ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

サロコン出演は一人?〜【月組】光月組長に思いを馳せる〜


 まずはじめに、宝塚ホテルで開催される『光月るう サロンコンサート』のチケット発売が、 明日2023年2月15日 (水) 10:00~ より専用回線の電話にて開始されます。


 (この専用回線での予約の取り方は改善の余地しかないので、いつか販売方法が変更されますことを心の底から願っています)


 肝心のサロンコンサートについてなのですが、ここまできても発表されず、出演者の欄に「その他」の記載もないので、どうやら単独のサロンコンサートになりそうです。


 いやはや、出演者ひとりというのは、かつて開催されていたイゾラベッラ サロンコンサート(宝塚大劇場 イタリアンレストラン「イゾラベッラ オペレッタタカラヅカ」にて実施されていたアットホームサロンコンサート) を思い出しますが、最近ではあまりない現象です。



 最近のサロンコンサートでは出演者複数人が当たり前だったので、てっきり他の出演者もいらっしゃるかなと考えていましたが、大好きな光月組長の濃い魅力が詰りまくった単独サロンコンサートになりそうでとても楽しみです。


 しかしながら、とても楽しみな反面、月組生たちとわちゃわちゃしている姿が観たかった気持ちと、ひとりで歌い続け、喋り続けるのはお身体の負担にならないかがとても心配なのも正直な気持ちです。


 いつだって元気いっぱいでチャーミングな光月組長ですが、 大劇場公演と東京公演の間の日程、 しかも2日間開催(2013年3月9日 (木) 10日 (金)) なので、 どうかお身体を壊されませんことを何より祈っています。


 サロンコンサートのチケットをゲットすべく、 明日はわたしも出来るだけ電話を頑張ってみようと思うのですが、もうチケット販売時期なんだなあ……と、 退団が近づいている事実にとてもしんみりしてしまいます。



 ということで、本日はたくさんの人が退団を惜しむ素敵すぎる 月組の男役光月組長に思いを馳せてみたいと思うのですが、本当に好きな役柄ばっかりで、すべて取り上げることが出来ないため、特に大きな役について記していきたいと思います。



 はじめに、光月組長は星組公演 『プラハの春』 『LUCKY STAR!』で初舞台を踏んだ88期生の男役さんです。

 その後月組に配属され、 今日に至るまで、月組のさまざまな舞台にて、それはそれは大活躍されてきました。


 光月さんは新人公演主演こそ担ってはいませんが、学年が上がるにつれ、その抜群の演技力ゆえに 「舞台で欠かせない大役」 をいくつも任されるようになりました。


 特に、2018年の月組副組長に就任、その半年後に月組組長に就任してからというものの、比重の大きな役が光月さんにはたくさん回ってきました。
 そして、どんなに大きな役でも、わたしたちの期待を裏切らず魅了し続けてくださいましたし、その結果、こんなにもたくさんの方々が光月さんの退団を惜しむまでに至りました。


 特に『IAM FROMAUSTRIA』 では、チャーミングで明るいエルフィー・シュラットという女性役を担いました。力強い歌声と、ミスした時の愛らしさ。コミカルな演技で日本初演となる本作を大いに盛り上げてくださいました。


 珠城さんと美園さん退団公演である『桜嵐記』 では、月城さん演じる正儀の老年期を演じられたのですが、ストーリーテラーでもある本役をとても丁寧に演じられ、その風格もさることながら、悲しくも美しい物語の儚さと温かさを、舞台の要所要所で醸し出してくださいました。


 珠城さんから月城さんに、美園さんから海乃さんにトップコンビが世代交代してからも、光月さんの活躍の場はますます広がり続けました。


 月城さんと海乃さんのプレお披露目公演である『川霧の橋』 で、 光月さんは 「源六」 役を担っているのですが、 エゴを貫く源六さんの、だけど厭味ったらしくならないところ。手の震えなどの演技も凄まじく、病気前後の佇まいの違い、憔悴しきる姿に本当に胸打たれました。


 『今夜、ロマンス劇場で』の本多正役でも、過去の悲しみを抱いて生きているお役で舞台を惹きつけ、さらには『グレート・ギャツビー』のジョージ・ウィルソン役にて、しがない男の、奪われてきた男の、物語後半の狂気的演技に背筋が震えたのを今もはっきり覚えています。


 上記意外にも、さまざまな舞台でさまざまな役柄に本当の命を吹き込んでくださった光月さんの演技に、長年魅せられ続けてきましたが、 たくさんの方から愛される光月さんは、コンサートにも頻繁に出演していました。


 一番印象深いのは、組長になってから出演した美弥るりかさんのディナーショー 『Flame of Love』 です。

 「るう子」と名乗る女性の姿で美弥さんとデュエットされるのですが、 トークコーナーでも愛らしさが爆発していて、 美弥さんとともに会場中の笑いを掻っ攫っていました。(今回のサロンコンサートでも、格好いい姿はもちろんのこと、どんなお茶目な姿が拝見できるかとても楽しみです)



 たくさんの上級生から愛され、たくさんの同期から頼られ、たくさんの下級生から慕われ続ける光月組長。


 今回の『応天の門』 『Deep Sea-海神たちのカルナバル‐』で退団されることが、本当に寂しくて仕方がないのですが、今まで光月さんからいただいた素敵な思い出をこれからも大事にし続けたい気持ちでいっぱいです。


 また、退団公演を拝見できる回数も限られていますので、どうにかこうにか、明日販売されるサロンコンサートチケットをゲットできるようチャレンジしたいと思います。


 公演での出番の多さとサロンコンサート準備で大変だとは思うのですが、どうか光月るうさんが元気と健康に恵まれますことを、宝塚人生最後のその日まで男役を全うし続けられますことを心の底から願っています。



にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村