ワッフルと宝塚のブログ

宝塚がある世界に乾杯

さよならチケット。星組公演『1789』中止延長について思うこと


 鳳月さんのディナーショーが初日を迎え、星組ananが発売され、大路りせさんの完全復帰が発表された本日、このまま素敵なお知らせが続いて欲しかったのですが、言葉にできないほど悲しくて落ち込むしかない発表がありました。


 星組 宝塚大劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』が、引き続き、6月15日(木)までの公演を中止するという発表です。


 なお、6月16日(金)以降の公演実施については、6月14日(水)午前中までに案内があるとのことです。


 再度の公演中止期間延長が発表され、もうほとほと力が抜けそうになってしまったのですが、次は午前中までに案内があるとのことなので、6月16日(金)以降は公演実施の見込みが高いのかな……と縋るような気持ちになりました。


 そして、もう、ここからは完全にわたくしごとですが、本当に残念なのですが、希望だった最後のチケットがこれにて完全消失してしまいました。


 もう本当に……本当に……言葉にできないほど悲しい気持ちでいっぱいでして。仕方ないと分かっていても、1789をモチベーションに仕事をしていたので、大人なのに本気で泣いてしまうのですが……もう……もうね。瀬央さんの星組最後のお誕生日公演も中止が決まってしまってもう本当に……いろいろ辛いなあ……と顔を覆ってしまいます。


 もっともっと、星組1789を愛でたかったな、と。そういう気持ちでいっぱいなのですが、8年ぶりの再演はまさに夢のようで、本当にいい夢を見させていただきました。


 演目が決まったとき。先行画像が発表されたとき。ポスター画像が星組らしさ全開だったとき。配役発表されたとき。制作発表が実施されたとき。毎週公開されるキャストボイスを読んでいたとき。礼さんの1789とロナンに対する熱い想いをたくさん窺えたとき。

 どの瞬間も本当に楽しくて、1789の初日が近づくたびに子どもみたいにドキドキして、ワクワクして、ソワソワして、本当に本当に楽しかったです。


 あと3回観れるはずだったものが全部白紙になってしまった辛さからはまだ立ち直れそうにはありませんが、そういう楽しかった気持ちをずっと覚えておきたいなと思いました。



 そして、何より心配なのは、体調不良の方々についてです。

 実のところ、こんなにも長期の公演中止になるとは思っておらず、相当辛い症状があるのではないかと本当に心配ですし、初日に合わせて星組の皆様ならびに輝月さんにはひどい無理をさせてしまったのかと思うと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 公演中止の事実は本当に辛くてたまらないのですが、どうか皆様がまずは無事に回復してくださることをただひたすらに願っています。



 また、今回の発表を受けて、大劇場で予定されている公演のうち、およそ半数の中止が決まってしまいました。ロナンに懸ける礼さんの想いや、有沙さんをはじめとする退団者の皆様の想いや、星組生としての瀬央さんの想いなどを考えると、もう本当に言葉になりません。


 1日でも早く1公演でも多く6月22日の新人公演含め上演出来ることを願う気持ちと、星組生や輝月さんやスタッフの皆様に無理をしないでほしいという気持ちが心の中でぐるぐる葛藤していて心の真ん中あたりが痛いのですが、どうかどうか、6月14日(水)午前中までにいい発表がありますことを心の底より願っています。





 最後に。ここ数年、公演中止という事態は頻繁に経験して参りましたが、それは何度陥っても慣れるものではなく、舞台をつくる側、観劇する側、双方にとって何より辛くて悲しくて苦しいことだと痛いほどに実感しています。


 体調不良に陥った方々は、今一番辛くて悔しい気持ちを抱いていると思います。ですが、どうかご自身を責めることなく、まずは無事に回復されますことを。そしてこれ以上同じような症状の方が増えませんことを。さらには、6月16日からは星組の皆様と輝月さんの全員が元気な姿で舞台に立てますことを心の底より願っています。


 わたし含め、たくさんの人にとって辛い発表になってしまいましたが、これから先、皆様に少しでも幸せに感じる瞬間が訪れますように。


 14日には公演再開のお知らせがありますことを、そして、そこからは一度として大切な公演が欠けませんことを心より祈っています。


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