ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

大阪に最高の劇場が誕生するかもしれない話

 皆さま、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、2024年に商業施設がオープンするのをご存じでしょうか。


 数年前から、(大阪駅直結の、なんか新しくて大きい施設ができるんだなあ)と漠然と知ってはいたのですが、先日、その建物の名称が 【JPタワー大阪】 に決定したとの発表がありました。


 併せて、「JPタワー大阪」 内の商業施設名称が 「KITTE 大阪」 に決定したとのことです。


 そして、ここからが本題なのですが、 「JPタワー大阪」 は、 商業施設をはじめ、劇場・ホテル・オフィスといったさまざまな機能を備えた大型複合施設だそうで。


 そう、わたしたちの大好きな 「劇場」 が、 大阪駅直結の好条件の場所に新たにつくりだされるのです。 (※株式会社MBSライブエンターテインメントが運営されるとのことです。)


 そして、この劇場に関して、 パンフレットが公開されていたので、 ざっくり目を通したのですが、いやはやこれは、なんだか久しぶりに期待が持てそうな劇場が誕生しそうで、胸ときめいてしまいました。

 (最近誕生した劇場は、蓋を開けてみれば、なんで……とがっかりするものが多かったのです)



 どこに期待が持てそうだったか。素人がざっくりと目を通しただけでも魅力的だなと感じたのが、


 ①音場支援システムにより (AFC)導入により、客席や舞台上の台詞の響きもコントロールが可能


 ②客席は余分はエアボリュームをなくし、 どの席からでも見やすい配置


 ③つま先スペースにゆとり。 さらには膝裏圧迫のない楔型座面


④ 女性用化粧室は男性の倍以上を確保。 一方通行で整列同線も考えられた配置。


 ⑤1289席に加えて、 1F席通路は立ち見可能


 ⑥奈落、オケピ、脇花道を装備


 ⑦ 舞台~脇花道~ 1階席中通路が同一高でつながり、 銀橋使いが可能に



 ということで、特に④のトイレが宝塚と同じ方式になりそうなところがまずはポイントが高いですよね。

 別箱公演で一番困るのは、トイレの個数が少ない劇場の場合、幕間で早めに並ばないとトイレが間に合わないことでして。

 水分を控えたくても劇場は乾燥していることが多いので、水分はとりたい。そして舞台が始まる前にトイレにもきちんと行きたい。

 観劇には上記のような葛藤があるので、トイレ問題が起きないところは、まずなにより嬉しいポイントです。



 また、 ⑦に銀橋というワードがあったので、大劇場よりキャパは小さい劇場ではありますが、銀橋渡りが観れるかもしれない事実にときめいてしまいました。 え〜そんなのどんな劇場になるのか楽しみすぎませんか?

 しかもイメージ図を見る限りバルコニー席がなさそうで、期待が持てそうです……!



 宝塚がその劇場を別箱で使用するかは分からないのですが、 1300席ほどのキャパなので、西だと梅芸よりは小さく、 梅芸DCより大きめ。

 東だと、ちょうどブリリアやKAATくらいのキャパなので、別箱公演にはおあつらえ向きだと思われます。


 また、立地条件は非常に良好ですし、 万博に合せて出来る商業施設なら、アンバサダーを担っている生徒さんのいる宝塚がこの劇場にて公演をすることも、かなりしっくりくるなあと、勝手にひとりで夢を広げております。


 音がよくて、見やすくて、足元が快適で、 銀橋があるかもしれなくて、トイレはスムーズで、駅近で。これ以上ない好条件がズラァっと並んでいて、本当に夢のようです。

 変な手すり、見切れがないかなど、完成するまで心配な点もありますが、ここまでの好条件を揃えている時点で、そういう初歩的なミスはしてこないだろうと願っています。


 というのも、いくら素晴らしい舞台でも、使用する劇場に台無しにされることってあると思うんですよ。

 音響が最悪で音が割れまくる、手すりや見切れで舞台が見えない、座席の間隔が狭すぎる、劇場内の施設などなど。 さまざまなポイントで、 せっかくの観劇が、せっかくの舞台が、せっかくの熱演が、がっかりしたものになった経験は何回かありまして。

 それは演者さんやスタッフの皆さんのせいではなく、劇場に問題がある場合が多かったなあ……と。


 一番後ろの客席や、一番端の客席含め、 「どの座席に座っていても、 観客全員が舞台に集中できて楽しめる設計の劇場で公演をしてほしい!」と言うのが、個人的な願望でして。

 それにうってつけの新しい劇場が出来るなら、ぜひ宝塚でも使わせていただきたいなあ〜と。勝手にそんなことを思わせていただきました。



 個人的には、前の席に背の高い方・座高が高めの方が座っても舞台がしっかり観えるつくりの劇場が大好きなのですが、どんな素敵な劇場が完成するのか、今からとっても楽しみです。




 さて、「KITTE 大阪」のグランドオープンは2024年7月に予定されていますが、西に住む人間としては、 大阪・関西万博とともに、活気があふれ、末永く愛される場所になれば嬉しく思います。


 また、この劇場にて、宝塚が上演するかしないかはまだ分かりませんが、 たくさんの人に「素敵な劇場だった」と感動してもらえるような、そういう素晴らしい劇場になりますことを、今から心の底より願っています。



 注目されるだろう新しい劇場のこけら落とし公演が何になるのか、宝塚の演目でもそうではなくても、発表される日が今からとってもとってもとっっっても楽しみです!

 そして、あわよくば、宝塚の公演でも使用させてもらえますことを今からひっそり、心の内で祈っています。


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