ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

また上級生……ショックな花組退団者について思うこと

 本日は花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』集合日だったようで、その他配役発表および退団者発表がありました。


 『鴛鴦歌合戦』をアマプラで予習したので、配役発表を楽しみにしていたのですが、やはり集合日につきまとう退団者発表のショックで、ちょっと配役に触れる余裕がありません……。退団者0人の夢は途方もないですね……。



 肝心の退団者についてなのですが、 まずは本日付 (2023年5月23日付)で107期の静乃 めぐみさんの退団が発表されました。


 いやもう、個人的にとてもショックで……。『元禄バロックロック』 『The Fascination!』 の際に休演されていたこともありましたが、大きな目とはつらつとした声がとても印象的で、まだまだこれからの娘役さんであり、この先のご活躍をとても楽しみにしていただけに、もう静乃さんが宝塚の舞台で輝く姿を拝見できない事実が本当にショックでたまりません。


 本日付の退団発表は、 お別れの時間もないので寂しさにふけってしまうのですが、静乃さんのこれからの人生が幸福で満ちたものになりますことを心の底より願っています。



 そして、2023年10月8日 (花組東京宝塚劇場公演千秋楽) 付の退団者も発表されました。


 航琉ひびきさん(93期)

 和海 しょうさん (94期)

 春妃 うららさん(97期)


 ずっと応援してきた、大切な花組上級生3名の方々の退団発表、かなり衝撃的で、今なお心臓が痛いです。


 最近花組副組長に就任されたばかりの航琉ひびきさん。航琉さんの退団によって、ますます 『二人だけの戦場』 を生で観劇できなかったことが悔いても悔やみきれません。

 複雑なクェイド少佐の演技、苦悩、画面越しでも本当に素晴らしく、いつもあたたかくてやわらかな航琉さんとはまるで別人のようで、本当に魅入ってしまいました。航琉さんの演技を花組で拝見できなくなること、本当に寂しい気持ちでいっぱいです。



 和海しょうさんは花組男役さんの中でも代表する美声の持ち主で、 同期の羽立さんとともに、 和海さんの歌声が劇場に響く時間がいつも大好きで大好きでたまりませんでした。

 特に花組全国ツアーの『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』での圧倒的な安定感と頼もしすぎる大きな存在感は、花組の舞台に欠かせないと改めて思わせてくださる素晴らしさでした。歌だけでなくお芝居も表情も本当に最高で舞台技術が素晴らしくて、これからももっとご活躍を拝見したかった和海さんの退団が本当に惜しくてたまりません。




 春妃うららさんは今の花組において、 とても大切な上級生娘役ポジションを担ってくださっています。花組の娘役と言えばこの方と言いたくなるようなお手本みたいな娘役さんでした。

 最近だと『うたかたの恋』のステファニー役、本当に良質で、 水美さん演じるジャンとのダンス、固唾を持って見守ったのを昨日のことのように覚えています。
 品と麗しさとプライドを兼ね備えたステファニーを見て、たくさんの方々がこれからも春妃さんの花組での活躍を願ったと思うのですが、ああ、 退団……。本当に退団されてしまうんですね……。



 退団者への思いを綴るにあたり、上級生の皆様の退団はやはり在籍年数が長い分、わたしたちファンにとって思い入れが強い方々ばかりで、『鴛鴦歌合戦』の配役に触れる余裕もないほど本当にショックな気持ちでいっぱいになりました。花組の舞台にで、もっともっと、皆様のご活躍を拝見し続けていたかったのが正直な気持ちです。


 また、最近、各組上級生の退団が続いているのでとても寂しいのですが、航琉さんの退団により 93期は彩風さんと芹香さんの2名に。 和海さんの退団により 94期は4名になってしまうのだなあと。この新陳代謝こそ宝塚のあるべき姿ではあるのですが、永遠はどこにもない現実に寂しさも感じてしまいます。


 大好きな方々の退団発表が本当に寂しくて、宝塚ファンとしては何百回この退団発表を経験しても、本当にこの日だけは一生慣れることがないのですが、退団者の皆様の宝塚人生最後の日まで、精一杯応援させていただけましたら幸いです。


 最後に。退団される方々が今回限りで花組の舞台に立たれることはないのだと思うと本当に寂しくて涙がこぼれるのですが、皆様の退団公演が最高に幸せなものでありますことを心の底より願っています。


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