ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

宙組、最高演目到来と退団について

 2023年公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の宙組上演作品が決定いたしました。


 その名も、『カジノロワイヤル ~我が名はボンド〜』


 脚本・演出は、 1本物と言えばの小池修一郎先生です。 小池先生が宝塚で新作を上演してくださることはもうないのかな……と近年寂しかったのですが、久しぶりの新作が本当にうれしいです。

 いろいろ言われることもありますが、やはり小池先生の1本物は見応えがあるものが多く、本作もゴージャスでスタイリッシュでロマンティックな作品に仕上がるのではないかと期待できます。



 〜我が名はボンド〜という副題個人的にはがちょっぴりダサいような気もするのですが、あの有名な『007』 を、いよいよ宝塚で上演する日がやって参りました。


 オーシャンズ11 を宝塚で上演したときから、いつか 『007』を上演するんじゃないかなあ〜と漠然と考えていたのですが、 本当に 『007』 を宝塚で上演するなんて。 これはまた贅沢でゴージャスで潤沢な舞台になるのだろうなあ。と、豪華な舞台を想像しては、今からウキウキしてしまいます。



 真風さんがジェームズボンドを演じるのなんて、「似合うこと確定」 なので、とっても楽しみです。

 それにしても最近、 宙組さんの演目がことごとく 「当たり」 だな、と感じます。(それはそれとしてカジノロワイヤルということで、あの拷問シーンは無しの方向でお願いしたいです)


 何はともあれ、本作が、小池先生の新たな、そして真風さん・潤花さん率いる宙組の代表作になればとても嬉しいです。




 それにしてもなのですけれど、 宙組は2番手である芹香さんの 「長期2番手」がいつも注目されます。毎回、それだけたくさんの人が芹香さんがトップになることを望んでいることがひしひしと伝わってきます。

 芹香さんが二番手になったのは2015年の花組公演『宝塚幻想曲』からなので、本当に長いですもんね……。2023年になると、2番手になってから9年目に突入するのですから、「そろそろトップにしてあげてほしい」という気持ちも痛いほど分かります。

 それに伴い、 「真風さんの退団」 も、 頻繁に話題に上げられます。 各組トップスターは1名なので、この2つの話題がセットなのは仕方のないことだと感じます。


 真風さんはこの作品にて、 トップスターになってからの大劇場公演は9作目です。 長期トップスターだった明日海りおさんが10作目での退団だったので、『カジノロワイヤル』以降の作品で退団することも十分考えられると思います。


 本作は1本物であり、「1本物作品で退団して欲しくない」 という意見の方も多く見られます。 ショーのない本公演が退団公演であるべきなのかどうなのか、また意見が割れそうなのですが、 個人的には、 「男役の集大成になりそうなスーツ物で小池先生の新作、 最高の舞台が整っているなあ」と感じます。

 もしもこれが退団公演ならば、 小池先生がとにかく「男役としての真風さんのジェームズボンド像」にこだわってくださりそうで、名作になる予感をひしひしと感じます。



 そして、在籍するジェンヌさんが若返っている今だからこそ、個人的には真風さんは「退団」ではなく、 轟さんのように末永く宝塚でご活躍をしてくださったら嬉しいな、と考えています。



 なので、「この男役の集大成のような作品で、 男役としての美学を更に魅せ、そして専科の路に進み、各組にその美学を魅せ続けていってほしいな」 というのが個人的願望です。



 少しだけ退団について記してしまいましたが、『カジノロワイヤル』にて、真風さんや潤花さんが退団されるのかどうか、それは発表があるまで誰にもわかりません。とにかく、 「今の宙組」で本作品を上演してくださるのが、 本当に楽しみだなというのが率直な感想です。



 ハイローの次の大劇場公演が007という、ハイカロリーで濃い演目の連続ではありますが、どちらもとても人気作になりそうです。
 そして、その期待に応えてくださるだろう今の宙組の皆様のご活躍がとても楽しみです。



 わたし含め、『カジノロワイヤル 〜我が名はボンド〜』 を観たいすべての方々が無事にチケットがゲットできますように。


 今週から上演される『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』および『Capricciosa!!』はもちろんのこと、2023年の宙組公演も、今からとっても楽しみです。


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