (28日)までの中止が決定し、それに伴いライブ配信も中止が決定しました。
あんなにも素敵な公演の幕が開かないことが悔しくて悔しくて堪らないのですが、どうが罹患された方が何事もなく回復しますように。
そして、日本青年館ホールでは幕が開くことを、雪組生と専科の皆様全員が元気に舞台に立たれることを、心中の映像が収録されることを、心の底より願っています。