ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

月組千秋楽に行ってきました……!


 宝塚大劇場の周辺が、心地よいほどの晴天に恵まれた今日という日は、月組宝塚大劇場公演 『応天の門』 『Deep Sea 海神たちのカルナバルー』の千秋楽でございました。


 月組の皆さま、大劇場完走、 本当に本当におめでとうございます。

 そして退団者の皆さま、 大劇場ご卒業、本当におめでとうございます。


 幸いなことに、客席で拝見させていただいたのですが、千秋楽の空間は、 本当にあたたかさと愛に包まれているなと実感させていただきました。


 もう本当に、心の底から、素晴らしい千秋楽だったという喜びでいっぱいです。



 退団者を悔いなく見届けたいこともあり、本演目を10回ほど観劇させていただいたのですが、 お芝居 『応天の門』は、脚本にそれほどの緩急や派手さはありません。

 しかしながら、原作の質の良さ、田渕先生の原作への愛、月組の皆様の奥行あるお芝居や丁寧な役作り、テンポの良い芝居、歌のうまさ、下級生に至るまでの楽しそうな小芝居によって、原作ファンにも観ていただきたいと思うような、本当に素敵で見応えと芯のある作品に仕上がりました。

 月組の皆様のストレスフリーで見事なお芝居、本当に感無量でございます。原作ファンとしても、今の月組でこの物語が紡がれたこと、本当に本当に幸せです。素晴らしいクオリティの舞台をありがとうございました!



 また、ショー 『Deep Sea』 は、 久しぶりの月組ラテンショーだったのですが、 一見クールに見えてその実、内に熱いものを秘めた今の月組の男役から娘役に至るまでの格好良さや美しさ、歌のうまさや楽しそうに踊る姿など、体感5秒で終わってしまう本当に本当に楽しさが詰まりまくったショーでした。

 さらに、初の試みであった役替わりエトワールは、5人の凛とした娘役さんたちが、それぞれの声色を活かした素晴らしすぎる歌声を披露してくださりました。

 大劇場千秋楽は、 きよらさんのエトワールが劇場中に広がったのですが、 もっともっと聴いていたくなるような広がりと美しさのある澄んだ歌声は、頭の中を心地よくしびれさせるほど素晴らしく、本当に月組の宝物のような娘役さんだと再実感いたしました。




 そして、 千秋楽の素晴らしすぎるお芝居とショーの後、退団者7名の方々のご挨拶がありました。

 光月組長が今回は退団者であり、組長になる梨花さんはまだ専科の方なので、今日は副組長である白雪さちかさんがご挨拶をしてくださりました。


 とてもご立派な白雪さんの挨拶に、もう涙腺は限界で、退団者ひとりひとりへのメッセージが、白雪さんのお人柄がにじむような、あたたかな愛に包まれていて、泣きに泣いてしまうほど、本当に素晴らしかったです。


 光月るうさん、千海華蘭さん、 朝霧真さん、清華蘭さん、 結愛かれんさん、 花時舞香さん、 蘭世恵翔さん。


 白雪さんから紹介された7名の方々は、配属されてからずっと月組の舞台で、芝居に歌にダンスに、それぞれの得意分野で唯一無二に輝き続けてくださいました、本当にかけがえのない方たちでございます。


 噴き上げる魂にて、退団者全員の格好良すぎるそれぞれよ個性あふれた踊りが本当に大好きなのですが、挨拶でも、ひとりひとりが凛とした花のように、とても格好良くて素敵な挨拶を披露してくださいました。

 退団者の皆様の素敵な笑顔は、どうしてこんなにも清々しくて美しくて、そのお言葉は、どうしてこんなにも胸を打つのでしょうか。


 特に、光月組長のご挨拶は、格好良さはもちろん、男前で、明るくて、強くて、たくましくて、ユーモアさえ忘れない、21年間月組で輝き続けた光月るうさんそのもので、本当に胸がいっぱいになりました。


 この、どこまでも穏やかで、どこまでもやさしくて、どこまでもチャーミングで、どこまでも月組への愛にあふれていた光月組長のお言葉が、いつも、いつも、本当に大好きで大好きでたまりませんでした。お花渡しに夏月さんがきてくださったのも、とてもとても嬉しかったです。


 月城さんと退団者の皆様が並んだとき、ぎゅうぎゅうにくっついているのが愛しくて仕方なかったのですが、月城さんの素直で簡潔なご挨拶も、懐の広さも、退団者の皆様の一言での月組全体のあたたかさも、結愛さんの「涙が出ちゃうかも」って泣いちゃうところも、そんな結愛さんの肩をやさしく触る朝霧さんも好きが全部詰まっていました。本当に月組生全員大好きです。



 退団者の皆様の最後の活躍に泣き、月城さんや海乃さん、鳳月さんや風間さんをはじめとする月組の皆様の安定感に心地よさを覚え、最下級生まで活躍するショーでは、また新たに目を離せない下級生と出会い、 個人的には濃密で、あっという間の一か月公演でした。


 退団者の皆様がもう大劇場に立つ日は来ないのだという事実は、本当に寂しくて仕方がないのですが、 今日、誰よりも幸せそうな退団者7名の方々の素敵な笑顔を拝見させていただき、寂しさよりも、この日を無事に迎えられましたことが、本当に本当に有難くも尊いことだと感じるに至りました。


 退団者の皆様、今まで月組の舞台にて、素敵な思い出をありがとうございました。 東京公演でも、皆さまが元気で、 そして幸福の中、舞台に立ち続けることが出来ますことを心の底より願っています。


 改めまして、 月組の皆様、 大劇場千秋楽お疲れさまでした。 そして、素敵な時間をありがとうございました。舞台に向き合う姿はどこまでも真摯で、組の雰囲気はあたたかい。そんな月組の皆様が、本当に本当に大好きです。

 東京公演も、新人公演含め、無事に初日から大千秋楽まで完走できますことを心の底から祈っています。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村